Sinnò me moro

Amore, amore, amore, amore mio, In braccio a te, me scordo ogni dolore! Vojo resta co'te, sinnò me moro, Vojo resta co'te, sinnò me moro, Vojo resta co'te, sinnò me moro…  Nun piagne amore

Sinno me moro(Un maledetto imbroglio 刑事)

自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad, The Grapes of Wrath Jhon Steinbeck

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2023年6月24日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「何をしているの?」僕は言った。

 二人の見張り番は僕を見た、するとパイルは飛び掛かった、部屋の彼の側にステンを引っ張ろうとして。

 「それはゲイムなの?」僕は尋ねた。

 「僕はガンを持った彼を信用しない。」パイルが言った、「もし彼らが近付いても。」

 「今までにステンを使った?」

 「いいえ。」

 「それはいい。僕も持っていない。僕は装填してあったら嬉しいー僕達はそれに弾丸を込め直す方法を知ろうともしない。」

 見張り番は冷静にガンの喪失を受け止めた。一人は彼のライフルを下げ、彼の太腿に交差するようにそれを置いた:もう一人は壁にどさっと倒れ込み、まるで子供のように彼は暗闇で彼自身目が見えないと信じ込んだかのように彼の目を閉じた。おそらく彼はもう責任はないと嬉しかった。どこか遠くでグレンは再び始まったー3度爆発そしてその後沈黙。別の見張り人は彼の目を細めますますぴったりと合わせて閉じた。

 「彼らはそれを使えないとは思っていない、」パイルが言った。

164

2023年6月23日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

僕の肩に毛布を背負って、僕は、僕がそれを持ち上げた以上に注意深くトゥランクを下げた、するとその時ピタッと罠は命中した、サイゴンに向かう空がライトゥで赤々と輝き、爆発音が道路に轟きながら下降した。吐くに吐いたブレン(ガン)はゴロゴロという音が止まる前に再び静かになった。僕は思った「誰かがそれを持って来た、」やがてかなり離れた所で痛みと恐怖、或いはひょっとして大成功であれ、同時に叫んでいる声を聞いた。僕には何故か分からないものの、僕は、僕達が通って来た道路に沿って、背後から近付いている攻撃についてずうっと考えていた、そこで僕はヴィエトゥは、僕達とサイゴンの間、前もってそこにいるだろうという一瞬の公正の欠如感覚が僕にはあった。それは、それから遠ざかる代わりに危険に向かって無意識に進んでいるかのようだった、僕はピタッと、塔に引き返す、その方向に今歩いていた。僕は歩いた、それは走る事よりずっと音がしないから。それでも僕の体は走ろうとした。

 梯子の脚で僕はパイルに対して上に声を掛けた、「これは僕だーファウラ。」(その時でさえ僕は彼に対して僕のクリスチャンネイムを使う気に僕自身させられなかった。)小屋の中の光景は変わっていた。米の鍋が床の上で裏返しになっていた;一人の男は彼のヒプにライフルを固定して置き、パイルをじっと見ながら壁に凭れて座っていたそしてパイルは彼と別の見張り番との間に置いてあるステンガン上に彼の眼差しを据えたまま反対側の壁から少しずれて膝まづいていた。それはまるでそれに向かって腹ばいで進み始めたかのようだったが、停止させられた。別の見張りの腕がガンの方へ伸びた:誰一人闘わず脅しもしなかった、それは貴方が動くのを見られてはいけない、さまなくば再び始めるためにベイスに送り返されるあの子供のゲイムに似ていた。

163

2023年6月22日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

そこには星明かりがあったが月の光は全くなかった。月明かりは、僕に遺体安置書や大理石の板に覆われた陰影のない地球の冷えた浄化を呼び覚ます、しかし星明かりは生き生きとして、まるでじっとしていない、それは殆んどあの宇宙の誰かが善良な意志の声明書を伝えようとしているかのようだ、星の名さえ好意的なんだもの。ヴィーナスは僕達がアイス女の誰かで、大熊座は幼年時代の熊達だ、そして南十字星を僕は思う、それらに対して、僕の妻のように、信仰し、ベドゥの傍らでの好きな讃美歌或いは祈りであるかも知れない。一度僕はパイルがそうしたように身震いした。それにしてもその夜は結構暑かった、それぞれの側の浅い水の広がりだけが、ぬくもりに対して一種の冷却を供給した。僕は車の方へ向かって行った、僕が道路に立つと、間もなく僕はそこにはもうそれはないなと思った。それは僕の自信を揺るがした、それは、30ヤードゥ離れた所で次第になくなって行ったという事を僕が思い出した後でさえ。僕は折れ曲がった僕の肩共々歩かざるを得なかった:僕はより遠慮がちなその道筋を手探りで捜した。

 僕は毛布とカチっという音を得るためにトランクの錠を開けなければならなかった、そしてカチッという音とギーギー軋む音は静けさの中、僕をびくびくさせた。僕は人々で溢れる夜ならあるに違いない物音だけになる事を嬉しく思えなかった。

162

2023年6月21日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「時間は8-30になった。」

 「10時間、そして僕達は移動できる。」

 「その時分は実に冷え冷えするようになる、」パイルは身震いした。「僕はそれを予想もしなかった。」

 「そこいら中水だらけだもの。僕は車の中に毛布を持って来てる。」

 「それは安全?」

 「時間はヴィェトゥには早い。」

 「僕に行かせてくれ。」

 「僕は暗闇にはずっと慣れている。」

 僕が立ち上がると兵士らは食べるのを止めた。僕は彼らに話した、「僕は直ぐに戻るよ。」僕は僕の足を跳ね上げ戸の上にだらりと垂らして、梯子を見付け、下に降りた。会話がどれ程元気付けるのか、そりゃあ妙だ、特に観念的な話題となると:それは非常に不思議な周囲を正常化する。僕はもう怖くなかった:それはまるで僕が部屋を出たのに、議論を復活させるためにそこへ引き返そうとするかのようだった。見張り塔はカティナトゥ通り、マジェスティクのバー、或いはゴードン・スクェアから離れた部屋でさえあった。僕は僕の視覚を取り戻すために少しの間等の下に立った。

161

2023年6月20日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「何故僕達はやっと今気が付いたのか?」僕は言った。「40年前誰一人としてその点を語らなかった。」

 「それはその時は脅かされなかった。」

 「僕達のものは脅かされなかった、オウいや、しかし水田の中の人の個性について誰が気にするーそして誰が今もそうするか?一人の人間として彼を扱おうとする唯一の人は政治的代表だ。彼は彼の小屋に座って彼の名を聞き、彼の不平不満に耳を傾ける;彼は彼に教え込む事に一日一時間捨てるーそれは何でもない、彼は、価値のある誰かのように人並みに扱われているという事である。極東では個別の精神への脅威にあのオウム返しでは先に進まない。今に君達は君達を誤った側の上で見付けるーそれは個人を支持する彼らであり、僕達はまさに民兵23987、世界戦略の中の一つを支持する。」

 「貴方は貴方の言おうとする事の半分も言い表せない、」パイルがもどかしげに言った。

 「多分4分の3。僕はここで長い時を過ごした。君なら分かる、僕は雇われていない、それは幸運だ、それには事情がある、僕はやる気にされているのかも知れないーここ極東でだけどーまあ、僕はIkeを好まない。僕の好むのはまあこの二人。これは彼らの国である。何時になる?僕の時計は止まってしまっている。」

160


2023年6月19日月曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

彼らは彼らの平鍋を摘まみ上げ、また食べ出した、箸でこすり落として鍋の縁越しにパイルと僕を監視しながら。

 「だから貴方は我々が負けてしまったと思うのですか?」

 「それが肝心ではない、僕は言った。僕は君らが勝つのを見たいという特別な願望は持ち合わせていない。幸せになろうとするそこのその貧しい盗聴を僕は好ましく思うーそれが全てだ。僕は、彼らが脅えて夜の闇の中でじっと座っているしかなかったんだと感慨深い。」

 「貴方は自由のために闘うしかない。」

 「僕はここいら辺のアメリカ人の戦い振りを見て来たんじゃない。そして自由のためとはいえ、僕はそれがどういう事か分からない。彼らに聞けばいい。」

 フランス人の床の向こう側の彼らに声を掛けた。「自由ー自由って何?」彼らは米を啜り、彼らを睨んだが何も言わなかった。

 パイルが言った、「貴方は誰も彼も同じ鋳型で作られる事を望みますか?貴方は議論のために議論をしている。貴方は知的だ。貴方は僕がそうするのと同程度に個人の重要性を支持する。」

159

2023年6月18日日曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「僕達はここで同じ事をしようとしている。彼らを勇気付け、ささやかな装備とおもちゃ工業付きで彼を置き去りにするがいい。」

 「おもちゃ工業?」

 「君達のプラスティク。」

 「オウ、はい、僕は分かります。」

 「僕が何のために政治を語っているのか僕は分からなくなる。それらは僕に興味を持たせない、その上僕はリポータだ。僕は雇われていない。」

 「貴方はそうではないんですか?」パイルが言った、

 「議論を用いてこの血生臭い夜を「夜を通過しようとして、それが全てだ。僕はどっちつかずだ。僕はずっと報道して行きたい、誰が勝とうと。」

 「彼らが勝てば、貴方は虚偽を報道し続けるだろう。」

 「そこにはたいてい堂々巡りがあり、僕は僕達のどの新聞にも真実への並々ならぬ配慮に気付きもしなかった。」

 僕は僕達のそこに座っているという事実が二人の兵士を勇気付けたと思う:多分彼らは僕達の白人の声の響きー声は色をも帯びる、黄色人種の声が歌い、黒人の声がうがいをする、僕達のものはただ喋っている間は大勢の印象を与え、ヴィエトゥは距離を置いたままでいる。

158

2023年6月17日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

何故君達はそれを植民地主義と呼ばないの?」

 「それは植民地主義です。ヨークは、それは悪いシステムをそれに代え難くする善良な行政官がよくいると言っています。」

 「とにかくフランス人は毎日死んでいるーそれは精神的支柱の事ではない。彼らはこれだけの人々を半ば嘘で引っ張り続けている、君らの政治家達やー僕達ののように。僕はインディア(インド)にいた、パイル、そして僕は自由主義者は害を及ぼすと悟る。僕達には自由党ももうない―自由主義は他の全ての政党に汚染される。僕達は自由保守党員か自由社会党員のどちらかだ:僕達は皆立派な道義心を持っている。僕達は寧ろ搾取者である、誰が闘い何のために搾取し、そしてそれに伴って死ぬのか。バーマ(ビルマ)の歴史を見るといい。僕達は出掛け、その国を侵略する:その土地住民の部隊は僕達を支援する:僕達は勝つ:しかし君達アメリカ人のように僕達はあの当時植民地主義者ではなかった。オウいや、僕達は国王と共に平和を築き、僕達は、彼に彼の田舎を元に戻して手渡し、磔(はりつけ)にされ、鋸(のこぎり)で真っ二つに裂かれるべく僕達の味方を放置した。彼らは無実だった、彼らは僕達が留まると思った。しかし僕達は進歩的だったし、僕達は下手な道義心を望まなかった。」

 「それはずっと以前の話でした。」

157

2023年6月16日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 

 「ヨーク・ハーディングは非常に勇ましい男だ。何故か、カリア(朝鮮)で・・・」

 「彼は壊れた男ではなかったでしょ?彼は往復切符を持っていた。往復切符を持つ度胸は知性の訓練になる、修道士の、鞭打ちのように。僕はどれだけ耐えられるか?ああした哀れな悪魔達は平らな家を見付けられない。ハイ、」僕は彼らに呼び掛けた、「君らの名前は何と言うの?」知識は何とかして彼らを僕達の会話の輪の中に導くだろうと僕は思った。彼らは答えなかった:彼らの煙草の切れ端に隠れて僕達を背にただひそひそ話をしていた。僕達がフランス人だと彼らは思っている、」僕は言った。

 「それはその通りだ、」パイルは言った。「貴方はヨークに対抗すべきではない、貴方はフランスに対抗すべきだ、彼らの植民地主義。」

 「主義と政体。僕に現実を与える。ゴム農園主は彼の労働者を鞭打つー正当そのもの、僕は彼に対抗している。彼は植民地の公使によってそうするよう指導されたのではなかった。フランスで僕は彼は彼の妻を叩いたんだろうと推測する。僕は牧師に会った事がある、随分貧しく、彼はズボンの着替えも持っていない、カララ(コレラ)流行の中小屋から小屋へ一日15時間働きっ放しで、米と塩魚以外何も食べずに、古びた聖杯ー木製の大皿を伴う彼のマス(カサリク協会の儀式)を唱えながら。僕は神を信じないが今も僕はその牧師のおかげでいる。」

156

2023年6月15日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「もしインド‐チャイナがなくなれば・・・」

 「僕はその録音を知っている。サイアム(シャム)が消える。マラヤ(イギリス領マラヤ)が消える。インドネシアが消える。『消える』が何を意味するか?もし僕が君の神や別の人生に傾倒したら、5百年の内にニュー・ヨークどころかランダンもそこにないかも知れないと君達の金冠に逆らってとやかく言う僕の未来を賭けるに決まってる、しかし彼らは彼らの先の尖った帽子を被って長い竿で市場へと彼らの農産物を運んでいるだろう。幼い男の子らは水牛の上に座っているだろう。僕はその水牛が好き、彼らは僕達の臭いを、イウアラプ人のの臭いを好まない。そして覚えて置いてほしいー水牛の観点から君もまたイウアラプ人だ。」

 「彼らは何を彼らが言われようと信じる事を強いられる、彼らは彼らのために考える事を許される事はない。」

 「思考は贅沢だ。夜、彼らの泥の小屋に入って農民は腰を下ろし、神や民主主義について考えると君は思う?」

 「貴方はまるで国中農民であるかのように話す。教育された者はどうですか?彼らは幸せになろうとしていますか?」

 「オウ、いや、」僕は言った、「僕達は僕達の考えに彼らを持ち出す。僕達は危険なゲイムを教えた、そしてそれは、何故僕達はここで待っているのか、僕達は僕達の喉を切る羽目にならないよう願っているのかだ。僕達はそれらを切ったも同然だ。僕は君の友人ヨークもここにいればいいのにと思う。彼はどんなにそれを喜ぶ事だろうと僕は思う。」

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2023年6月14日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「僕は僕がリポートゥする何事も君の通信の大半よりずっと使命を果たしていると僕は信じている。」

 「煙草は?」

 「僕は吸わないー阿片を除いて。見張りに一本やってくれ。僕達は彼らと友人のままでいた方がいい。」パイルは立ち上がり、彼らの煙草に火を点けて戻った。僕は言った、「僕は、煙草は塩のように象徴的な意味があると感心する。」

 「貴方は彼らを信用しないんですか?」

 「いや、フランス将校は、」僕は言った、「こうした塔の一つで二人の脅えた見張りと一緒に一人で夜を過ごしたいのだろう。何故か、一小隊でさえ彼らの将校を越えて手を握る事を知られていた。時にヴィエトゥはバズーカ砲より拡声器と共により完全な成功を手にする。僕は彼らを非難しない。彼らはどちらも何事においても信じ合わない。君や君に似た者はまるで関心もない人々の援助という名目で戦争を作ろうとしている。

 「彼らは共産主義を望まない。」

 「彼らは十分な米が欲しい、」僕は言った。「彼らは標的になりたくない。彼らは何時の日にか、他と同様大量であればと欲する。彼らは彼らが何が欲しくても周囲が彼らに話す事を僕達の白い肌に求めはしない。」 

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2023年6月13日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「それらは彼のためにある。貴方はどんな精神的支柱も持たなかったんですか?神、例えば?」

 「僕には神に傾倒する理由はまったくない。君はどうなの?」

 「はい、僕はユニテアリアンです。」

 「人々は何億もの神を信仰するの?何故か、ロウマンカサリクでさえまるで異なる神を信じている、彼が脅え、また幸せで、また飢える時。

 「多分、そこに神がいても、彼にはひどく漠として彼はどれもこれも違うように見えてしまう。」

 「バンコクのあの大きなブダのように、」僕は言った、「君は即座に彼を一望できない。とにかく彼はじいっとしている。」

 「貴方はすっかり強靭であろうとすると僕は推測します、パイルは言った。「そこには貴方が信じざるを得ない何かがあります。何らかの信仰なしでは誰も生き永らえる事はできない。」

 「オウ、僕はバークレイアンではない。僕は故の壁に凭れた僕の背中を信じる。僕はそこを覆うステン・ガンがそこにあると信じる。」

 「僕はそんな事を言いたかったんじゃない。」

153

2023年6月12日月曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「ヴィエトゥが彼らを攻撃すればどうなる?」パイルは尋ねた。

 「彼らは発砲して逃げるでしょ。君は毎朝極東でそれを読む。『サイゴンの南-西駐屯地が昨夜ヴィエトゥミンによって一時的に占領されました』。」

 「それはひどい予想だ。」

 「僕達とサイゴン間、そこにはこんな40もの要塞がある。チャンスは何時もある、傷を負った、その他の奴にそれはあるという事だ。」

僕達はあのサンドゥウイチで済ませた。」パイルが言った。「彼らの一人は見‐張りを続けていると僕は思ってはいる。」

 「彼は銃弾が覗くかも知れないと心配している。」今は床の上で落ち着いたから、ヴィエトゥナム人は少し寛いだ。僕は彼らに幾らか同情を感じた:何時来るとも知らずヴィエトゥが水田を通って路上に這い上がるかも知れないと、毎晩毎晩ここに上ってじっとしている事は、それは不幸な訓練をした二人にとっても楽な仕事ではなかった。僕はパイルに言った、「彼らは、彼らが民主主義のために戦っていると認識していると君は思う?僕達は彼らにそれを説明するためにここにヨーク・ハーディングを持ち込むべきだね。」

 「貴方は何時もヨークを笑う、」パイルが言った。

 「僕は存在しない何かー精神的支柱について書く事に多くの時間を費やす誰も彼も嘲笑する。」

152

2023年6月11日日曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

沈黙が音の全てになった:貴方がそこに名を置けない物音ーひび、軋み、カサカサ、何か咳のようなもの、サラサラに。それから僕はパイルに耳を傾けた:彼は梯子の脚に間違いなく近付いた。「貴方は大丈夫ですか、タマス?」

 「上がって来なさい、」僕は叫び返した。彼は梯子を上り始め、黙っていた兵士たちは彼のステン・ガンを構えたー僕達が何を話していたかの会話を確かに聞いていたとは僕は思わない:それは間の悪い、びくつく対応だった。僕は恐怖が彼を機能停止状態にしたんだなと納得した。僕は軍曹ー少佐のように彼に避難を浴びせた、「銃を下に置きなさい!」そして僕は彼が分かると思うフランス製卑猥の類を使った。彼は自動的に僕に従った。パイルは部屋の中に姿を見せた。僕は言った、「朝まで塔の安全を提供された。」

 「良かった、」パイルが言った。彼の声は少々当惑していた。彼は言った。「ああしたマグの一つも歩哨の身に付けているべきじゃないの?」

 「彼らは撃たれたくはないんだ。君はライム・ジュースより強い物を持って来た方がいいと僕は願う。」

 「僕は次の機会にそうすると明言します。」

 「僕達はこの先長い夜を手に入れはした。」今はパイルも僕と一緒にいるから、僕は物音に耳を傾けなくなった。二人の兵士らも少し寛いだ様子だ。

151

2023年6月10日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

おそらく彼らは少しならある、僕は買えるといい。僕が周りを見てもそれらしい物は見えなかった。狭く丸い部屋の中、そこにはステン・ガンのための弾薬のボクス、小さい木製ベドゥ、そして釘にぶら下がった二つの荷物以外何一つなかった。残飯の入った二つの鍋と木の何本かの箸は、彼らが大した食欲もなく食べていたことを示した。

 「次の要塞まで僕達が乗るのに足りるだけでいいんだが?」僕は尋ねた。

 壁に凭れて座っている男達の一人ーライフルを持った1人が彼の首を振った。

 「もし君達ができなければ僕達はここに夜泊まるしかないだろう。」

 「それは禁止されています。」

 「誰に?」

 「あんたは民間人だ。」

 「誰も路上のそこいらに出して、僕を座らせ、僕の喉を切らせるつもりではない。」

 「あんたはフランス人?」

 一人の男だけが口を利いた。もう一人は彼の頭を横に向けたまま座っていた、壁の裂け目を覗きながら。彼は何も見えなかった、空という葉書の他には:彼は耳を研ぎ澄ましているようで、僕も耳を研ぎ澄まそうとした。

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2023年6月9日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 僕は恐怖の瞬間の人々の思いについて随分たくさん読んだ:神の、或いは家族、或いは女性の。僕は彼らの自制心に讃える。僕は僕の頭上の跳ね上げが水平ではない事を全く考えなかった:僕は止めた、それらの二つ目のために、存在するはずの:僕は気の利きように怖くなった。梯子の頂上で僕は僕の頭をどんと打った、恐怖が段を数え、聞き、また見られなくしたから。それから僕の頭は土の床の上に出たが、誰も僕を撃たず、恐怖は漏れて消えた。



小さなオイルラムプが床の上で燃え、二人の男は壁に蹲(うずくま)っていた、僕を見守りながら。一人はステン・ガンを、一人はライフルを持っていた、何れにせよ彼らは僕が現れたのと同様びっくりしていた。彼らは学生のように見えたが、ヴィエトゥナム人の年齢は太陽のように突如として下がるー彼らは少年でもあり、時に老人にもなる。僕は僕の肌の色や僕の目の形状がパスポートゥである事が嬉しかったー彼らは今も恐怖からでさえ撃とうとはしない。

 僕は床から出て上った、彼らを安心させるために話しながら、僕の車が外にあるという事を、僕がガソリン切れで走れなくなったという事を、彼らに打ち明けながら。

149 

2023年6月8日木曜日

The Quiet American Graham greene 成田悦子訳

 「僕は気を付けていなかった。」

 「僕もだ。次の要塞まで、それはおそらく少なくとも6キラミタだー1時間の歩行。」僕は3度呼び、沈黙は答えのようにそれそのものを繰り返した。

 僕は言った、「ここは空っぽのようだ:僕が上って見た方がいい。」オリンジに褪せた、赤いストゥライプのある黄色い旗が僕達がホア‐ハオの外で、ヴィエトゥナム軍の領土に入ったという事を表した。

 パイルは言った、「もし僕達がここで待っていたら車は来るだろうか?」

 「それはそうだが、彼らの方が先にやって来るだろう。」

 「僕は引き返してライトゥを付けようか?合図のために。」

 「善良な神よ、いや。それは今のままでいい。」今は梯子を探そうにもつまずく程、空が暗い。足の下で何かがひび割れた;僕は水田を横切って進んでいる音を想像してしまった、誰かに聞かれた?パイルは彼の輪郭をなくし、道路の端におぼろげに見えた。暗闇それが一度落下すると石のように落ちた僕は言った、「僕が呼ぶまでそこにいなさい、」それは彼らの逃亡の唯一の方法だった。僕は上り始めた。

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2023年6月7日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「ガス?」

 「そこにはたっぷり入っていた。僕が発車する前に満タンにした、テニインのああした厄介者達はそれをサイフンで‐吸い出した。僕は気付くべきだった。彼らの区域外で降ろす程度僕達に残して置くなんて、それは彼ららしい。」

 「僕達はどうしましょう?」

 「僕達はちょうど次の見張り塔に進めるよ。」

 ところが僕達は運に見放された。車は塔の30ヤードゥ以内に辿り着きはしたが捨てた。僕達は塔の足下まで歩き、僕は番兵にフランス語で上に呼び掛けた、僕達は友人であると、僕達は上っていると。僕はヴィエトゥナム人の歩哨に撃たれたくなかった。何の返事もそこになかった:誰一人外を見ていなかった。僕はパイルに言った、「君は銃を持ってる?」

 「僕はそういう物を持ち歩かないんです。」

 「僕もそんな事はしない。」

 最後の日没の彩は米のような緑色や金色で平坦な世界の縁の上に滴った:灰色の中間色の空に見張り塔が印刷物のように黒く見えた。時はほぼ外出禁止令の時間に違いない。僕はもう一度叫んだが誰も答えなかった。

 「最後の要塞から僕達は幾つ塔を通過したか君は知ってる?」

147

2023年6月6日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「何時君は発つつもり?」

 「分からない。彼らは6ヶ月の内に何か準備出来ればと考えた。」

 「君は6ヶ月を持ち堪えられる?」

 「僕は取り組んでいます。」

 「どんな理由を君は伝えたの?」

 「僕は経済大使に話しましたー貴方は彼に会ったージョウー多少なりとも実情を。」

 「僕が僕の女と君を離して、歩かせないようにしない僕は厄介な奴だと彼は思っていると僕は想像する。」

 「オウ、いいえ、彼は寧ろ貴方に味方した。」

 「車がパチパチ音を立て漏らしていたーそれは少しの間パチパチ音を立てていた、僕は思う、僕がそれに気付く前に、僕がパイルの無邪気な質問をテストしていたために:「貴方は率直に振舞いますか?」これは大変な純真の心理学の領域に属した、君はuなしでディモクラシや名誉について話した、そこではそれが古い墓石に綴られたように、そして同じ言葉で君の父親は何を意味したかを君は言おうとした。僕は言った、「僕達は走れなくなった。」

146

2023年6月5日月曜日

The Quiet America  Graham Greene 成田悦子訳

 「僕は今まで病気の彼女を知らない。」一つが背に沈むのを見守る、もう一つが天秤の上の分銅のように、姿を見せた。

 「僕は昨日彼女の姉妹がショピングに出るのを見ました。」

 「そこで彼女は中を見たくて君にお願いしたと僕は思う。」僕は言った。

 「実際に彼女は行った。」

 「彼女は簡単に希望を捨てない。」

 「希望?」

 「フオンに君を宛がう事を。」

 「彼女は君がどこかへ行こうとしていると僕に話した。」

 「これらの噂はあちこちで手に入れる。」

 パイルが言った「貴方は僕に対して率直に振舞いたい、タマス、貴方はそうしたくない?」

 「率直?」

 「ぼくは移動を申請しました、」彼は言った。「僕は僕らのどちらもいないのに彼女が一人残されるのを決して望まない。」

 「君の時間切れを君は見ようとしていると僕は思った。」

 自己憐憫を振り切って、彼は言った、「それに耐えられそうにないと僕は気付きました。」

145

2023年6月4日日曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方がたはカオダイストゥ領地の外出禁止令について心配する必要はありません、」司令官が独り善がりで言った。「何れにしても向こうに・・・確実に僕は明日貴方の車をサイゴンへ送り届けましょう。」

 「排気管は元のままにして、」僕は言った、すると彼は晴れやかに笑った、小奇麗で、効果的に、笑顔の軍人の省略形。


 Ⅱ


車の行列は僕達が出発したその時間まで僕達の前方に相当あった。僕はそれを追い越そうとしてスピードゥを増した、しかし僕達はカオダイストゥの区域から出てホア‐ハオの区域内へと追い越して行った、僕達の前に土煙さえ立てずに。日が暮れるとこの世は平坦で空しかった。誰彼となく伏兵の一団と付き合う、それは国の類ではなかった。しかし男達は道路の数ヤードゥ以内の水浸しの田に首‐深く彼ら自身を隠せた。

 パイルは彼の喉をすっきりさせた、そしてそれは親密な言動に近付きつつあるという合図だった。「フオンが無事であればと僕は願う、」彼は言った。

144

2023年6月3日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

彼女は一週間以上前に僕の手紙を受け取っていなければならなかった、それに僕が期待しなかった電報は来てはいなかった。しかしもし陪審員が十分長い間不在のままであれば、そこには囚人にとって希望がある。もう一週で、もし手紙が届かなかったら、僕は期待し始めて良いか?僕の周り中で兵士や公司の車が回転速度を上げているのが僕に聞こえた:パーティは次の年に向けて終わった。サイゴンへの帰りの殺到が始まり、外出禁止令が出た。僕はパイルを探すために外に出た。

 彼はまだらな日陰で彼の司令官と一緒に立っていた、それに誰も彼の車に何もしていなかった。会話は終わっている様子だった、喩えそれが何かについてだったにしても、彼らは黙ってそこに立っていた、お互いの礼儀正しさに強いられて。

 「さて、」僕は言った、「僕はオフになると思う。君らもそのままにして置いた方がいい、もし君らが外出禁止時間の前に中に入りたかったら。」

 「修理工は現れなかった。」

 「彼はすぐに来るでしょう、」司令官が言った。「彼はパレイドゥの中にいました。」

 「君らは夜を過ごせばいい、」僕は言った。「そこには特別な集団がいるー君らはそれを全く体験と見做すだろう。それは3時間は続く。」

 「僕は戻らなければ。」

 「君が今直ぐ出発しないのなら、君は戻れない。」僕はしぶしぶ念を押した、「もし君が良ければ僕が君を乗せてあげる、そして司令官に明日サイゴンへ君の車を送り届けて貰えばいい。

143

2023年6月2日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

もしこの大聖堂が20年の代わりに5世紀の間存在していたら、それは足の引っ掻き傷や風雨の浸食と共に或る種の理解を集めただろうか?僕の妻のように道理を弁えた誰かが人間の中に見出せなかったこの世で信仰に目覚めるものだろうか?またもし僕が心底信仰を求めたら、僕は彼女のノーマン教会にそれを見出そうとしただろうか?何れにせよ

僕は未だ嘗て信仰を切望した事がなかった。リポータの仕事は正体を暴き記録する事だ。僕は未だ嘗て僕の職歴の中で不可解を発見した事がなかった。ロウム教皇は彼の動かせる蓋の中の鉛筆を持って、彼の予言に取り組み、人々は信じた。どんな想像の中にも、どこかに貴方はプランシェトゥ(ハートゥ型の占い版)を見付けられた。僕は、僕の記憶の目録の中には何の先見の明も奇跡も持ち合わせなかった。

 僕はアルバムの写真のように無作為に僕の記憶を捲った:僕は、オーピントゥンを見晴らす敵の照明装置の明かりで見たキツネ、辺境の地の彼の赤褐色の住まいから出て、鶏の近くに駆け寄ってはずっとこそこそ盗むのを見て来た:銃剣で武装したメイレイ(マレー人)の死体、それはグルカ巡回はローリーの後部でパハンの地雷敷設カムプの中へ運んで来た、そして中国人の人夫は傍観し、神経質にクスクス笑った、兄弟メイレイが死んだ頭の下にクションを置いている間中、炉棚の上の鳩がホテルのベドゥルームで飛行に備えて静止していた:僕が最後にグドゥ‐バイを言おうとして家に近付いた時、窓に僕の妻の顔。僕の想いは彼女と共に始まり潰(つい)えた。

142

2023年6月1日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「僕が行く前に僕は君に会うだろう、パイル。そして僕は大聖堂へと歩いて立ち去った。僕はそこで幾らか涼んだ。

 フランスアカダミのユーニフォームに包まれ、彼の三角帽の周りに光輪を放った聖ヴィクタ・ヒューゴは幾らか崇高な感傷を指し示した。サン・ilイァトゥ・セン(孫文)は小さいテイブルの上で名を刻みつけていた、そしてその時僕は身廊にいた。そこにはロウム教皇の椅子の中以外座る場所はなかった。それを取り巻くコブラが巻き付いた石膏、水のようにきらきら輝く大理石の床、そしてそこには窓枠にグラスはなかった。僕達は空気の穴の開いた檻(おり)を作る、と僕は思った、そうして男は数々の同じ方法で彼の宗教のために檻を作るー疑いと共に、天気の所為で開けると無数の理解上、信条の隙間が開けっ放しになった。僕の妻は穴の開いた彼女の檻を見付け、時に僕は彼女が羨ましくなった。そこには太陽と空気の間の葛藤がある。僕は日の当たる所で暮らし過ぎた。

 僕は長い人っ子一人いない身廊を歩いたーこれは僕が愛したインドーチャイナではなかった。ライアン‐に似た頭を持ったドゥラガンが説教壇をよじ登る:屋根の上でクライストゥは彼の血みどろの心臓を晒した。ブダは座した、ブダが常に座るように、彼の巻きつけた無為と共に。乱雑の顎髭が乾季の滝のように無味乾燥に垂れ下がっていた。これは見せかけの‐行いだった:祭壇の上の大きな地球は大望だった:動かせる蓋の付いたバスキトゥ、その中でロウム教皇は、徐々に彼の預言は策略であるとばかりに動いて行った。

141

2023年5月31日水曜日

The Quiet America Graham Greene 成田悦子訳

パイルはヴァイトゥ‐ヘルス・サンドウィチを彼に提供した、彼はそれを丁寧に断った。彼は世馴れた人のように言った、「私達は食物についてここで非常にたくさんのルールを持っています。」(彼は洗練されたイングリシュを使った。)「随分馬鹿げている。しかし貴方もご存知です、宗教の中心地、それが何であるかを、私はそれはロウムー或いはカンタベリに於いても同じ事だと思います、」彼は僕に手際のよい独特の軽いお辞儀をしながら付け足した。その後彼は沈黙した。彼らは揃って沈黙した。僕は僕の仲間に望まれていないという強い印象を持った。僕はパイルをからかおうとする誘惑に抵抗できなかったーそれは、だ、つまり弱いという武器、そして僕は弱かった。僕には若さが、まじめさ、高潔、未来がなかった。僕は言った、「何だか結局、僕はサンドウィチを食べたくなった。」

 「オウ、もちろん、」パイルが言った、「もちろん。」彼は後ろのバスキトゥの方を向く前に手を休めた。

 「いや、いや、」僕は言った。「僕はただ冗談を言っただけ。君ら二人は二人きりになりたい、」

 「そんな事はないよ、」パイルが言った。彼は僕が今まで知り合った最も無能な嘘吐きだったー彼があからさまに実践した事がなかったのは、それは技巧だった。彼は司令官に説明した、「ここにいるタマスは僕が持つ最高の友人です。」

 「私はファウラさんを知っています、」その司令官は言った。

140

2023年5月30日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「これはラシアンサラドゥにかなり近い味がするーただ乾き気味だ。」

 「僕はその気にならない。」

 「僕が試しても気になりませんか?」

 「いや、いや、もちろん平気。」

 彼は大口で齧りついた、するとそれは砕けバリバリ音を立てた。離れた所で白や桃色の石の中の仏陀が彼の先祖代々の家から乗って出て行き、彼の従者はー別の彫像ー彼を走りながら追った。女性の枢機卿は彼女達の家に周り歩いて戻ろうとしていた、そして神の目は大聖堂のドアの上から僕達を見守った。

 「彼らはここで昼食の世話をするつもりだろうか?」僕は言った。

 「僕ならそんな危険に晒さないと僕は思いました。この暑さでは肉は貴方も気を付けた方がいい。」

 「君は全く安全だ。彼らはヴェジャテアリアンだよ。」

 「僕はそれは全くその通りだと思いますが、僕は、僕が何を食べているか分かる方がいい。」彼は彼のヴァイトゥ‐ヘルスをもう一つむしゃむしゃ食べた。「彼らは誰か頼りになる修理工を持っていると貴方は思いますか?」

139

 「彼らは排気管を迫撃砲に当たり前のように変えると分かっている。僕はBuickは最高の迫撃砲になると信じる。

 司令官が戻り、僕達にきびきびと敬礼し、彼は、最高の修理工をバラクに送ったと言った。

2023年5月29日月曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 パイルは真面目に言った、「人は貴方が彼を信用すると信用できるようになります。」それはカオダイストゥの金言のように響いた。僕はテニインの空気は呼吸するには僕には道徳的過ぎると感じ始めた。

 「一杯飲みましょう、」パイルが言った。

 「僕がいいと思うものはそこには一つもない。」

 「僕はライム‐ジュースのサーマスを僕のと一緒に持って来ました、」彼は向こう側に凭れ後部のバスキトゥで忙しなかった。

 「少しジンを?」

 「いや、僕は大変申し分けない。君には分かる。」彼は元気を取り直して言った、「ライム‐ジュースはこんな気候ではとてもいいんですよ。。それには入っていますー僕はどのヴァイタミンか確かではないのですが。」彼は僕にカプを差し出し、僕は飲んだ。

 「とにかく、これは潤う、」僕は言った。

 「サンドゥウィチは好き?それは実際ひどく美味しい。ヴィトゥ‐ヘルスという新しいサンドウィチ‐スプレドゥ。僕の母が国からそれを送って来ました。」

 「いや、ありがとう、僕は空腹ではない。」

138

2023年5月28日日曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 彼の悲しい目はフオン後の熱情で求めようとする、彼は更なる熱情さえ持って表現した、彼の愛情のまた彼の称賛の強さー神はその符合を救うー僕のために。

 カオダイストゥの司令官が早口で喋りながら車の側に立っていた。彼は僕が近付くと止めた。僕は彼に見覚えがあったー彼は、テが丘に連れて行く前、テの補佐官だった。

 「今日は、司令官、」僕は言った、「総司令官はどうしてます?」彼は照れて歯を出して笑って尋ねた。

 「きっとカオダイスト教の中に、」僕は言った、「総司令官全員が調和させられる。」

 「僕はこの車を動かせない、タマス。」パイルが言った。

 「僕が修理工を呼んで来よう、」その司令官が言い、僕達を残して行った。

 「僕は君の仕事の邪魔をした。」

 「オウそんなの何でもありません、」パイルが言った。

 「彼はBuickが幾らか知りたかった。ここらの人々はとても人懐っこい、貴方が彼らを正当に扱えば。フランス人は運転の仕方を覚える気があるようには思えない。」

 「フランス人はそれを信用しない。」

137

2023年5月27日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳 

僕は、僕達全員が彼の動きを笑うためにそこにいると彼は分かっていると確信した;僕達の敬意の有り様は彼のいんちきな職階性同様退廃的だったが、僕達は狡猾ではなかった。僕達の偽善は僕達に何一つ利益を齎さなかったー頼りにできる同盟国ではなくとも、しかし彼らの側は武器、必需品、即金払いさえ周旋して来た。

 「貴方に感謝します、貴方の卓越に、」僕は行こうとして立ち上がった。彼はドアまで僕について来た、煙草の灰を撒き散らしながら。

 「貴方の仕事に神の祝福を、」彼は調子よく言った。「神は誠実を愛すという事を覚えていて下さい。」

 「どちらの誠実を?」僕は尋ねた。

 「カオダイストゥ信仰では誠実というものが調和させられ、誠実はloveです。」

 彼は彼の指に大きな指輪をはめていた。彼が彼の手を差し出した時、僕は事実、彼がそれにキスをするように僕に期待したと思うが、僕は外交家ではない。寒々とした垂直の陽光の下、僕はパイルを見た;パイルはやみくもにBuickを始めようとしていた。何故かここ2週間で、カンチネンタルのバーで、カティナトゥ通りの唯一の確かな本屋で、僕は頻繁にパイルに偶然会った。彼が始まりから押し付けた交友を彼は今はこれまで以上に重要視した。

136

2023年5月26日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 気候は何時も南デルタでは他のどこよりテニインでより暑いように感じた;おそらくそれは水の欠乏だった、おそらくそれは人に汗をかかせる長ったらしい式典の感触だった、彼らには分からない言葉で長いスピーチ中、気を付けの姿勢で立ちっ放しの軍隊にふさわしい汗、彼の重いシンワーザリロウブに包まれた教皇にふさわしい汗。彼女達の白いズボンを身に着け、日除けヘルメトゥを被って司祭に話し掛けている女性枢機卿だけがギラギラした光の下で涼しいという印象を与えた;貴方は時間がとっくにとっくに7時、サイゴン川からの風と道連れのマジェスティクの屋根の上のカクテイル‐時間になろうとしているなど思いも寄らなかった。

 パレイドゥの後、僕は教皇の補佐官を取材訪問した。僕は彼から何か得ようと期待もしなかったが、僕は正しかった:それが双方の習慣だった。僕はテ総司令官について彼に聞いた。

 「向こうみずな男、」彼は言い、その話題を退けた。彼は彼の所定の話を始めた、僕は2年前にそれを聞いた事があったという事を無視してーそれは新人のための僕自身の蓄音機レコードゥを僕に思い出させた。カオダイズムは宗教の統合だった・・・あらゆる宗教の最も良いところ・・・宣教師はロス・アンジャラスに派遣された・・・巨大ピラミドゥの謎・・・彼は長く白いスタンを着て、彼は煙草を立て続けに‐吸った。そこには何か狡猾なものがあり、彼のあちこちを堕落させた:その一言「love」はしばしば顔を出した。

135

2023年5月25日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

人はフランス‐指揮権下の稲田から出て、ホア‐ハオの稲田の中へ、そこから日常的に交戦中だったカオダイストゥの稲田の中へ進んだ:監視塔の上で旗だけが変わった。幼い裸の少年達が水を引いた田んぼの中、生殖の-深みを苦労して進む水牛に座っていた;そこで黄金色の収穫は編んだ竹の少々湾曲した小屋を背に米をあおぎ分けるカサガイのように好んで彼らの帽子を被った小作農になった。車列が大急ぎで駆け抜けた、他の世界のものであるかの如く。

 今ではカオダイストゥの教会はどの村でも見知らぬ人々の関心を引いてしまう;淡青色と桃色の漆喰仕上げとドア一面の神の大きな目。旗が増えた:小作農の軍隊は道路沿いに彼らの道を作った:僕達は教皇庁に近付いていた。遠く聖なる山がテニインの上の緑色の山高帽のように立ち尽くしたーそれが、最近フランス軍とヴィエトゥミン双方が闘いを交えようとの意図を言明した参謀の総長。テ軍司令官が持ち堪える所。カオダイストゥは彼を捕えようと企てる事は全くなかった、彼は枢機卿を誘拐したが、しかし彼が教皇黙認の上でそれを行ったという噂が広まった。

134

2023年5月24日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

仕事全体の単調さを人はどのように説明したらいいのやら:2万-5千人の私設軍隊、古い車の排気管で作った迫撃砲で武装した、危険の瞬間に中立に変わったフランスの同盟国?これらの祝賀に向け、それは農民を黙らせるのに役立った、ロウム教皇は政府のメムバを招待した(カオダイストゥがその機会に事務所を開いたら彼は通報しようとする)、外交団(彼らは彼らの妻や女達と一緒に数人の第二秘書を送ろうとする)とフランス司令官長、彼は事務所の任務から二つ星軍司令官を彼を代弁するために就かせようとする。

 テニインへの道路に沿って幕僚と民間防衛車の速い流れが生じた、そしてひどく晒された道の切断区域上に放った外人部隊が稲田を横切って援護射撃をする。それが何時ものフランス軍最高指揮権の若干の不安の一日で、おそらくカオダイストゥらの確実な希望だった。何故、管轄区域外で重大な彼らの数発の自ら招いた発砲を浴びる事より、更に苦もなく彼ら自身の忠誠を力説し得るのか?1キラミタに小さい泥の監視塔がエクスクラメイシャン・マークのように平坦な野の上に立ててあり、10キラミタ毎にそこには軍団の小隊によって要員を配置された大き目の要塞があった。ニュー・ヨークの中の交通のように車は一つの速度を保っていたーニュー・ヨークの中の交通に付きもののように貴方は規制された苛立ちの感覚を持った、前方に次の車を、ミラで彼らの車を監視しながら。人は皆、テニインに着いてショウを見て、できるだけ急いで引き返そうとしたがった:外出禁止時刻は7時だった。

133

2023年5月23日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

少なくとも年に一度カオダイストゥはテニインで教皇庁の祭りを開いた、サイゴンの北西に向かって8㎞展開する、解放の、或いは征服の、或いはブディストゥでさえ、儒者、クライストゥ教徒祝祭の1年をこのようにもあのようにも祝うために。カオダイズムは通常、僕の訪問者への簡単なブリーフィングの得意の章だった。カオダイズム、コウチン公務員の作り事は、3宗教の統合だった。教皇庁はテニインに属した。一人のロウム教皇と女性枢機卿ら。硬貨地板による預言。聖ヴィクタ・ヒューゴウ。極東の幻想ウオルトゥ・ディズニ上の大聖堂の屋根から見下ろしているクライストゥとブダ、テクニカラの龍と蛇。新顔は何時も説明に喜んだ。

132

2023年5月22日月曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

彼女はそのつもりだったが、僕は長い一連の思推が始まるのを彼女の目の中に見て取った、彼女はまたパイプを持ち上げー阿片の小球を暖め始めながら。彼女は言った、「ランダンそこには摩天楼はある?」そして僕は彼女の質問の世間知らず振りに彼女を愛した。彼女は礼儀正しさから、不安から、利得のためにさえ嘘を吐くかも知れないが、彼女は彼女の嘘を隠し続けるために悪知恵を働かせようとはしない。

 「いや、」僕は言った、「貴女は彼らのためにアメリカに行くようにしなさい。」

 彼女は針の向こうから素早く僕に一瞥を与え、彼女の勘違いを心に銘記した。それから彼女は阿片を練りながら、彼女はランダンでどんな服を着ようかしらなどと手当たり次第に話し始めた、私達がどこで暮らそうと、彼女が小説で読んだ事のある地下鉄列車や二階建てバスについて:私達は飛んだりまた海の側を通り過ぎたりするのよね?「そして「自由の彫像・・・」彼女は言った。

 「いや、フオン、それもまたアメリカにあるんだよ。」

131

2023年5月21日日曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「大きいチャンス?」

 「いや、だけど小さいの、」

 「気にしないで。一服。」

 僕は煙りを吸い込み、彼女は僕の二服目のパイプを用意し始めた。僕は彼女にもう一度尋ねた、「貴女の姉妹は本当に家にいなかったの、フオン?」

 「私は貴方に話しましたー彼女は出掛けていた。」

西洋人の情熱、真理探究のこの情熱に彼女を晒すのは、それは馬鹿馬鹿しかった、アルカホルを求める情熱のように。僕がパイルと飲んだフイスキの所為で、阿片の効き目が削がれた。僕は言った、「僕は貴女に嘘を吐いた、フオン。僕は家を整理されてしまった。」

 彼女はパイプを下に置いた。「だけど貴方は行く気はないの?」

 「もし僕が拒否したら、僕達は何処で暮らそうというの?」

 「私は貴方と一緒に行ってもいいの。私はランダンを見たい。」

 「もし僕が結婚しなかったら、そりゃあ貴女には大層居心地が悪くなるに決まっている。」

 「でもおそらく貴方の奥様は貴方と離婚するわ。」

 「おそらく。」

 「私はとにかく貴方と行く。」彼女は言った。

130

2023年5月20日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

僕は『物分かりがよく』なるよう、或いは慈悲深くなるよう頼んではいない(分別は全て君の側にある)。それは僕の立場にとって、一言は、それはあまりに大きくともかく僕は特に慈悲を受ける訳にはいかない。僕が君に何を願っているかと言えば、唐突、不合理、人に非ずといった全てを行動に移す事だと僕は思っている。僕は君に感じてほしい」(僕はその言葉の上で躊躇いそれから僕はそれを正さなかった)「愛情と君が考える時間を持つ前に行動する事。僕は、8千マイル向こうより電話の向こうでより簡単に済ませたんだという事を僕は知っている。もし単に君が僕にどうしても電報を打ちたければ『僕は賛成する』!」

 僕は、僕が終えてしまった時、僕は、僕が長い距離を走り、調子の悪い筋肉を強く引っ張ったかのように感じた。フオンが僕の一服を作っている間、僕はベドゥの上に寝転がった。僕は言った、「彼は若い。」

 「誰?」

 「パイル。」

 「それはそんなに大切ではない。」

 「もしできるのなら僕は君を娶(めと)るだろう、フオン。」

 「私はそう思っていますが、私の姉妹はそれを信じません。」

 「僕はちょうど僕の妻に書いたところだ、そして僕は離婚するよう彼女に頼んだ。僕は前に試した事はなかった。そこに何時もチャンスはある。」 

129

2023年5月19日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「私、貴方に一服作りましょうか?」フオンが尋ねた。

 「そうだね、ちょっとの間。僕はどうしても手紙を書きたい。」

 それはその日の2通目の手紙だったが、僕はこれの一枚も破らなかった、僕は返事の多少の望み程度はあったが。僕は書いた:親愛なるヘラン、僕は来る4月イングランドゥに帰る予定だ、外国の編集者の仕事を引き受けるから。僕は、それではあまり幸福ではないと君は思うはず。イングランドゥは僕には失敗の場だ。僕は、僕が君のクライストゥ教信仰を共有してでも、僕は僕達の結婚を全く精一杯続けようとして来た。今日に至って何が上手く行かなくなったのか僕には確かではない(僕達は二人共努力したと承知している)、それにしてもそりゃあ僕の心変わりだと思う。僕は、どれほど残酷で許される限り不道徳な心変わりかと僕は自覚している。今はそれは少しはましだと思う。ー極東が僕のためにそうしてしまったーより甘くではなく、より密やかに。多分僕は、5年、年を取って飾り気がなくなっているー何が残ったかについて5年が高率になる命の終わりの時ー君は僕にはとても寛大だった、それに君は僕達の別居以来一度も僕を咎めた事はなかった。僕達は更に寛大になろうというの?僕達が結婚する前、そこに離婚があるはずはないと君が僕に警告したのを僕は分かっている。僕は危険を受け入れ、僕は不満を言う事もまるでなかった。同じ歩調で僕は今誰かを求めている。

 フオンはベドゥから僕に彼女が盆を用意したと呼んだ。

 「ちょっとだけ、」僕は言った。

 「僕がこれを包んでしまえたら、」僕は書いた、「そしてそれは随分立派で、随分堂々としているように響かせる、誰か他の者のためだと見せかけさえすれば、が、そうではない、それに僕達は何時も互いに真実を語り合うことにしている。それは僕の、僕の者の所為だ。僕は誰かをとても愛している、僕達は2年以上も一緒に暮らした、彼は僕に対して非常に忠実だった、僕には分かる、僕は彼女にとって不可欠ではないと。もし僕が彼女を捨てれば彼女は少しだけ不幸せになるだろうと僕は思う、しかしそこにはどんな悲劇も存在しようがない。彼女は誰か他の人に嫁ぎ、家族を持つだろう。こんな事を君に話すなんてそれは僕の愚かさだ。しかし僕はずっと正直だったから、おそらく君は僕を信じてくれるでしょう、僕が君に彼女を失う事、それを話す時は、僕にとって死の始まりでしょう。

128

2023年5月18日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 僕は部屋に戻り、僕は思った、「良かった事が何かあるか?僕がやりかけている事を彼ら二人に適切に話せばよかった。」彼はただ飾り物として数週間彼の血みどろのハートゥを持ち歩いただけだった・・・僕の嘘は彼の良心を楽にさえする。

 「私、貴方に一服作りましょうか?」フオンが尋ねた。

 「そうだね、ちょっとの間。僕はどうしても手紙を書きたい。」

 それはその日の2通目の手紙だったが、僕はこれの一枚も破らなかった、僕は返事の多少の望み程度はあったが。僕は書いた:親愛なるヘラン、僕は来る4月イングランドゥに帰る予定だ、外国の編集者の仕事を引き受けるから。僕は、それではあまり幸福ではないと君は思うはず。イングランドゥは僕には失敗の場だ。僕は、僕が君のクライストゥ教信仰を共有してでも、僕は僕達の結婚を全く精一杯続けようとして来ました。今日に至って何が上手く行かなくなったのか僕には確かではありません(僕達は二人共努力したと承知しています)、それにしてもそりゃあ僕の心変わりだと思います。僕は、どれほど残酷で許される限り不道徳な心変わりかと僕は自覚しています。今はそれは少しはましだと思います。ー極東が僕のためにそうしてしまいましたーより甘くではなく、より密やかに。

127

2023年5月17日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「いいえ、ありがとう。僕は阿片に関係しません、僕達は勤務中に厳しい規則を持ちます。僕はただこれを飲み干すだけで止めておきます。僕は、デュークの事は申し訳ありません。彼は規則通り大変静かです。」

 「夕食を準備するまでいて下さい。」

 「僕は思います、もし貴方が気にしなければ、僕は寧ろ一人になりたい。」彼はどっちつかずの、歯だけ出した笑いを見せた。「人々は、僕達は二人共かなり奇妙に振舞うと言うだろうなと僕は思います。僕は貴方が彼女を妻に出来ればいいのにと思います、タマス。」

 「君は本当にそうなの?」

 「はい。僕があの場所を見てからというものーご存知の通り、シャレの近くのあの館をー僕は随分恐ろしくなりました。」

 彼は彼の不慣れなフイスキをさっさと飲んだ、フオンを見もせず、彼がグドゥ‐バイを言った時、彼は彼女の手に触れもせず、ぎこちない、少し上下に動かすお辞儀をして見せた。僕は彼女がドアまで彼をどれ程追ったか気付いた、そして僕は鏡を通りながら僕は僕自身を見た:僕のズボンの一番上のバトゥンが留めてなかった、太鼓腹の兆し。外で彼は言った、「彼女に会わない事を誓います、タマス。貴方は僕達の間でこの訪問を許そうとははしないでしょ?僕は、僕の外国勤務期間を終える時、転勤するつもりです。」

 「それは何時なの?」

 「約二年」 

126

2023年5月16日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

僕達両者の怒りの全てが消えた;それはそれと同じように単純な問題だった:それは二文字の一言で打開され得た。僕は莫大な安心感を得た;パイルは彼の口を少し開け、彼の顔に当惑の表情を浮かべたままそこに立ち尽くした。彼は言った「彼女はいいえと言いました。」

 「彼女は意外と英語通です。」僕はたちまち吹き出しそうになった:僕は二人揃って互いを詰(なじ)り合うなど、なんてお笑い種(ぐさ)。僕は言った、「座ってもう一杯スコチを、パイル。」

 「僕は行くべきだと思います。」

 「道を得ようとする人。」

 「貴方のフイスキを全部飲んじゃいけない、」彼は呟いた。

 「僕は公使館を通して僕が欲しいものなら何でも手に入れる。」僕はテイブルの方へ動いた、すると犬はその歯を剥き出した。

 パイルは怒り狂って言った、「座れ、デューク。お行儀よくしなさい。」彼は彼の額の汗を拭い去った。「僕は、大変申し訳ありません、タマス、喩え僕が何か言っても僕はそのつもりではない。僕は何が僕より勝るのか知りません。」彼はグラスを取り、物欲しそうに言った、「最高の男が勝ちます。ただどうか彼女を捨てないで、タマス。」

 「もちろん僕は彼女を捨てない、」僕は言った。

 フオンは僕に言った、「彼は一服したいのでしょうか?」

 「貴方は一服したい?」

125

2023年5月15日月曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「彼女は未だ君の妻ではない。」

 「貴方は彼女に何を上げられます?」彼は怒って尋ねた。

 「貴方はイングランドゥに出発する時、200ダラ或いは貴方は家具と一緒に彼女を積んで通すつもりつもりですか?」

 「その家具は僕のものではない。」

 「彼女はどちらのものでもない。フオン君は僕に嫁ぎますか?」

 「血液型についてはどう?」僕は言った。「それに健康証明書。君は彼女のを必要とするでしょ、きっと?多分君は僕のものも持つべきだ。そして彼女の天宮図・・・いや、あれはインディアンの風習だ。」

 「君は僕に嫁ぐ?」

 「それをフランス語で言えよ、」僕は言った、「僕はもしこれ以上君のために通訳すれば地獄に落ちる。」

 僕は立ち上がり、すると犬が呻った。それが僕を怒り狂わせた。「君のいまいましいデュークに 静かにするよう言ってくれ。これは僕の家だ、彼のじゃない。」

 「君は僕に嫁ぐ?」彼は繰り返した。僕はフオンに言った、「どこかへ行って、彼と一緒に犬を連れて行くように彼に話しなさい。」

 「今直ぐ僕と一緒に出て行こう。」パイルは言った。「僕と一緒に。」

 「いいえ、」フオンは言った、「いいえ。」

124

2023年5月14日日曜日

The Quiet American graham Greene 成田悦子訳

 「君の血液型について?」

 「僕を笑わないで、タマス。僕は昔気質だと思う。僕はこの立場に少し戸惑っていると貴方には分かる。」

 「僕もそうだよ。それを中止して彼女のためにサイコロを振るのがいいと君は思わないか?」

 「今は貴方はタフであるように装っています、タマス。貴方はあなたなりに僕がそうしているように彼女を愛している事は知っています。」

 「それじゃあ、続けよう、パイル。」

 「彼女に話して下さい、僕はすぐに順調に僕を愛すよう彼女に期待してはいませんと。そういう事はその内解決する者です。何れにせよ、僕が上げられるものは安心と尊厳だと彼女に話して下さい。それはそんなに刺激的に響かないが、おそらくそれは情熱より都合がいい。」

 「彼女は何時でも情熱を手に入れられる;」僕は言った、「君の自家用運転手と、君が勤務を離れる時。」

 パイルは赤面した。彼は決まり悪そうに立ち上がって言った、「それは汚れた裂け目です。僕は彼女を辱めようと思った事はありません。貴方には何の正当性もない・・・」

123

2023年5月13日土曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方はどこかへ行くつもりなの?」彼女は尋ね、僕はパキトゥの中の編集者の手紙の事を考えた。

 「いや。」

 「決して?」

 「どのように人はそれを誓える?彼はどちらも出来ない。結婚は破綻する。しばしば彼らは僕達の場合よりもっと性急に破綻する。」

 「私は行きたくない、」彼女は言いはしたが、そのセンテンスは気休めにはならなかった;それは表現されない「しかし」を含んだ。

 パイルは言った、「僕はテイブルの上に僕の全カードゥを置くべきだと思う。僕は裕福ではない。しかし僕の父が死ぬ時、僕はおよそ5万ダラを手にするでしょう。僕は十分健康ですー僕はほんの2ヶ月前、医療証明書を手に入れた所で、僕の血液型を彼女に知らせる事ができます。」

 「僕はそれをどう訳せばよいか分からない。それは何に役立つのか?」

 「そうですね、僕達が二人で子供達を持てるかどうか確かめるために。」

 「それは、アメリカでは君達がどのように愛情を育むのか、ですかー収入の桁と血液型が?」

 「僕は分かりません、僕は以前それをした事はありません。おそらく家では僕の母が彼女の母親に話すでしょう。」

123

2023年5月12日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「僕はこれは微妙な立場だと思う、」彼は言った、「僕の事を訳すよう貴方に頼む事。」

 「かなり微妙。」

 「しかしそれは非常に自然のようにも思える。結局、貴方は僕の最高の友人だ。」

 「そういうのは、そりゃあ君だけだ。」

 「僕は、貴方より早くトゥラブルに立ち向かおうとする、そこには誰もいない、」彼は言った。

 「そして僕は、僕の女と恋仲になる事は一種トゥラブルだと思うけど?」

 「もちろん。僕はそりゃあ貴方以外の誰かだったらと思います、タマス。」

 「じゃあ、彼女に僕が何を言おうか、次に。彼女なしに君は生きられないとでも?」

 「いいえ、それは情緒的過ぎます。それじゃあどちらも全く真に迫っていない。僕は何処かへ行くしかない、もちろん、しかし人は全てを乗り越えて手に入れる。」

 「君が、何を言うべきか考えている間、もし僕が僕自身のために一言差しはさめば君は気にする?」

 「いいえ、当然ではないけれどそれこそ公平そのもの、タマス。」

 「さて、フオン、」僕は言った、「君は彼のために僕の許を去るつもり?彼は君と結婚する気だ。僕は出来ない。貴女は何故かを知っている。」

122

2023年5月11日木曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

彼は厳粛に言った、彼はフオンに測り知れない愛と敬意を持ってしまったという事を、情熱によって彼は学び取った適役かのように。彼は、彼が彼女と踊った夜から今までそれを感じた。「素晴らしい館」中を旅行者の一団に案内している一人の執事についてちょっと僕は思い出させられた。素晴らしい館は彼の情熱だった、そしてその家族が住む私的なアパートゥマントゥの事を、僕達はただ素早くこっそり伺えた。僕は彼に細心の注意を払って翻訳したーそれはそんな風に下手にも響いた、そしてフオンは静かに座っていた、彼女の膝の中で彼女の手を持って、まるで彼女が映画に耳を傾けているかのように。

 「彼女はそれを理解しましたか?」彼は尋ねた。

 「僕が話せるところまでは。君はそれに僅かな熱意を足す事も僕に望まないの?」

 「オウ、いや。」彼は言った、「是非訳して下さい。僕は感情的に彼女を左右したくない。」

 「僕は分かる。」

 「僕は彼女と結婚したいと彼に話してほしい。」僕は彼女に話した。

 「彼は何て言いました?」

 「彼女は君が本気かどうか僕に尋ねた。僕は、君は真面目なタイプだと彼女に話した。」

121

2023年5月10日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 フオンが言った、「私の姉妹はいなかったわ、」

それからパイルを用心深く見た。

 僕は、彼女は真実を話しているか或いは彼女の姉妹が彼女に急いで帰るように命令したのかしらと思った。

 「貴女はパイルさんを覚えている?」僕が言った。

 「僕はまた貴方に会えてとても嬉しい、」彼は言った、赤面しながら。

 「コメントゥ?」

 「彼女の英語はさほどうまくはない、」僕は言った。

 「僕は僕のフランス語がひどいとびくびくしています。僕はレスンを受けていますが。ですから僕は理解はできますーフオンがゆっくり話そうとして下されば。」

 「僕は通訳者として働こう、」僕は言った。「地方の訛りは幾らか慣れて来る事を必要とします。さて君達は何を言いたい?座って、フオン。パイルさんは殊の外君に会いたくて、いらっしゃた。君確かだね、」僕はパイルに念を押した。「君達は僕に君ら二人だけにして置いてほしくない?」

 「僕は僕が言って置きたい全てを貴方が聞いてくれたらと願う。それは公平ではない、そうでなければ。

 「じゃあ始めよう。」

120

2023年5月9日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕は貴方にはアルドゥンと呼んでほしい、タマス。」

 「僕はかえって嫌だ。パイルは手に入れたー親交を。君はその事を考えた事があるの?」

 「もちろん僕はありません。貴方は僕が今までに知り合った最も率直な男の人です。何時貴方がどのように行動したか僕は覚えている、僕が干渉する時・・・」

 「もしそこに攻撃があって君が殺されたらそれは何て都合のいい事だろうと、僕が眠りに就く前に考えた事を僕は思い出すよ。ヒーロウは死んだ。デモクラシのために。」

 「僕を笑わないで、タマス。」彼は彼の長い足を窮屈そうに変えた。  「僕は貴方に対して少し口が利けないように見えなければいけないが僕は分かっています。貴方がからかっている時は。」

 「僕は否だ。」

 「貴方は白状すれば、彼女にとって最高の何かが貴方は欲しいんだと僕は知っています。」

 それはその時だった、僕はフオンの足音を耳にした。僕は、彼女が戻って来る前に彼が言ってしまえばと、可能性に反して僕は望んだ。彼もまたそれを聞き、それと認めた。彼は言った、「そこに彼女はいます、」それにもかかわらず彼は、彼女にフトゥボールを覚えるのにたった一晩を設けた。犬でも起きてドアの側に立った、それを僕は涼しさのために開けっ放しにして置いた、ほとんど彼がパイルの家族の一員として彼女を受け入れたかのようだった。僕は一介の指導者だった。

119 

2023年5月8日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕の父は彼が会った唯一の機会に大いに彼に惹かれましたが、僕の父はおだてにくい。」

 デュ―クと呼ばれたその大きな黒い犬は空気に正当性を樹立するのに十分長く喘ぎながら、部屋を探し回り始めた。

 「君は君の犬にじっとしているよう頼めないの?」僕は言った。

 「オウ、僕は本当にすみません。デュ―ク、デュ―ク。座れ、デュ―ク。」デュ―クは座り彼の陰部を騒々しく舐め始めた。僕は僕達のグラスを満たし、デュ―クのトリトゥ(トイレ)を妨げるよう通りがかりにうまく処理した。静けさは実に短時間続いた;彼は自分自身をひっかき始めた。

 「デュ―クはひどく聡明です、」とパイルが言った。

 「プリンスに何があったの?」

 「僕達はカネチカトゥ農場で降り、彼は轢かれてしまいました。」

 「君は狼狽した?」

 「オウ、僕は大変心配しました。彼は実に事情を詳しく話したが、誰でも弁えようとする。何も彼に元に戻る物はない。」

 「それでもし君がフオンを失っても、君は弁えるつもり?」

 「オウ、はい僕はそう望みます。それで貴方は?」

 「僕はそれはどうかなと思う。僕なら殺人鬼のように暴れ回ったろうに。君はそう思った事があるだろ、パイル?」

118

2023年5月7日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳 

 「君は君の支局に大勢の仲間を得た。」

 「僕がこれまでに飼った一番の犬はプリンスと呼ばれた。僕は彼を最終的にブラク・プリンスと呼んだ。貴方は御存知だ、そいつが誰か・・・」

 「リモージュで女、子供全てを大虐殺した。」

 「僕はそれを覚えていない。」

 「歴史の本はその上辺を飾った。」

 僕は痛みや失意の様子が彼の眼差しや唇に触れるのを何度も何度も見る事になった、現実が胸に秘めるロマンティクな思いと合致しなかった時、また彼が愛し或いは敬服する誰かが彼が定めた不可能な水準以下に落ちた時。一度、僕は覚えている、僕がヨーク・ハーディングを事実の甚だしい誤解に窮地に陥れたのを、そこで僕は彼を慰めようとした:「過ちを犯すのが、それが人だ。」彼は苦笑いをして言った、「貴方は僕を馬鹿だと思ってしまうでしょう、がーまあ、僕はほとんど彼は誤る事がないと思っていました。」

117

2023年5月6日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「どうして彼女にできた・・・?」

 「君はそんなの町じゅうだと確信していい。それに関して何がそんなに重要か?君は玩具の商売に入るの?」

 「僕達は僕達の助力の詳細を周辺で失敬するのを好まない。国会がどのようなものか貴方は御存知だ。その後誰もが上院議員を訪ねます。僕達は、僕達のトゥラコウマ・ティームに関する数多くのトゥラブルを抱えているのも、彼らは他の物の代わりにある麻薬を使っているから。」

 「僕は未だにプラスティクが吞み込めない。」

 彼の黒い犬は多過ぎる空間を一人占めして床に座っていた、喘ぎながら;その舌は焦げたパンケイクのように見えた。パイルは漠然と言った、「オウ、貴方にはお見通しだ、僕達は彼らの足の上のこうした地元の産業の何れかを手に入れたい、だから僕達はフランス人には気を付けなければならない、彼らはフランスで買ったあらゆる物を欲しがる。」

 「僕は彼らを責めない。戦争は金を必要とする。」

 「貴方は犬が好きですか?」

 「僕は、ブリティシュは大変な犬好きだと思っていました。」

 「僕達はアメリカはドル好きだと思う、がそこには例外があるに違いない。」

 「公爵なしにどうやって行くか、僕には分からりません。貴方には分かる、僕はあまり繕うのは寂しいと思います。」

116

2023年5月5日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  僕は言った、「僕は君にファトゥ・ディエム以来会ってなかった。」

 「貴方は僕のメモを手に入れましたね、タマス?」

 彼は僕のクリスチャン・ネイムを使った時、それは宣言のようだった、彼はおどけていたのではないという、彼は隠していたんじゃないという、彼はフオンを手に入れたくてここにいるという。僕は彼のクルー・カトゥが最近刈り込まれたという事に気付いた;ハワイイ・シャートゥまで雄の機能を供給していたのか?

 「僕は君のメモを手に入れた、」僕は言った。「僕は君を殴り倒すべきだと僕は思う。」

 「当然、」彼は言った、「貴方は全て正しい、タマス。しかし僕は大学でボクシングをしたーそれに僕ははるかに若い。」

 「いや、それは僕には良い動きではないでしょ?」

 「貴方は知っている、(僕は、貴方は同じ様に思うと確信している)、僕は彼女の背中の後ろでフオンの事を話し合うのは好きではない。僕は彼女がここにいるだろうと思った。」

 「じゃあ、僕達は何を話し合いましょうかープラスティク?」僕は彼を驚かせるつもりではなかった。

 彼は言った、「貴方はその事を知っていますか?」

 「フオンが僕に話した。」

115

2023年5月4日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

彼はストゥリータムの彼の半ば独立した郊外住宅に対する羨望癖を返上しようと、彼がグラスゴウから何年も前に彼と一緒に連れて来た忠実な妻の側でそれと一緒にベドゥの中でよじ上ろうとした。僕は、何の容赦もない家というものがとてもよく見えたー壊れた三輪車が玄関にあった、そして誰かが彼の好みのパイプを壊してしまった;そして居間のそこに繕われるためにバトゥン(ボタン)を待つ子供のシャートゥがあった。「個人的理由」:プレス・クラブで飲みながら、僕は彼らのフオンについての冗談によって思い出させられたくはない。

 そこにドアのノクがあった。僕がパイルのためにそれを開けると彼の黒い犬が彼の前でうろついていた。パイルは僕の肩の向こうを見て、部屋に誰もいないのに気付いた。「僕は一人だよ、」僕は言った、「フオンは彼女の姉妹と一緒だ。」彼は赤面した。僕は彼がハワイイ・シャートゥを着ているのに気付いた、たとえばそれは色やデザインで比較的抑えられていたが。僕は驚いた:彼は非アメリカ的活動を非難されたのか?彼は言った、「僕は、僕が仕事の邪魔をしなかったと願う・・・」

 「勿論していない。一杯飲む?」

 「ありがとう。ビア?」

 「済まない。僕達は冷蔵庫を持たないー僕達はアイスのために人を遣る。スコチはどう?」

 「少量のを、もし貴方が気にしないのなら。僕は強いリカーにあまり熱心ではない。」

 「オン・ザ・ロクを?」

 「ソウダをいっぱいーもし貴方が不足していなければ。」

 114

2023年5月3日水曜日

The Quiet American/Graham Greene  成田悦子訳

最後のペイジで、僕は個人的立場で彼に懇願さえした、にもかかわらずどんな人間味がある共感も裸にする‐明かりの下で生き残られたためしはありそうもなかった。緑色の目の‐陰影、決まり文句の間にー「新聞という利益」「情勢需要・・・」

 僕は書いた;個人的理由のために、僕はヴィエトゥナムから移動させられる事になると非常に不幸です。僕はイングランドゥで僕の最高の仕事をする事ができると僕は思っていません。そこには単に金銭的のみならず家庭の緊張があります。本当に、もし僕にその余裕ができたら、連合王国にいるより寧ろ僕は辞職します。貴方は僕の事をひどい通信員だと気付いたと僕は思いません、それに僕が貴方に求める最初のお願いです。」僕は僕の異議の強さを示す事と同様、ただこれを書くしかありません。それから僕はファトゥ・ディエムの戦闘に関する僕の記事に目を通した、やっとホン・コンの日付と場所の下で投函されるようにそれを送り出せた。フランス人は真剣に、今はもう異議を唱えようとしないー包囲攻撃は解除された:敗北は勝利のように演じられもしよう。それから僕は編集者宛ての僕の手紙の最後のペイジを引き裂いた。それは役に立たなかったー「個人的な理由はただ陰険な冗談の話題になるだけだ。あらゆる通信員は、それは憶測された、彼の現地の女がいると。編集者は夜の‐編集者に冗談を言うだろう、

113



2023年5月2日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  「麻薬、医薬・・・」

 「それらの物は北のトゥラコウマティームのためにある。」

 「多分。税関はそれらを開けてはいけない。それらは外交上の小包みだ。それなのに一度そこで手違いがあったーその人は解雇された。第一書記官は全ての輸入を止めるよう脅された。」

 「箱の中に何があったの?」

 「プラスティク。」

 「貴方は爆弾の事を言っているの?」

 「いや。まさにプラスティク。」

 フオンがいなくなった時、僕は故国に書いた。ロイタ社からの男は数日で香港へ出発するつもりで、彼はそこから僕の手紙を郵送できた。僕の訴えはは絶望的だと僕は自覚していた、しかし僕は後で僕自身を叱責するつもりはなかった、あらゆる可能な措置を取る事もないのだから。彼らの通信員を代えるには、これは相応しくない時期でした、と僕は編集長に書いた。ラトゥル将軍がパリスで死にかけていた。フランス軍はホア・ビンから一斉に撤退する事についてだった:北には、今まで、より増大する危険性はなかった。僕はリポータだった、僕は何事につけてもまるでまともな見解など持たなかった。

112

2023年5月1日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

ハノイで僕を待っていた電報を僕は僕のパキトゥにしまって置いた。フオンに話したところでそこに何の意味もなかった、僕達はま、涙と口論を道連れに別れ、数か月を毒することになるだろうから。僕はもし彼女が出入国管理事務所に関係しても最後の瞬間まで僕の出国許可を得に行こうともしなかった。

 僕は彼女に話した、「パイルは6時に来る事になっている。」

 「私は私の姉妹の所に出掛けて会うつもりなの、」彼女は言った。

 「彼は貴女に会いたいんだろうと思うよ。」

 「彼は私も私の家族も好きではないの。貴方が遠くに出掛けていた時、彼は私の姉妹の所に一度も来なかった、それでも彼女は彼を招待して来たの。彼女はとても傷付けられた。」

 「貴女は出掛けなくていい。」

 「もし彼が僕に会いたければ、彼はマジェスティクに僕達を招待しただろう。彼は個人的に貴女に話しをしたがっているー仕事について。」

 「彼の仕事は何?」

 「人は彼は随分多くの物を輸入していると言うよ。」

 「どんな物を?」

111

2023年4月30日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 PART TWO

パイルは一杯と称したものに因んで自ら招待していた。しかし僕は、彼は実際飲まないのをよくよく知っていた。何週間もの旅行の後、あのファトゥ・ディエムでの突拍子もない出会いはほとんど信じ難いように思えた:それどころか会話の細部はほとんどはっきりしなかった。それらは古代ロウムの墓石上の欠けた文字、僕の学問の偏見に従った欠落の中の考古学者の詰め物、僕のようだった。彼が僕の足を引っ張って来たという事、また会話は真の目的のために、手のこんだ,おどけた偽装だったという事、その事が僕の頭にありはした、彼は諜報と呼ばれた非常に馬鹿げたそうした軍務の一つに従事していた、その事は既にサイゴンの噂話だったから。ひょっとしたら彼は第三勢力寄りの米軍の手はずを整えていたのではー主教のブラスバンドゥ、その全員が彼の若い脅えた無給の徴募兵に属して残されていた。

110



2023年4月29日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕は上級フランス将校、彼らの妻達や彼らの女達と一緒にメトゥロポウルで飲みたくなかった、そして僕がバーに着いた時、僕はホア・ビンの方に銃の遠いドゥラミングに気付いた。昼間、それらは交通の‐騒音に浸されたが、輪タク運転手が賃貸しに精を出す所、自転車のベルのトゥリングの間以外今は何もかも静まり返っていた。ピエトゥリは彼の何時もの場所に座った。皿の上の西洋梨のように彼の方の上に座る奇妙な長く伸びた頭蓋骨を持っていた、彼は公安将校でパクス・バーを所有する奇麗なトンキン人 と結婚していた。彼は故国に帰りたがる特別な願望を持たない変わった男だった。彼はコーシカン(コルシカ人)だったが、彼はマーセイルズ(マルセイユ)を好み、彼はどんな日もマーセイルズに向かうガムベッタ通りの舗道上の彼の席を好んだ。僕は、彼は既に僕の電報の中身を知っているのかと思った。

 「821?」彼は尋ねた。

 「何故、ない?」

 僕達は投げ始め、僕は、ガムベッタ通りやカティナトゥ通り、ヴァマス・カシスのフラトゥの味わい、ダイスの素朴なカチッという音、それに地平線のの周りのクロク・ハンドゥのように移動している砲火から離れて、また嘗てのように暮らしを始められるという事、それは不可能に思えた。

 僕は言った、「僕は帰るつもりだ。」

 「家へ?」ピエトゥリは尋ねた、4-に-1を投げながら。

 「いや、イングランドゥ。」

109

2023年4月28日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 ダンテは運命付けられた彼の恋人達のためにあのネジ釘の回転を考え出すことはなかった。パオロは浄罰に昇進することななかった。

 僕は、僕のものがない部屋へと二階に向かい、冷水の栓を滴らせながら(ハノイのそこには温水はなかった)蚊帳の束を頭の上の膨れ上がった雲のように持って僕のベドゥの縁に座った。僕は新しい外国の編集者になる予定だった、毎日午後3時半に、リフトでロードゥ・サリスベリの飾り板のあるブラクフライアズ駅近くの気味の悪いヴィクトーリア朝のビルディングに着く事になっていた。彼らはサイゴンからいいニューズを送り続けて来た、するとそれが既にフオンの耳に届いていたのかなと思った。僕はもはやリポータであってはならなかった。僕は意見を持たなければならなかった、パイルとの競争に僕の最後の望みを奪われた虚しい名誉の代わりに。僕は彼の純潔と対等であるために経験して来た、年齢は性的ゲイムで遊ぶには若さ同様切り札になったが、今や僕は提供すべき12の限られた未来さえ持たない、前途はトゥラムプだった。僕は死の機会を運命付けられた最もホウムシクな将校を羨んだ。僕は涙を流したかった、それにしても送水管が温水パイプのように乾いていた。オウ彼らは家を持ったはずだー僕はただ僕のカティナトゥ通りの僕の部屋だけでいい。ハノイの日没後はそりゃ寒くて、明かりはサイゴンのそれらのものより低電圧で、女達のより暗い衣服や戦争という事実にずっと合っていた。僕はガムベッタ通りをパクス・バーへと歩いて上ったー

108

2023年4月27日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「貴方は言ってもいい、もし人一人がこの闘いで傷を追えば。ひどく傷付ける、まさに傷付けるのではなく、彼は彼がおそらく死人だと自覚している。12時間、2-4時間おそらく担架で傷病兵輸送機、それから傷んだトゥラクへ、故障、ひょっとすると待ち伏せ、壊疽。即座に殺される事、その方がいい。」フランスの通信員らは前に身を乗り出した、共感を示そうとして。「貴方はそれを書く事が出来ます、」彼は言った、彼の肉体美の所為でより毒々しい全員を見ながら。「通訳、」彼は命令し、英語からフランス語への翻訳に精通していない任務、大尉を残して部屋の外に歩いて出た。

 「痛いところで彼を圧倒した、」グランガは満足して言い、彼は彼の電報を書くためにバーの側のコーナに入った。僕のは長くかからなかった。検閲官が通すに決まっているファトゥ・ディエムから。僕が書く事ができたそんな所には何もなかった。喩えストーリが十分立派に見えたとしても、僕はホン・コンへ飛び、それをそこから送る事はできたが、どんなニューズでも排除を賭けてやるに十分だったのか?僕はそれを疑った。排除は全人生の終わりを意味する、それはパイルの勝利を意味し、そしてそこへ、僕が僕のホテルに戻った時、僕の書類棚で待っていたのは、事実、彼の勝利、業務の終わりー昇進の祝電だった。

107

2023年4月26日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  「それにはどんな不都合がありますか?」

  フランスの通信員らは途方に暮れた。彼らは実に少ししか英語を話せなかった。連隊長はルールを破ってしまった。彼らは揃って業を煮やしてぶつぶつ言った。

 「僕は決して裁判官ではありません、」連隊長は言った。

「おそらくアメリカの新聞は言うだろう、『オウ、フランスは何時も文句を言う、何時も物乞いをしている。』そしてフランスではカミュにストゥらが訴えるだろう、『フランスは彼らの血をアメリカのために撒き散らしているのにアメリカは中古のヘリカプタさえ送ろうとしない。』それは良い事なんかしない。その結果我々には未だにヘリカプタ一機もなく、その上敵は未だそこに、ハノイから50マイルにいるだろう。」

 「少なくとも僕は印刷できるでしょ、貴方がたはヘリカプタをやけに必要としているという事を?」

 「貴方は言う事はできます、」連隊長は言った、「その6ヶ月前、我々はヘリカプタ3機を持ち、今我々は一機持っています。一機、」彼は驚く程の恨みのようなものを持って繰り返した。

106

2023年4月25日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 連隊長の若さと美しさは格別グランガを苛々させたと僕は思う。連隊長はー少なくともグランガの通訳によってではなかったー男はうってつけの男だ。彼は言った、「貴方がたは他の多くを落としていない。」

 連隊長は突然上手な英語で話した。彼は言った、「もしアメリカ人によって約束された補給品が着いたら、我々はもっと落とそうと思わなければならない。」彼は実際その上品さにもかかわらず飾り気のない男だった。彼は、新聞通信員はニューズよりもっと彼の国の名誉に関心があると信じていた。グランガは厳しく言った(彼は有能だった、彼は彼の頭に日付を十分に持ち続けた)、「9月の初めのために約束された補給品が全く届かなければという事を貴方は言っているのか?」

 「いいえ。」

 グランガは彼のニューズを手に入れてしまった、彼は書き始めた。

 「僕は済まなく思います、」連隊長は言った、「それは印刷用ではありません、それは背景用です。」

 「しかし連隊長、」グランガが異議を唱えた、「それはニューズだ。我々はそこで貴方がたを救える。」

 「いいえ、それは外交官用の内容です。」 

105

2023年4月24日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

グランガが言った、「今我々は何処かを手に入れつつある、そして白痴めいた勝利感と共に彼の同僚らをじろじろ見回した、表好きのフランス人は彼らの暗澹たる記録を書き留めた。

 「それじゃあカリア語(朝鮮語)で言われてもかまわない以上だ。」僕は意図的な誤解と共に言ったが、僕はグランガに新たな輪郭を与えただけだった。

 「連隊長に聞け、彼は言った、「フランス軍は次に何をするつもりですか?彼はブラク・リヴァを渡って敵は退却中だと言いますが・・・」

 「レドゥ・リヴァ、」通訳者は彼を正した。

 「川の色がどんなものかを僕は気にしない。何を我々が知りたいかは、フランス軍が今何をするつもりかだ。」

 「敵は飛行中です。」

 「彼らが向こうに着いた時、何が起こりますか?貴方ならその時どうしようとしますか?貴方は向こう側の土手に腰を下ろしそれで終わるつもりですか?」フランの将校はグランガの威張り散らしている声に希望のない忍耐と共に耳を傾けた。謙遜でさえ、今日、兵士に求められる。

「貴方は彼らにクリスマス・カードゥを落とすつもりですか?」大尉は用心深く通訳した、フレイズ、クリスマス・カードゥにさえ。連隊長は寒々とした微笑を僕達に贈った。「クリスマス・カードゥではなく、」彼は言った。

104

2023年4月23日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

アメリカの記者らが告白へと連隊長を駆り立てたら、彼らはそれを素早く呑み込む事になるだろうが、彼らは彼らの同国人に餌を仕掛ける事には参加しないだろう。

 「連隊長は、敵の軍事力は行き過ぎになりつつあると言います。射撃歩兵正規軍の後ろで死者を数える事、それは可能です、戦闘がなおも進行中の間、貴方がたは前進するフランス部隊から数字を期待する事はできません。」

 「それは我々が期待する事ではない。」グランガが言った、「それは民間人スタフが何を知り、知らないかだ。あの小隊が、彼らの携帯用無線電話によって生じるのと同様に、彼らの死者数を報告しないという事を我々に貴方は本気で話していますか?」

 連隊長の気分はすり減り始めていた。もし、僕は思った、彼がスタートゥから我々のはったりを呼び覚まし、彼は数字を知ってはいるが言わないんだと我々にしっかり話してさえいたら。結局それは彼らの戦争で我々のではなかった。僕達は神が‐授けた報道に応じる権利を少しも持たなかった。僕達はレドゥとブラク・リヴァの間のホ・チ・ミン軍隊同様パリスの左‐翼代理人らを戦わせようとも思わない。僕達は死に足を掛けたりしない。

 連隊長は突然、フランスの死傷者数は1対3の比率でしたという報告を鋭い口調で言い、それから僕達に彼の背中を向け、ひどく立腹して彼の地図を見つめた。これらの者は死んだ彼の部下だった、サン・シルの同じクラスに属している彼の同僚の将校達ー彼らはグランガのためにあるような数字ではない。

103

2023年4月22日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  通訳が言った、「連隊長は、敵は痛烈な敗北と耐え難い損失をこうむりました。最後の派遣隊は現在即席に作った筏ででレドゥ・リヴァを横断して彼らの引き返す道を作っています。彼らは空軍によってその間中砲撃されている、と話しています。」連隊長は彼の手を上品な黄色い髪に通して走らせ、彼のポインタを振り回しながら飛び跳ねて壁の長い地図を思い通りに下げた。アメリカ人の通信員が尋ねた、「フランスの損失はどんなものですか?」

 連隊長は、質問の意味するところを完全によく知っていたーそれは会見のこのステイジに通例置かれていた。、しかし彼は躊躇った、ポインタは人気のある校長のように優しい微笑と共に持ち上げられた、それが通訳されるまで。それから彼は忍耐強い曖昧な表現で答えた。

 「連隊長は我々の損失は大した事はなかったと言います。正確な数は未だに知られていません。」これが何時もトゥラブルの合図だった。早かれ遅かれ彼の手に負えない部類を扱うために決まり文句を探したのだと、或いは校長は規律を守る事でもっと有能な彼の有能な成員の任命をしたのだろうと僕は思った。

 「連隊長は我々に本気で話していますか?」グランガが言った、「彼には敵の死者を数える暇があり、彼の味方にはない?」

 辛抱強く連隊長は彼の言い逃れ網を張った、彼は完全に十分に分かっていても他の質問で再び壊されるだろう。フランスの通信員らは憂鬱そうに黙って座っていた。

102

2023年4月21日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 再びその穏やかな想定、その「後で」はフオンを失わざるを得ない僕にそれはなる。厚かましさは為替の相場に基づくのか?僕達は英貨の質についてよく話したものだ。僕達は今やドル愛について話し出したのか?ドル愛は、もちろん、結婚と年少者と母の日を含むだろう、喩え後でレノ或いはヴァージン諸島を或いは彼らが今日彼らの離婚のために出かける何処も彼処も含むにしても。ドル愛は都合の良い意図、明瞭な分別、やがて地獄へと誰彼となく道連れに。しかし僕の愛は何のつもりもなかった。それで未来があからさまになった。人にできた事は何でも、厄介ではない未来を作るため、それが訪れた時、徐々に未来を切り開くための試みであり、阿片でさえそこではその価値を持った。しかし僕がフオンに切り開こうとする初めての未来はパイルの死でしかないという事を僕は予感すらしなかった。

 僕は向かったー僕には為すべきより良いことは何もなかったからー記者会見に。グランガが、もちろんそこにいた。若くて美し過ぎるフランス人の連隊長が議長を務めた。彼はフランス語で話し、後輩の将校が通訳した。フランスの通信員らは、ライヴァルのフトゥボール・ティームのように一緒に座った。僕は連隊長が何を語っているかを僕の心に留めるのは、それは困難だと気付いた、その間中、それはフオンへと取り留めもなく思い返したが、一人その思いに至ったーパイルは正しい、やがて僕は彼女を失うと想像するがいい、一人ここから何処へ向かう?

 通訳が言った、連隊長は、「敵は痛烈な敗北と耐え難い損失をこうむりました。

101

2023年4月20日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

何事もそんなに穏やかに受け容れようとした男はそこいらに余りいない。貴方は凄い、そして僕は僕がしたのと同じくらい卑劣だと半分も思わない。今それを僕は貴方に打ち明ける。」(彼にはそれが唯一重要だったのか?僕は憤慨してあれこれ思った、そしてなお僕は彼がそれをそんな風にするつもりはなかったという事を知った。彼にはあらゆる出来事は彼が卑劣だと思わなければ、すぐにより幸せになるのだろうー僕はより幸せになるだろう、フオンはより幸せになるだろう、全世界はより幸せになるだろう、しみったれ大使館員と公司でさえ。春がインド‐チャイナに訪れた、今もはやパイルは卑劣ではなかった。)「僕はここで2-4時間貴方を待った、しかし僕は今日出発しなければ一週間サイゴンに戻らない事になる、そして僕の現実の仕事は南にある。貴方を訪ねるためにトラコウマ・ティームを運営している青年に話したー貴方は彼を好きになるでしょう。彼らは立派な青年で、人間の力量に会った仕事をしています。ともかく僕は貴方に先立ってサイゴンに戻っていますので心配しないで下さい。僕は約束します、貴方が帰るまで僕はフオンに会わないと。僕はどんな点に於いても公正ではなかったと後で思いたくありません。真心を込めて、貴方のアルドゥン。」

100

2023年4月19日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

ある機会に―何れにせよそれは何ヶ月か後だったー僕は自制心を失くし、その中に彼の足を突き刺した、痛みの中にのつもりで僕は言っている、如何に彼が顔を背け、当惑して彼の汚れた靴を見たか、僕は思い出して言った、「僕は僕が公司に会う前にピカピカにしなきゃ。」僕はその時分かった、彼がヨーク・ハーディングから学んだ形式に彼の言葉を、すっかり嵌め込んでいた。それでもなお彼は彼なりに真剣だった。犠牲は他者によって皆支払われたという事、それは一致した、ダコウに向かう橋の下、あの最後の夜までは。

僕はパイルどういうつもりだを学んだ、それは僕がサイゴンに帰った時だけだった、僕が僕のカフィを飲んでいる間に上陸用舟艇に彼を乗せるよう若い海軍将校を説得した、ナム・ディンで定期パトゥロウルの後、こっそりと彼を途中で降ろして。

 運は彼と共にあり、彼は道が公式に寸断されると考えられた2-4時間前に彼のトゥラコウマ・ティームと一緒にハノイに引き返した。僕がハノイに着いた時、彼は彼は南にとっくに去っていた、プレス・カムプのバーマンに一冊のノウトゥを僕に残して。

 「親愛なるタマス、」彼は筆を進めた、「前日の夜、貴方がどれほど胸がいっぱいだったかを僕は貴方に話し始められない。僕は貴方に僕の心は僕の口の中にあったと明かせる、貴方を捜してあの部屋の中をうろうろした時は。」(川を下る長い乗船時、それはどこにあったのか?)

99

2023年4月18日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 5

僕がサイゴンから離れて一週になるだろうと僕は考えていたが、僕が引き返す以前に三週近く時間がかかった。初めての地にあって、それは入るために掛かるよりファトゥ・ディエムから外に出る方がずっと難しいとそれが証明した。道はナム・ディンとハノイの間で寸断され、ともかくそこにいるべきではなかった一人のリポータのために航空輸送機が割(さ)かれるはずがなかった。それから僕がハノイに着いた時、通信員らは最近の勝利のブリーフィングに向けて飛び立っていた、そして彼らを連れ戻す機には僕のために残された席は全くなかった。パイルは彼が着いた朝ファトゥ・ディエムから離れた。彼は彼の使命をーフオンについて僕に話す事を十分に果たし、そこに彼を留め置くものは何一つなかった。臼砲火が5時30分に止むと、僕はぐっすり眠る彼をほったらかして、会議室で一杯のカフィとビスキトゥ数枚から僕が帰った時には彼はそこにいなかった。彼は散歩に行ったと憶測したーナム・ディンから川を下ってその道すがら平底小舟を漕いだのでは、数人の狙撃兵は彼を気にもしなかったのだろう。彼が他者に齎す可能性のある痛みを想像出来なかったと同様、彼は彼自身に向かう痛み、或いは危険を想像出来なかった。

98

2023年4月17日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「そこに準備すべき何か多くの事があると君は確信しているの?」僕はパイルに尋ねた「オウ神の目的のために、フイスキを飲もう。これじゃあ論じるにしてもやかまし過ぎる。」

 「時間が少し早い、」パイルが言った。

 「時間はひどく遅い。」

 僕は二つのグラスに注ぎ出し、パイルは彼のを持ち上げて蝋燭の光にフイスキを透かしてじっと見ていた。彼の手は砲弾が爆発する度に震えた。が、それにしても彼はナム・ディンから無分別な旅をして来た。

 パイルは言った、「僕達のどちらも『幸運を』と言い出せないのは、そりゃあ不思議な事だ。」そうして僕達は何も言わずに飲んだ。

97

2023年4月16日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

彼は実に真面目に言った。彼が引き起こしたトゥラブル全ての動機となった方がいい男を僕は今まで知らなかった。彼は付け加えた、「僕は貴方は実にフオンを理解していると思わない。」

 そして数か月後その朝僕の側のフオンと一緒に目覚めながら僕は思った、「とはいえそれで君は彼女を理解したのか?君はこの事態を予期し得たのか?フオンは大層幸せそうに僕の側でぐっすり眠り、おまけに君は死んだ?」時はその遺恨を飼い慣らすが、遺恨は実にしょっちゅう饐えた匂いがする。妻は夫を、愛人は夫人を、親は子を、どちらも、どんな人間でも嘗て他者を理解しようとする者はいなかったというその事実を容認しつつ、僕達は皆理解しようとしない方が無難ではないだろうか?おそらくそれは何故男達が神を創り出したかにあるー受容能力がある者を。おそらく僕が理解されたくても或いは理解したくても、僕は僕自身を騙して確信させようとするだろう、何れにせよ僕はリポータだ。神はひたすら主要記事執筆者のために存在する。

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The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

彼は真面目に言った。彼が引き起こしたトゥラブル全ての動機となった方がいい男を僕は今まで知らなかった。彼は付け加えた、「僕は貴方は実にフオンを理解していると思わない。」

 そして数か月後その朝僕の側のフオンと一緒に目覚めながら僕は思った、「とはいえそれで君は彼女を理解したのか?君はこの事態を予期し得たのか?フオンは大層幸せそうに僕の側でぐっすり眠り、おまけに君は死んだ?」時はその遺恨を飼い慣らすが、遺恨は実にしょっちゅう饐えた匂いがする。妻は夫を、愛人は夫人を、親は子を、どちらも、どんな人間でも嘗て他者を理解しようとする者はいなかったというその事実を容認しつつ、僕達は皆理解しようとしない方が無難ではないだろうか?おそらくそれは何故男達が神を創り出したかにあるー受容能力がある者を。おそらく僕が理解されたくても或いは理解したくても、僕は僕自身を騙して確信させようとするだろう、何れにせよ僕はリポータだ。神はひたすら主要記事執筆者のために存在する。

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2023年4月15日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  「君は本当にあのセンスの全くない彼女の姉妹を信じているの・・・?」

 「姉妹は時により多くを知っています・・・」

 「彼女はただ君に見解を売り込もうとしているだけだ、パイル、だから彼女は君がもっとお金を持っていると思っている。それに、僕の神様、彼女はそれを間違いなく売り込んだ。」

 「ぼくは僕のサラリだけ貰っています。」

 「ところで、君はどんな方法にせよ、両替の有利な相場を受取って来た。」

 「心を痛めないで、タマス。こうした事は起こる。貴方以外の誰か他にそれが起こっていたらと僕は思う。」

 「そうだ、『僕達の』臼砲。君は彼女が僕を残していなくなっているかのように話す。、パイル。」

 「もちろん、」彼は確信もなく言った「彼女が貴方と留まる事を選べばいい。」

 「それから君は何をするの?」

 「僕は転居を求めようとします。」

 「何故君は何とか去ろうとしないの、パイル、トゥラブルを起こさないで。」

 「それじゃあ彼女に対して公平にはならない、タマス、」

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2023年4月14日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  彼は言った、「オウ、」弱々しい声で、暗闇で。

 僕は続けた、「君が気にする、それはただ彼女の関心だけだとすれば、神のためにフオンを一人きりにして諦めてくれ。誰か他の女のように彼女には良いところがあるもの・・・」

 臼砲の轟はアングロウ‐サクスンの言葉からボストンの耳を救った。しかしそこにはパイルの容赦のなさという性質があった。彼は、僕が都合よく振舞っていたか、また僕が都合よく振舞わなければならないかを決定した。彼は言った、「貴方が何を苦しんでいるのか僕は分かります、タマス。」

 「僕は苦しんではいない。」

 「オウそうです、貴方に限って。もし僕がフオンを諦めるしかないとすると、僕は何が辛いか僕にはよく分かります。」

 「しかし僕は彼女を諦めてはいない。」

 「僕は身体的にもまた身綺麗だタマス、しかしもし僕がフオンが幸せなのを見られるなら僕はその全ての希望を諦めよう。」

 「彼女は幸せだ。」

 「彼女はそうであるはずがないー彼女の立場では、ない。彼女には子供達が必要だ。」

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2023年4月13日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 早川書店、読売新聞社は、私が毎日書き写している翻訳ノートとボールペンを盗みました。


 「睡眠なし。」

 「タマス、貴方がこの全てを受け入れた分けを僕がどう思うか僕は貴方に知って欲しいー僕は貴方は凄い、凄いと思います。そこにそのための他のどんな言葉もない。」

 「ありがとう。」

 「貴方は僕が経験するより世界の事をずっと多く見て来た。ご存知の通り、様々な理由でボストンはちょっとー痙攣を起こしている。喩え貴方がロウエルかカボトゥでなくても。僕は貴方が忠告して下さったらと思います、タマス。」

 「何の事を?」

 「フオン。」

 「もし僕が君だったら僕は僕の戒めを信じようとはしない。僕は台なしにする。僕は彼女を自分のものにして置きたい。」

 「オウ、しかし貴方は率直だ、全く率直だ、僕は分かっています、そして僕達は揃って彼女に関心を持っている。」

 突然、僕は彼の少年らしさにもう耐えられなくなった。僕は言った、「僕は彼女の関心のために、それを惹こうとは思わない。君は彼女の関心を得られる。僕は彼女の体が欲しい。僕は僕と一緒のベドゥの中で彼女を求める。僕は寧ろ彼女を消滅させ、それに彼女と一緒に眠りたい・・・彼女の破滅的関心を求めるより、より・・・」

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2023年4月12日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 彼は脱ぎ始め、僕は思った、「彼にもまた若さがある。」パイルを羨むのは、それは何て悲しいんだ。

 僕は言った、「僕は彼女と結婚できない。僕は故国に妻がいる。彼女は先ず僕と離婚する気はない。彼女は高潔なクライストゥ教徒だーそれがどういう事か君が知っていれば。」

 「僕はすまなく思います、タマス。ところで、僕の名前はアルドゥン、もし貴方に関心があれば・・・」

 「僕はかなりパイルに立往生してしまう、」僕は言った。「僕はパイル同様、君の事を思う。」

 彼は彼の寝袋の中に入り、蝋燭の方へ彼の手を伸ばした。「ヒュウ、」彼は言った、「それが終わって僕はほっとしている、タマス。僕はその事を恐ろしく不品行だと思って来た。」彼はもうしないと言ったところで、それはただ余りにも明らかだった。

 蝋燭を外に出した時、外で火炎の光を背にした彼のクルー・カトゥの輪郭が僕には見えた。「いい夜を、タマス。ぐっすり眠って下さい、」するとたちまち、性質(たち)の悪いカマディ(コメディ)のようなそれらの言葉に臼砲は砲撃を開始した、旋回しながら、甲高い音を出しながら、爆発しながら。

 「立派な神様、」パイルが言った、「それは攻撃ですか?」

 「彼らは攻撃を止めようとしている。」

 「まあ、僕が思うに、僕たちのための眠りなど全くそこいらにあるもんか?」

92

2023年4月11日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「君は奇麗に見える、確かに君は間に入る事が出来る、」僕は言った。初め彼は僕をいらいらさせた。

 「ファウラ、」彼は言った、「僕は貴方のクリスチャン・ネイムを知りません・・・?」

 「タマス。どうして?」

 「僕は貴方をトムと呼んでもいいでしょ?これは僕を一緒に連れて行く気だなと僕は思う。同じ女を愛する事を、僕は言おうとしている。」

 「君の次の行動は何?」

 彼は荷造り用の箱に凭れて気もそぞろに座り直した。「何もかも貴方が知っている事は今は難しく見えます、」彼は言った。「僕は彼女に僕と結婚するよう頼みます、トム。」

 「僕は寧ろ君には僕をタマスと呼んで欲しい。」

 「彼女はまさに僕達の間で選択するしかない、タマス。それは十分に公平です。」しかしそれは公平だったか?僕は寂しさの前兆のうすら寒さを初めて感じた。それは全く根拠がなく、それにしても・・。彼は哀れな恋人かも知れないが僕は哀れな男だった。彼は彼の手の中に対面という無限の財産を持っている。

91

2023年4月10日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 僕は笑った。僕はそうせざるを得なかった。彼は随分唐突で真面目だった。僕は言った、「君達は僕が帰るまで待てなかったの?僕は来週サイゴンに入るぞ。」

 「貴方は殺されていたかも知れない、」彼は言った。「それじゃあ自慢にもならなかった。それで僕がその時までずっとフオンと遠ざかっていられるかどうか僕には分からない。」

 「貴方が言うのは、貴方がたは離れていた事がある?」

 「もちろん。君は僕が彼女に話すとは思っていない、君抜きで知っている事を?」

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 「世間ではやる。」彼は言った。「何時そうなったの?」

 「それは彼女と踊ったシャレでのあの夜だったと思います。」

 「僕はそもそも君達が今まで親密になっているなんて思いもしなかった。」

 彼は悩ましげな様子で僕を見た。もし彼の行いが僕には正気の沙汰ではないように思えても、僕のものは彼にとって明らかに説明しがたかった。彼は言った、「貴方は御存知だ、それはあの館のああした女達全員を見る事だったと思います。彼女達は随分奇麗でした。何故、彼女は彼女達の内の一人だったのかも知れません。僕は彼女を守りたかった。

 「彼女には保護の必要性があると僕は思わない。ミス・ヘイは君を外に招待したの?」

 「はい、しかし僕は行かなかった。僕は距離を保ったままです。」彼はもどかし気に言った、「そりゃあ怖かった。僕はとてもろくでなしと思っていますが、貴方は僕を信じてくれるでしょ、貴方が結婚していたらという事ー何故、僕はこれまで男と彼の妻の間に分け入ったことはありません。」

90

2023年4月9日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「そうだね?」

 「僕はそれをちょっとは見て置くべきだと考えました。貴方に本音を言えば、僕はグランガに少し恥じ入りました。」

 「僕には分かるよ。その全てと同様簡単。」

 「そうですねえ、そこにはどんな現実的困難もないですものね?」彼は彼の靴紐で遊び始め、そこで長い沈黙があった。「僕は馬鹿正直であろうとはしない、」彼は最後に言った。

 「いや?」

 「僕は実のところ貴方を見に来ました。」

 「君は僕を見にここに来たの?」

 「そうです。」

 「どうして?」

 彼は当惑しきって彼の靴紐から見上げた。「僕は貴方に話さなければなりません―僕はフオンと恋に落ちました。」

89

2023年4月8日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「オウ、幾分平底小舟に似たようなものー僕はそれ用の名前を知らない。実は僕はそれを買おうとした。それはそんなにかからなかった。」

 「それで君は一人で川に下りたの?」

 「それは実のところ難しくなかった、貴方も御存知だ、流れは僕に味方した。」

 「君は正気ではない。」

 「オウいや。唯一の真の危険は座礁する事です。」

 「或いは海軍のパトゥロウルかフランスの飛行機によって乱射される事。或いはヴィエトゥミンによって君の喉を切って頂く事。」

 彼ははにかんで笑った。「まあ、僕はとにかくここにいます。」彼は言った。

 「何故?」

 「オウ、そこには二つの理由があります。しかし僕は貴方を目覚めさせたままにして置けません。」

 「僕は眠くない。ガンは直ぐに始動するようにしてある。」

 「僕が蝋燭を動かせば気にしますか?それじゃここでは少し明る過ぎます。」彼は神経質らしかった。

 「一番の理由は何?」

 「そうですね、先日、貴方はこの場所はかなり興味深いと僕に思わせました。僕達がグランガ・・・それにフオンと一緒だった時を貴方は覚えていますね。」

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2023年4月7日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「君は非常に上手く身支度しているね。」僕は言った、何故僕達のどちらもここにいるのか思い出そうとしながら。

 「これは普通の旅行用具一式です、彼は言った、「僕達の医療援助ティームの。彼らがハノイで僕に物を貸してくれました。」彼は魔法瓶や小さいアルコホル・ストウヴ、ヘア‐ブラシュ、シェイヴィング‐セトゥや配給のブリキを取り出した。

僕は僕の時計を見た。時間は朝の3時近くだった。

 Ⅱ

パイルは荷を解き続けた。彼は小さいケイスの棚を作った、その上に彼は彼のシェイヴィング‐ミラや道具を置いた。僕は言った、「君は水を少しだって手に入れられるかどうか、僕は分からないと思うよ。」

 「オウ、」彼は言った、「僕は朝の内は魔法瓶で十分持つ。彼は彼の寝袋の下に座って彼のブーツを引っ張って脱ぎ始めた。

 「一体君はどうしてここに行き着いたの?」僕は尋ねた。

 「彼らは我々のトラコウマ・ティームを見る名目で、ナム・ディンまで通らせてくれた。それから僕はボウトゥを賃借りした。」

 「ボウトゥ?」

87

2023年4月6日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 今夜、肉体の所有は実に小さい事に思えたー多分その日、僕は余りにも多くの誰にも彼ら自身にさえ属さない死体を見てしまった。僕達はすっかり消費された。僕は寝込んだ時、僕はパイルの夢を見た。彼はステイジで全く一人きりで、堅苦しく、見えないパートゥナに彼の腕を差し出して踊っていた。そして僕は腰掛け、万一の場合に備えて僕の手にガンを持って譜面台のような座席から彼を見つめた。誰一人彼のダンスを妨げる者はいない。プロゥグラムはステイジ脇に置いてあった、英国のミュージク‐ホールの出し物のように、読むと、The Sance of Love”A”証明書。誰かが劇場の後ろで動き、僕は僕のガンを更にしっかり握り締めた。その時僕は目覚めた。

 僕の手は彼らが僕に貸してくれたガンの上にあった、そして彼の手に蝋燭を持って出入り口の中に一人の男が立っていた。かれの目を覆う影を投げかけるスティール・ヘルミトゥを着けていた、彼がパイルだと僕に分かったのは、それは彼が話す時だけだった。彼ははにかんで言った、「貴方を起こして恐縮致しました。彼らは僕がここで眠ってもいいと僕に告げました。」

 「オウ、誰かが僕にそれを貸してくれました。」彼は漠然と言った。彼は軍用装備一式を彼の後に引き摺り込み、羊毛で裏打ちされた寝袋を引っ張り出し始めた。

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2023年4月5日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 風が再び吹き出した、入口に向かってうろついている。帆布のカートゥンがたわみ(僕はパロニアスがアラス織りの壁掛けの後ろで刺したのを思い出させられた)蝋燭が揺れた。その影が芝居じみていた。僕達は度役者の一座かも知れなかった。

 「君の地位は持ち堪えたの?」

 「僕達が知る限り。」彼はひどい疲労の感を伴って言った、これは何でもない、君は理解している、重要性のない出来事は100キロミタ離れたホア・ビンで何が起こっているかと同等に置く。それが戦闘だ。」

 「もう一杯、連隊長?」

 「ありがとう、いや。それはいいね、君のイングリシュ・フイスキ、しかしそれは必要になる夜のために少し残して置いた方がいい。僕は思うよ、もし君が僕を許してくれるのなら、僕は少し眠って置こうと思う。臼砲が始まった後では誰も眠れない。ソレル大尉、君はファウレアさんが彼が必要とする全て、蝋燭、マチ、リヴァルヴァ(回転式連発拳銃)を持つよう見てあげてくれ。」彼は彼の部屋に入った。

 それは僕達全員に対する合図だった。彼らは狭い貯蔵庫に僕のために床の上にマトゥリスを敷き、僕は木箱に囲まれた。僕はほんの短い時間目覚めていたー床の固さは宿泊所に似ていた。それにしても不思議な事に嫉妬もなく、フオンがフラトゥにいるかしらと思った。

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2023年4月4日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 闇は僕が将校の兵舎に着いた頃までに落ちた、そこで僕は夜を過ごしていた。気温はゼロの上のたった一度、そして靴底ウォームスは紛れもない市場のどこにでもあった。バズーカによって壊された一つの壁と一緒にドアがたわみ、帆布のカートゥンでは隙間風を遮る事はできなかった。電気発動機が動いていなくて僕達は蝋燭が燃え続けるように箱や本のバリケイドゥを作る事にした。僕はカミュニストゥ貨幣目当てにソレル大尉と421をした。僕はどさくさのゲストゥだったから飲み物代を払うのはそれは可能ではなかった。運は疲れて戻ったり遠のいたりした。僕は少し僕達を暖めようとして僕のフイスキのボトゥルを開け、他の者達も周りに集まった。連隊長は言った。「これは僕がパリを後にしてから僕が飲む一杯目のフイスキだ。」

 中尉が歩哨達の輪から入って来た。「多分僕達は静かな夜を持つだろう。」

 「彼らは4時前に攻撃しない、」連隊長は言った。「君はガンを持っているか?」彼が僕に尋ねた。

 「いいえ。」

 「僕が君に一つ見付けてやろう。君の枕の上にそれを置いとくといい。」彼は丁寧に付け加えた、「僕は君のマトゥリスがかなり固いと気付くだろうと心配している。そして3時30分に臼-砲火が始まるだろう。僕達はどんな集結でも粉々にしてみせる。」

 「これはどのくらい続くと思いますか?」

 「誰が知る?僕達はナム・ディンから更なる連隊を注ぎ込むことℍできない。これはほんの気晴らしだ。もし僕達が2日前にやっつけた以上に助けもなく持ち堪えられれば、それは、誰も口にしていい、勝利だ。」

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2023年4月3日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 中尉は言った、「君は十分見た?」無作法にもの言いをして、ほとんど僕がこれらの死に責任があったかのように。多分兵士には一般市民は殺すために彼を雇うのに、給料袋に殺人の罪を同封して責任を逃れるのに持って来いの人だ。僕達は歩いて農場に引き返し、麦わらの上に無言で再び腰を下ろした、風が止み、動物のようにそれは闇が近付いているのを知っているようだった。いたずら書きをしていた男は彼自身を楽にし、彼自身を楽にした男はいたずら書きをしていた。僕は、静寂のそれらの時に、見張りが配置された後、いかに彼らは水路から移動する事、それが安全だと信じるしかなかったかを考えた。僕は彼らがそこに長く位置したかどうかしらと訝しく思ったーパンはひどく乾燥していた。この農場はおそらく彼らの家だった。

 無線が再び作動していた。中尉は疲れて言った、「彼らは村を爆破しようとしている。パトゥロウルが夜間召集される。」僕達は立ち上がり、僕達の道程を遡り始めた、死体の群れの周りを再び棒で突きながら、教会を過ぎて列を作って行進しながら。僕達はそんなに遠くに行っていなかった、単なる成果としてそれらの二つの殺害に伴って辿った事、それは長いだけの事はある道程のように思えた。爆弾投下が始まった時、飛行機が現れ、僕達の背後に去った。

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2023年4月2日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  二発の弾丸が僕達の戦線に発射され、僕は思った、「これがそれだ。やっとそれが来る。」それは僕が望んだ警告の全てだった。僕は待ち受けていた、快活の自覚と共に、永久的事柄を。

 しかし何も起こらなかった。もう一度僕は「その出来事を越えて覚悟した。」長い数分の後、歩哨の一人が加わり、中尉に何かを報告した。僕はそのフレイズ「二人の民間人。」が引っ掛かった。

 中尉は僕に言った、「僕達は行ってみるつもりだ、」そうして歩哨に従いながら僕達は二つの田んぼの間の泥濘が広がり過ぎた小道に沿って僕達の行く手を精選した。農場ビルディングを越えて20ヤードゥ、狭い用水路の中に、僕達は、僕達が捜していたもの、女の人と小さい男の子に出会った。彼らは非常に清らかに死んでいた、女の人の額に血の小さなきちんとした固まり、そして子供は眠っていたのかも知れなかった。彼は6歳くらいで、彼はやつれ切った彼の小さな骨ばった膝を抱える子宮の中の胎芽のように横たわっていた。「運が悪い、」中尉が言った。彼は下に向けひっくり返した。彼は彼の首の周りに神聖なメドゥルを着けていた、そして僕は僕自身に言った、「魔除けが効かない。」彼の死体の下にパンの齧りかけがそこにあった。僕は思った、「僕は戦争を憎む。」

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2023年4月1日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕は僕の真後ろの誰かが大真面目で「ありがたい。」と言うのを聞いた。中尉を除くと彼らはその大多数がドイツ人だった。向こうに農場‐ビルディングの一群があった、中尉は真っ先に入った壁に沿って進みながら、そして僕達は一つの縦列、6フィートゥの間隔で従った。それから男達は再び指示なしに農場の至る所に散らばった。命はそれを見捨ててしまっていたー一羽のめんどりさえ後に残されていなかった、何が居間であったにしても、壁に掛かっているのは、神聖ハートゥと母と子の二つのぞっとする油絵風版画だった、それはビルディング群に全ての今にも崩れそうなイウアラプの雰囲気を与えた。誰もがこれらの人々は、喩え誰が彼の信仰を分かち合わなくても、彼らは人間で、ただの灰色の水を抜き取られた死体ではない事を知っていた。

 おおよそ戦争は周りを囲んで居座り、何をするでもなく、誰か他の者を待っている。貴方が残した時間の意義に何の保証もなく、貴方には思考の列車さえ発車する価値、それがあるようには思えない。前に随分頻繁に彼らがした事をしながら、歩哨らは出動した。僕達の前方で動き出した何かは敵だった。中尉は彼の地図に印を付け、僕達の位置を無線(レイディオウ)で報告した。正午の静けさが垂れ下がった、臼砲まで治まり、空に飛行機もなかった。一人の男が農場の泥の中で小枝を持っていたずら書きをした。暫く、それは戦争によって忘れられていたかのようだった。僕はフオンが僕のスーツを洗濯屋に送ってくれていたらと願った。冷たい風が囲い地の麦わらを波立たせ、一人の男が彼自身を楽にさせるために納屋の後ろに控えめに向かった。僕はハノイの英国領事に彼が僕にくれたフイスキのボトゥル代金を払って置いたかどうか思い出そうとした。

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2023年3月31日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕は分からなかった、或いはどのようにして、些細な事でも周囲をちょっと見る事によって以外、僕はそのままにして置こうとするだろう。

 中尉は携帯用無線電話持った男の側に座ると、彼の足の間の地面を見つめた。計器が指示をパチパチ鳴らし始め、溜息をついて彼は眠りから起こされたかのように彼は立ち上がった。そこには移動に関する奇妙な同志の交わりがあった、彼らは任務に一様に従事したかのように、彼らは意に沿わなくても機会を揃ってものにして来た。誰一人何をすべきかを語られるのを待つ者はいなかった。二人の男が厚板を整備し、それを渡ろうとしたが、彼らは彼らの兵器の重さによってバランスが崩れ、またがって座り、一時に数インチずつ向こう側に彼らの道をじわじわ進まなければならなかった。他の男は水路に下りるひどい薮に隠された平底小舟を見付け、彼は中尉が立つ所へとそれを動かした。僕達の内6名が乗り込み、彼は別の土手に向かって棒を使い始めたが、僕達は死体の群れの上を走り、突き刺した。彼は彼の棒で押しのけた、それをこの人間粘土の中に沈めながら、すると一つの死体が、日に晒されて横たわりながら入浴する人のようにボウトゥの傍らでその全長を解放され浮き上がった、それから再び僕達は自由になって、一度もう一方の側の上を僕達はごちゃ混ぜにした、後方を見る事もなく。砲弾は全く放射されなかった、僕達は生きていた、死はおそらく次の水路と同じくらい遠くまで撤退してしまった。

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2023年3月30日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

中尉は配置に就くよう僕達に身振りで合図し、30フィートゥ離れた、厚板を越えた所、僕達は前方未確認の領域に直面してしゃがみ込んだ、男達は水面を見た、するとその時、指揮の一言によって、皆一斉に、彼らはそっぽを向いた。一瞬、僕は彼らが何を見たのか分からなかったが、僕が見た時、僕の心は後戻りした、僕は何故か分からない、シャレや女性の声色遣いや口笛を吹いている若い兵士やパイルが言う、「これはちょっとふさわしくないへと。

 水路は死体で溢れていた、僕は余りにもたくさんの肉を詰め込んでいるアイアリシュ・スチュウを直ぐに思い出させられる。死体は一部重なり合っている、一つの頭部、アザラシの‐灰色をした、それに剃られた頭皮を持った囚人のように匿名の、がブーイのように水面から突き出ていた。そこに血はなかった、それは随分前に流れ去ってしまったと僕は想像した。僕にはそこにどのくらいあったのか思いも寄らない、彼らは十字砲火に襲われたに違いなかった、引き返そうとして、土手沿いの僕達全員が考えていたと僕は思う、「二人はそのゲイムで遊べる。」僕もまた僕の目を反らした、僕達は、僕がどんなに小さく、如何に性急に、単純に見積もったかを思い出させられたくなかった、そうして名も明かさず死は訪れた。僕は行為のヴァージンのように恐れた。しかるべき警告と共に来るまで死を好んだだろう、僕が僕自身を覚悟させられるように。「何のために?」

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2023年3月29日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「いいえ、イギリス人。」

 彼は言った、「それは非常に簡単な事です、しかしもし貴方が我々と一緒に来るつもりなら・・・」彼は彼の鋼鉄製ヘルミトゥを脱ぎ始めた。「いや、いや、」僕は言った、「それは戦闘員用です。」

 「貴方の好きなように。」

 「僕達は単一の伍をなして教会の後ろに出て行った、中尉が先導して、両側面上に見回りと接触するため携帯用無線電話を持った兵士のために水路の‐土手の上で少しの間、行軍を止めた。臼砲弾が僕達の上で炸裂し、視界の外で爆発した。僕達は教会の裏で更に多くの人々を拾い、今やおよそ30人強になった。中尉は低い声で僕に説明した、彼の地図に指を刺しながら、「300人がこの村の中で、今、報告されたところだ。多分、今夜中に集結する。我々は知らない。誰もまだ彼らを見付けていない。」

 「どのくらいの距離?」

 「300ヤーズ。」

 指示が無線で届き、僕達は無言で進んだ、右の方向に真っ直ぐな水路、左に低い茂みと田園また茂みを繰り返して。「全て通過、」

中尉は、僕達が出発した時、元気付けようとする高まりを持って耳打ちをした。40ヤーズ進み続け、別の水路、端の左側にある何かを持った、レイルのない一本の厚板が、僕達の前方を横切って走っていた。

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2023年3月28日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕はそれぞれの道をほぼ1マイルの4分の3に亘って見渡せた、するとそこには僕を除いてその範囲に二つだけ生きている存在があったー通りの端をゆっくりと土手へと離れて行く偽装ヘルメトゥの準備完了状態のステン・ガンを持った兵士二人。僕はその生存者に言う、何故なら道路にその頭がある一つの死体が入り口に横たわっていたから。そこに集(たか)っている蝿の唸り声とどんどん微かになる兵士のブーツのぴちゃぴちゃという音が唯一の物音だった。僕は僕の頭を背けながら死体を過ぎると足早になった。数分後、僕が振り返ると僕の影を連れて僕は全く一人きりだった、そしてそこには僕が作り出す音以外何の物音もしなかった。僕は発砲している射撃上の標的であるかのように僕は感じた。もし何かがこの通りで起こったら、僕が拾われる前に、集ろうとする蝿のための猶予、それには随分間があるかも知れないという事、それがの僕の脳裏に浮かんだ。

 僕は二つの水路を渡り切った時、僕は教会に導かれるように方向転換した。1ダズンの男達はパラシュウト部隊の偽装をして地面に座っていた、二人の将校が地図を調べている間に。僕が彼らに加わった時、誰も何の注意も僕に払わなかった。一人の男、彼は携帯用無線電話の長いアンテナを身に着けていた、が言った「僕達はもう移動できる、」そして皆立ち上がった。

 僕は、僕が彼らに同行できるかどうか、僕なりの下手なフランス語で彼らに尋ねた。この戦争の強みは、イウアラプ人の顔は戦場でそれ自体パスポートゥに代わって証明したという事だった。イウアラプ人は敵の代理人に嫌疑を掛けられるはずがなかった。「貴方は誰?」中尉が尋ねた。

 「僕は戦争の事を書いています。」僕は言った。

 「アメリカ人?」

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2023年3月27日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「オウ、」彼は快活に言った、「貴方はいい人だと私は思います。貴方はこれまでに後悔する事が随分あったんだと私は想像しません。」

 僕は教会に沿って見た、それらは海の方向へと水路の間にむらなく並んで駆け下りていた。二番目のタウアから明かりがパッと点いた。僕は言った、「貴方は貴方がたの全ての教会の公平無私を保たなかった。」

 「それは可能ではありません、」彼は言った。「フランスは単独大聖堂の構内から立ち退く事に同意しました。我々はこれ以上宛てにできない。貴方が見ているそれは外人部隊です。」

 「僕は行ってみます。グドゥ‐バイ、牧師。」

 「グドゥ‐バイそして幸運を。狙撃手に気を付けて。」

 僕は外に出るために群衆を搔き分けて我が道を押し進んだ、湖や長い通りの中にその砂糖のような広げた腕を持つ白い像を過ぎて。

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2023年3月26日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「それで貴方がたの外科医は?」

 「私に何かできれば私がします。」僕は彼のスーターンが血で汚れているのをその時見た。

 彼は言った、「貴方は私を捜すためにここに上ったんですか?」

 「いえ、僕は僕の進路を把握したかったんです。」

 「私が貴方に尋ねたのは僕は昨夜ここに男が上がるがままにしました。彼は懺悔に行こうとしました。彼は幾分脅えていました、貴方はご存知でしょうが、彼は水路沿いに見てしまったもので。誰も彼を咎められなかった。」

 「それはそこに沿ってひどいんですか?」

 「落下傘部隊が十字砲火で彼らを捕まえました。哀れな魂。多分貴方は同じことを感じていたと私は思いました。

 「僕はロウマン・カサリクではありません。僕は、貴方は僕をクリスチャンとさえ呼べないと思います。」

 「人に対してどんな恐怖を及ぼすにしても、それはおかしい。」

 「それは僕に対してそんな事をしない。喩え僕が全面的にどんな神でも信じるにしても、僕は懺悔という考えを、それでもなお疎んじてしまいます。貴方がたの箱の一つに膝まづく事を。他の人に僕自身を晒す事を。「貴方は僕を許すしかない、神父、しかし僕にはそれは不健全に思えますー男らしくないとさえ。」

75

2023年3月25日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕の側で神父が説き明かすように言った、「私共はここでは公平無私です。これは神の領域です。」僕は考えた「それは聞いた事もない貧弱な住民数です、神は彼の王国の中で寒さ、飢餓に脅えた」ー『私はどのように私達がこれらの人々を養っていけばよいのか分からない、』牧師は僕に打ち明けたー「偉大な王ならそれよりずっと良くなるだろうと貴方はどうしても考える。」しかしその時僕は思った、「喩え人が何処へ行こうとそれは何時も同じだー最も幸福な集団を持つ者、それが最も力強い支配者というわけではない。」

 下では小さな店が既に準備されていた。僕は言った、「それは巨大な慈善市のようだね、それにしても一つの笑顔もない。」

 牧師が言った、「彼らは昨夜恐ろしく冷えた。私共は修道院の門を閉めて置くしかない、そうしなければ彼らが私の所に押し寄せます。」

 「貴方がたはここの中を全て暖かくしているんですか?」僕は尋ねた。

 「さほど暖かくはありませんが。それに私共は彼らの10分の1のために部屋を持つことがありません。」彼は続けた、「私は貴方が何を考えているのか分かります。しかし良くして置く事、それは僕達の何人かにとって不可欠です。私共はファトゥ・ディエムで唯一の病院を持ち、我々の看護婦に限りこれらの修道女です。

74

2023年3月24日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 牧師は彼の祈祷書を閉じて言った、「さあ、あれは終えられる。」彼はイウアラプ人だったがフランス人ではなかった、主教は彼の教区でフランス人牧師を大目に見て来たから。彼は弁明して言った、「私はここに上がって来なければならない、貴方は分かって下さる、それらの貧しい人々全てから、わずかな静寂をと。」臼砲の音は次第に短くなるように思えた、或いは多分それはついに応酬している敵だったか。不慣れな困難は彼らを捜す事だった、そこには1ダズンの狭い最前線があり、水路の間に、農場のビルディングと稲田の間に無数の待ち伏せの機会があった。

 直ぐ近く、僕達の下、立ち、座り、横になったファトゥ・ディエムの全人口。カサリク、ブディストゥ異教徒達、彼らは彼らの最も価値のある財産全てを荷造りしたー料理用ストウヴ、ラムプ、鏡、洋服ダンス、数枚の敷物、神聖な絵ーそして大聖堂の構内へと移動させた。北のここに闇が訪れた時、季節はひどく身を切るように寒いだろう、そして既に大聖堂は溢れていた、そこはもはや隠れ場ではない、ベル・タウアへの階段の上でさえどのステプも占領し、何時も大勢の人々が門を抜けると押し合いへし合いしていた、彼らの赤ちゃんや家族の物を運ぼうとして。彼らは信じた、彼らの宗教が何であろうと、ここでは彼らは安全だろうという事を。僕達が見守っている間、ヴィエトゥナムの軍服姿のライフルを持った若者が、彼の行く手を突っ切った。彼は牧師に止められ、その人は彼から彼のライフルを奪った。

73

2023年3月23日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

それが主教の軍隊の残された全てだったー彼のブラス・バンドゥー、が行進を率いた、それに連隊長の命令によって敬虔なフランス人将校らが、大聖堂の構内へと入口を通って、大聖堂の前の小さな湖の島に立つ神聖・ハートゥの白い像を過ぎ、ベル・タウアの下で東洋風の翼を広げる事と共に、たった一本の木から形作られたその巨大な支柱と祭壇の緋色の漆細工を持ち、クリスチャンより多いブディストゥらが、彫刻された木造の大聖堂の中へと少年聖歌隊員のように従った。水路の間の全ての村から、あの低地の国から、若い緑色の米の‐発芽と金色の収穫が、チューリプや風車の教会に取って代わる風景、人々が押し寄せた。

 誰も行列に加わっていたヴィエトゥナムの代理人に気付かなかった、そしてあの夜、主(おも)だったカミュニストゥ大隊が石灰岩の山道を通って、トンキン平野へと移動した時、山中の頭上のフランス前哨部隊によってどうしようもなく見守るだけだった、進軍代理人はファトゥ・ディエムで一撃を食らわした。

 4日後の今、パラシュートゥで運ぶ人々の援護で、敵は街周辺半マイル後方に押された。これは負けだった、どんなジャーナリストゥも許されず、どんな電報も送られるはずもなく、新聞は勝利だけを運ばなければならない。当局はもし彼らが僕の目的を知ったらハノイに僕を足止めしただろうが、お前が司令部から更にそれ以上手に入れれば入れるほどカントゥロウルがずさんになり、お前が敵の射撃の範囲内に入る時、お前は歓迎される客だーハノイのエタトゥ少佐にとって何が脅威だったか、ナム・ディンの全連隊長への心配、戦場の中尉に対する悪ふざけ、気晴らし、外界からの関心の的だ、それで祝福された数時間、彼は彼自身を少し脚色可能で、間違った英雄的脚光の中で彼自らでさえ負傷し死んでいるかのように思う。

72

2023年3月22日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 将校の家の正面の壁が吹き飛ばされ、通りの向こう側の家々は廃墟になっていた。ナム・ディンから川を下りながら、何があったかペラウドゥ中尉から僕は教えて貰った事がある。彼は真面目な若者、フリーメイスン、そして彼にとってそれは彼の会員達の盲信への審判に似ていた。ファトゥ・ディエムの主教は嘗てイウアラプを訪れ、そこでファティマの聖母マリアに対する信仰を得たー姿を見せた聖母マリアの有様、だからロウマン・カサリクは信じる、ポーツグルで子供達の前に。彼は家に帰った時、彼は彼女の名誉を讃えて大聖堂の構内に洞穴を作り、彼は彼女の祝祭日を行列で毎年祝った。フランスとヴィエトゥナム軍の負担に連隊長との関係は当局が主教の私的軍隊を解隊した日から何時も緊張を強いられた、今年連隊長はー彼は主教に幾らか同情した、彼らのどちらにしても彼の国はカサリシズムよりもっと重要だったからー友好の素振りを見せ、行進の前列で彼の上級将校と一緒に歩いた。聖母マリアの名誉を讃えるためにファトゥ・ディエムにはより大きくなった群衆が集まる事はもう今はなかった。仏教徒の多くでさえー彼らは人々の約半分を構成したー楽しみを失う事に耐えられなかった、それに神にも仏にもどちらにも信仰心を抱かなかったそれらのものは何故かこれらの旗全てや香の‐火口や黄金の聖体顕示台がそれらの発祥地から戦争を維持しようとするだろうという事を信じた。

71

2023年3月21日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 僕は夜明け前にナム・ディンから上陸用舟艇で入った。僕達が海軍基地上陸できなかったのはそこは60ヤーズの範囲を完全に包囲した敵によって切り離されていたから、そこでボウトゥを上げて燃え上っている市場の側に駆け込んだ。僕達は炎の明かりの中で容易な的だったがある理由のために誰一人燃えなかった。全ての物が燃えている露店のドスンと倒れる音とパチパチという音を除いて。川の辺でセニガールの歩哨が彼の構えを変えるのが僕には聞こえた。

 僕は攻撃以前の時代のファトゥ・ディエムをよく知っていたー木製露店の一本の長く狭い通りは、水路、教会と橋によって100ヤーズ毎に細かく区切ってあった。夜にはそこは蝋燭や小さいオイル・ラムプによってのみ灯りが点された(フランスの将校の宿舎の中以外ファトゥ・ディエムのそこに電気はなかった。)、昼も夜も通りには人が押し寄せ、騒々しかった。その不思議な中世の遣り方で、君主主教の幻や保護の下、それは国中で最も生き生きとした街だったが、今僕は上陸し、将校の宿舎に向かって歩いて行くと、そこは殆ど廃墟だった。瓦礫と割れたグラスと燃えた塗料と壁土の匂い、長い通りには目が届く限り人気がなかった、それは空襲警報解除の合図後の早朝のランドンの往来を僕に思い出させた。誰もがプラカードゥ「破裂しなかった爆弾」を見ようとした。

70

2023年3月20日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

4

大聖堂のベル・タウアから戦闘は単なる絵のような美しさで古い挿絵付きランドン・ニューズの中のボウア戦争の全景に似た配置だった。飛行機は石灰岩の中で孤立した部隊への補給品をパラシュートゥで降下させていた、アンナム国境線上のそれらの奇妙な、風雨で浸食された山脈、それは軽石の堆積のように見える、というのはそれは常にその滑走のために同じ所に戻って来たから、それはこれまで移動した可能性はなく、パラシュートゥは接地半ばで何時も同じ地点のそこにあった。平野から臼砲( 迫撃砲)が変わる事なく上がった、石と同じような切れ目のない煙、そして市場では日光の中で炎が青白く燃えていた。パラシュートゥで降下する人々の小さい人影が水路に沿って一列縦隊で移動したが、この高度では彼らは静止しているように見えた。塔の隅に座った牧師でさえ、彼が彼の祈祷書の下で音読するように、彼の位置を変えなかった。戦争はその距離では非常に整然としてクリーンだった。

69

2023年3月19日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

その夕べの最初のカバレイが始まった、歌手、手品師、カミーディアンー彼は非常に猥褻だった、しかし僕がパイルを見た時、彼は明らかに隠語について行けなかった。彼は、フオンが笑った時に笑い、僕が笑う時にはぎこちなく笑った。「グランガは今何処にいるんだろう、」僕は言った、するとパイルが咎めるように僕を見た。

 その時夕べの出し物の番が来た、女の役者一座。ヒプを揺らしながら、時代を遡ったスラクスとスエタで、下顎がちょっと猥褻な、一日の内にカティナトゥの街中を徒歩で行き来する大勢の彼女らを僕は見た事があった。今や低俗なー裁断のイヴニング・ドゥレスを着て、偽物の宝石類、偽物の乳房やしゃがれた声を伴って、少なくとも彼らはサイゴンの大半のイウアラプ女性と同じように望ましく見えた。若い空軍将校のグループは彼女らに口笛を吹き、彼女達は魅惑的笑みを返した。僕は突然のパイルの抗議の激しさに驚かされた。「ファウラ、」彼は言った、「行きましょう。僕達は十分楽しんだでしょ?これはちょっと彼女に相応しくない。」

68

2023年3月18日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

何時も僕は幸せが遠のく事を恐れた。今月、来年、フオンは僕を残して去ってしまうだろう。来年でなければ三年以内に。死には僕の世界で唯一の決定的な値打ちがあった。命を失えば、人は永遠に二度と失うものは無くなる。神を信じられるそれらのものを僕は妬み、僕はそれらを妨げる。彼らは彼らの勇気を不変と永続の神話で維持していると僕は感じた。死は神よりずっとずっと確かで、死を道連れに、そこでは愛の日常的可能性はもはや廃れる事はないだろう。退屈と無関心という未来の悪夢は引き上げるだろう。僕は平和論主義者にはなれず仕舞いだ。人を殺す事は計り知れない利益を確実に彼に与える事だった。オウそうだ、人々は何時も、何処でも、その敵を愛した。それは彼らが痛みと空虚を失わずにいる彼らの友だった。

 「貴方からミス・フオンを借りた事をお許し下さい。」パイルの声が語った。

 「オウ、僕はダンサじゃない、だけど彼女のダンスを見ているのは好きなんだ。」人は何時もまるで彼女がそこにいないかのように第三の人物に彼女の事をそれらしく話す。時々彼女は、平和に似て見えないと思ってしまう。

 その夕べの最初のカバレイが始まった、歌手、手品師、カミーディアンー彼は非常に猥褻だった、しかし僕がパイルを見た時、彼は明らかに隠語について行けなかった。彼は、フオンが笑った時に笑い、僕が笑う時にはぎこちなく笑った。「グランガは今何処にいるんだろう、」僕は言った、するとパイルが咎めるように僕を見た。

67

2023年3月17日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕もまた下手なダンサで僕はパイルほど自意識過剰ではなかったー或いは僕がそれを所有して来たのか、僕はあやふやだった。、第一その頃、何時僕はフォンと恋仲になったのか?彼女に話し掛ける好機を運良く得て僕がフォンと踊った時、ミス・ヘイの病気という記念すべき夜以前、グランドゥ・モンドゥで何度も機会はあったはずだ。パイルはフローを一周するようなそんな機会を二度と得る事はなかった、彼は少しリラクスしていた、それが全てだった、そして彼女を腕の長さより短めに掴んでいたが彼らは二人共黙っていた。突然彼女の足を見ながら、実に軽やかで精密で彼のすり足の足遣いの教師、僕は再び恋しくなった。1時間、2時間以内に、彼女が共有の囲いと踊り場でしゃがんでいる老婦人達のいるあの薄汚い部屋に、僕の所に戻って来る事になろうなんてほとんど僕は信じられなかった。

 僕は嘗てファトゥ・ディエムに関する噂を聞いた事もなかったのならなあ、或いは噂がフランス海軍将校と僕の友情は無検閲、無規制を差しはさむ事を許そうとする北の或る場所より何処か他の町と関係があったというのならなあと思った。「新聞の特ダネ?」あの頃世界が読みたがった全てはカリアだった。死のチャンス?フォンが毎晩僕の側で眠る時、何故僕は死にたがってしまうのか?しかし僕はその疑問に対する答えを知っていた。子供の頃から僕は永久不変を信じた事がなかった、それでもなお僕はそれに恋い焦れた。

66

2023年3月16日木曜日

The Quiet American/GrahamGreene 成田悦子訳

 「北へ行くつもりですか?」

 「僕が戦争を一見するに、そりゃあ適している時だものと僕は思う。」

 「しかし記者はすっかり引き上げています、」パイルが言った。

 「それが僕にとって最高の機会だ。僕はブランガに会いたくはない。」

 「その時貴方は私と私の姉妹と一緒に来てディナを食べるしかないわよ、ファウレアさんが行ってしまわれる時。」彼女は気難しい礼儀正しさで付け加えた、「彼女を元気付けるために。」

 彼女が去った後、パイルが言った、「何て実に素敵な洗練された女性なんだ。それに彼女はとても上手に英語を話す。」

 「私の姉妹は嘗てシンガポーに仕事で居たと彼に話して、」フオンは誇らしげに言った。

 「本当に?どんな種類の仕事?」

 僕は彼女のために訳した。「輸出入。彼女は速記が出来ます。」

 「僕達は経済使節団に彼女のような方がもっといたらと僕は願っています。」

 「私が彼女に話します、」フオンが言った。彼女はアメリカの方達のために働きたがります。」

 ディナの後、彼らは又踊った。

65

2023年3月15日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「僕はたくさんの子供が欲しいと何時も思ったものです、」彼が言った。「大家族には不思議なほど関心があります。それは結婚の安定性に寄与します。それに子供にとってもいい。僕は一人っ子だった。一人っ子である事、それは大いなる不利益です。」僕は前に彼がこれほど多く話すのを聞いた事がない。

 「貴女のお父様は何歳ですか?」ミス・ヘイが貪欲に尋ねた。

 「6‐9。」

 「年を取った方々は孫を愛します。私の姉妹が彼女の子供に恵まれても両親がいないという事で、それはとても悲しい。何時かその日はやって来ます、」彼女は僕への悪意の一瞥と共に付け加えた。

 「貴女方どちらにもない、」パイルが言った、寧ろ不必要と僕は思った。

 「私達の父親は非常に立派な家系の出でした。彼はフエの官吏でした。」

 僕は言った、「僕が貴方がた全員のディナを注文しました。」

 「私はいいのに、」ミス・ヘイが言った。「私は私の友達の所に行かなければならない。私はパイルさんにまた是非会いたいわ。多分貴方ならそれを何とかして下さるわね。」

 「僕が北から帰ってなら、」僕は言った。

64

2023年3月14日火曜日

The Quiet American/GrahamGreene 成田悦子訳

ミス・ヘイは言い、彼女は彼女の手をフォンの膝の上で重そうに下に抑えつけた。

 「彼女はサイゴンで最も美しい女です、」ミス・ヘイは言った、彼女は彼を叱っているかのように。

 「僕はそれを信じられます。」

 僕は言った、「僕達がディナを注文する番です。サイゴンで最も美しい女だって食べなければなりません。」

 「私はお腹が空いていないわ、」フォンが言った。

 「彼女は繊細です、」ミス・ヘイは断固として続けた。彼女の声の威嚇的調子がそこにあった。「彼女には世話が要ります。彼女は世話をするだけの値打ちがあります。彼女はとてもとても忠誠です。」

 「僕の友人は幸運な男です、」彼は重々しく言った。

 「彼女は子供達を愛します、」ミス・ヘイが言った。

 僕は笑い、その時パイルの目を捕えた、彼はショクを受けた驚きで僕を見ていた、すると突然、ミス・ヘイが何を言おうとしたかに彼は心から関心を寄せているという事、それが僕の頭に浮かんだ。僕がディナを注文している間に(フォンは僕に空腹ではないと僕に話したが、僕は知っていた、彼女は2個の生卵付き上等のステイク・タータとその他の物を平らげる事ができた)、僕は子供達についての疑問を真面目に討論している彼に耳を傾けた。

63

2023年3月13日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「先生?」彼女は多少落胆した様子で尋ねた。

 「そうです、彼は或る種の権威です、貴女は御存知です。人々は彼に意見を求めます。」

 「健康について?彼は医師ですか?」

 「医者というそんなもんではありません。彼は工学博士です、しかし。彼は水面下の浸食全般に詳しい。それはどういう事か貴女は知っていますか?」

 「いいえ。」

 パイルはヒューマで曖昧な狙いを持って言った、「さて僕がそれについて話す、それをお父さんに任せよう。」

 「彼はここにいるの?」

 「オウ、いや。」

 「だけど来ようとしてる?」

 「いいえ。それは只の冗談でした。」パイルは申し訳なさそうに言った。

 「貴女は他にも終いを授かりましたか?」僕はミス・ヘイに尋ねた。

 「いいえ、どうして?」

 「それじゃあ貴女はパイルの結婚の能力を調査しているかのように響く。」

 「私にはたった一人妹がいるだけです、」

62

2023年3月12日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「それは、彼が今までこのくらいは婦人に近付いた事があるという事だと僕は言うべきだろう。」

 「彼は随分下手に踊るのね。」彼女が言った。

 「そうだね。」

 「私、少しの間貴方と座っていていい?私の友達はとても退屈なの。」

 音楽が止まり、パイルはフォンにかたぐるしそうにお辞儀をした、それから彼女を後ろに導き、彼女の椅子を引き出した。彼の形式ばった行為は彼女を喜ばせたと僕は話して置こう。僕に対して彼女が話している事の中に、彼女がどれほど淋しい思いをしたかと僕は考えた。

 「これはフォンの姉妹、」僕はパイルに言った。「ヘイさん。」

 「僕は貴方に会えてとても嬉しい、」彼は言い、顔を赤らめた。

 「貴方はニューヨークからいらっしゃったの?」彼女が尋ねた。

 「いいえ。ボストンから。」

 「それも合衆国の中にありますか?」

 「オウ、そう、そう。」

 「貴方のお父様はビジネスマンですか?」

 「いいえ、実のところ。彼は教授です。」

61

2023年3月11日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「ファウレアさん、」僕は踊る彼らを見ていて、他のテイブルから僕に合図する彼女の姉妹を見なかった。そこで彼女はやって来て僕はしぶしぶ座るように彼女にお願いした。僕達は彼女がグランドゥ・モンドゥで病気に見舞われ、僕がフォンを家に送った夜以来、親しくしていなかった。

 「私は丸一年貴女を見なかったわ。」彼女が言った。

 「僕は随分頻繁にハノイで留守だった。」

 「貴方の友達はどなた?」彼女が尋ねた。

 「あいつはパイルという名だ。」

 「彼は何をしているの?」

 「彼は米国経済使節団に所属している。君はその種の事情を知っているー飢えている針子のために電動縫製機を。」

 「そこにいくらかあるの?」

 「僕は知らない。」

 「しかし彼らは縫製機を使わない。彼らが住んでいる所にはどんな電気製品もないだろう。」

 「彼女は実に文字通りの女性だった。」

 「君はパイルに聞いた方がいい、」僕は言った。

 「彼は既婚者?」

 僕はダンス・フローを見た。

60

2023年3月10日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「名誉を得ることが出来ますか?」パイルはひどいアクセントゥで言っていた、そして少し後、部屋の他の端で黙って踊っている彼らを僕は見た、パイルは彼から随分離して彼女を掴んでいるので、貴女は、今にも接触を断つのではと彼に期待した。彼はかなり下手なダンサで、彼女はグランドゥ・モンドゥでの彼女の日々に僕が今までに知った最高のダンサだった。

 それは長い失望させるばかりの求愛だった。僕が結婚や一つの決着を提供してもよかったら、何もかも簡単だっただろう、そうして姉は静かに如才なく離れた所へ逃れようとした、僕達が一緒に居た頃は何時も。しかし僕が暫く一人なのか、頻繁に彼女を見かける以前に3ヶ月が過ぎた。マジェスティクのバルカニで、隣の部屋の彼女の姉妹は僕達が何時入るつもりか尋ね続けた。フランスからの貨物船は火炎信号の明かりによってサイゴン川に荷を降ろされ、輪タクのベルが電話のようになった鳴った、僕は若い未経験の馬鹿だったかも知れない、僕は言うべきを見付けたのに。僕はカティナトゥ通りの僕のベドゥに望みを失くして帰り、4か月後、彼女が僕の側で横になり、息の合間に少し驚いたかのように笑った、彼女が期待する事は全くなかったから。

59

2023年3月9日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方は何処にいたの?」彼女が尋ねた。

 彼は言った、「僕はグランガを家に見送っていた。」

 「家に?」僕は言いながら可笑しくなった、するとパイルは僕が別人のグランガでもあるかのように僕を見た。突然僕は彼が僕を見るに連れ、僕は僕自身を振り返った、中年の男、愛する事に於いて気品を欠いた、グランガほど騒々しくはない多分、が、ずっと皮肉屋で純真さから遠く、そして僕は一瞬フォンを見た、僕が彼女を最初に見た時のように、グランドゥ・モンドゥで僕のテイブルをダンスをしながら通り過ぎた白い舞踏会ドゥレスに包まれ、18歳、申し分のない全欧的結婚を決定付けられて来た姉によって見守られていた。アメリカ人はティキトゥを買え、彼女にダンスを申し込めた、彼は少し酔っていたー有害ではなく、そして僕は想像するのだが、彼は国に不慣れで、グランドゥ・モンドゥのホステス達は売春婦だと考えた。彼らが初めてフローを周った時。彼はあまりにもぴったりと彼女を抱き寄せていた、するとその時突然そこに彼女が現れ、彼女の妹を引き連れ、座るために引き返そうとしていた、そして彼は取り残され、ダンサ達の間で立往生し呆然とした、何があったのか、何故なのか気付く事もなく。僕が知らなかった名を持つ女の子は静かにそこに座った、時折りオリンジ・ジュースを啜りながら、彼女自身を完全に保ちながら。

58

2023年3月8日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 Ⅱ

フォンはダンスホールの縁のテイブルを僕達に取って置き、オーキストラが5年前にパリスで流行っていたある曲を演奏していた。二組のヴィェトゥナム人のカプルが踊っていた、小さい、きちんとした、よそよそしい、僕達と調和出来なかった文化雰囲気で。(僕は一人に覚えがある、インド‐チャイナ銀行出身の会計士と彼の妻。)彼らはこれまで、誰もが思った、無頓着に装い、悪い言葉を遣い、だらしない情熱の食い物にされた事はなかったと。もし戦争が中世風に見えたら、彼らはこれから18世紀のようだった。彼の暇な時オーガスタンを書く事をファム‐ヴァン‐トゥに誰もが期待したが、僕は彼がワーズワースの生徒で自然の詩を書くとたまたま知った。彼がダラトゥで過ごした彼の休日、彼はイギリスの湖の雰囲気になれる最もそれらしい所。彼は一回りして来た時、少しだけ頭を下げた。どのようにグランガが50ヤーズの道を上手くやって来たのか僕は不思議だった。

 パイルは下手なフランス語で彼女を待たせた事を詫びていた。「これは失礼しました、」彼は言った。

 「貴方は何処にいたの?」彼女が尋ねた。

57

2023年3月7日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼は彼が欲しかったものを手に入れたー尻尾をちょっと。」

 戸外の夜は目的を持った人々のように走り過ぎる装甲車の中隊だけで 実に静かに思われた。彼は言った、「ありゃあ酷だ。僕は決して信じない・・・」彼は悲しい畏敬の念と共に言った、「彼女達は可愛かった。」彼はグランガを妬んでいなかった、彼は何か良いものーや奇麗さや優美さは、確かに良い状態を形成するがー損われるか或いは冷遇されてしまう。パイルは彼の目の前にそれがある時、痛みを感じ取ってしまう。(僕はそれを冷笑として書いてはいない、結局そうならない僕達の多くがそこにいる。)

 僕は言った「シャレに戻ろう。フォンが待っている。」

 「僕は気の毒だ、」彼は言った。「僕はすっかり忘れていました。貴方は彼女を残して置いてはいけない。」

 「彼女は危険な目に遭わなかった。」

 「僕はただ思いました、グランガは安全に見えてしまうと・・・」彼はまた彼の物思いに耽けたが僕達がシャレに入った時、曖昧な嘆きと共に言った、「あそこに何人の男達がいるのか僕は忘れていた。」

56

2023年3月6日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  彼は彼女達の頭の上から僕を見て言った、「そりゃあ酷だ、酷だ。」それはラムプの灯りの悪戯だったかも知れないが、彼の顔がひどくやつれて見えた。彼は実際ひょっとしたら童貞だぞという事それが僕の脳裏を掠(かす)めた。

 「ついて来て、パイル、」僕は言った「グランガに彼女達を残して行こう。」僕は彼の手が彼の尻のパキトゥの方へ動くのを僕は見た。彼はピアスタとドル紙幣の彼のパキトゥを空にするつもりだ、と僕は心底思う。「馬鹿になるな、パイル、」僕は厳しく呼びかけた。「君は彼女達と取っ組み合いをしたいんだね。」僕の女が僕の方を振り返ると僕はもう一度彼女をグランガを取り囲む内側の輪の中に押した。「だめ、だめ、」僕は言った、「僕は貧しい、とても貧しいイギリス人だ。」その時僕はパイルの袖を掴み、彼を引きずり出した、釣られた魚のように彼のもう一方の腕の上にぶら下がっている女と一緒に。2、3人の女達は、伍長が見張りに立つ入口に着く前に僕達を阻止しようとしたが、彼女達は本気ではなかった。

 「僕はこの人と何をするんだろう?」パイルは言った。

 「彼女は少しでも面倒に関わりたくない、」するとその瞬間彼女は彼の腕を解いてグランガの周りの小競り合いの中に戻って飛び込んだ。

 「彼は心配はいらないでしょうか?」パイルは不安そうに尋ねた。

55

2023年3月5日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

四角い広場の周囲の小寝室にはカートゥンが引かれていなかったー一人の疲れた女の子が彼女の足首を交差したままただベドゥに横たわっていた。そこにショロンの苦悩があり、軍隊は兵舎内に閉じ込められ、そこに遂行されるべき任務などまるでなかった、肉体の日曜日。単なる戦闘、撹拌の節目、叫んでいる女達は風習が未だ生きている所を僕に見せた。僕は警察署の安全回復と格闘しながら彼のズボンを失くしてしまった特色のある訪問者のサイゴンの昔話を思い出した。一般市民のための援護はここには何一つないとそこにあった。もし彼が軍の領域を侵害する事を選択したら彼は彼自身の面倒を見、彼自らの道を外に探さなければならない。僕はテクニークを学んで来たー分割と統一を成すために。僕は僕の周りに集まった多勢の中の一人を選び、パイルとグランガが奮闘する所に向かって彼女をゆっくりと近付けた。

 「僕は年を取ってる、」僕は言った。「とても疲れた。」彼女はくすくす笑い押し進んだ。「僕の友達。」僕は言った、「彼はとても裕福で逞しい。」

 「貴方はずるい、」彼女は言った。

 僕はブランガが紅潮し意気揚々とした光景を目撃した、それは彼が彼の成人男子である事への感謝としてこの示威運動を必要としているかのようだった。一人の女の子が彼女の腕をパイルのに通し、場外へと徐々に彼を引っ張り出そうとしていた。僕は彼らの間に僕の女の子を押し入れ、彼に声を掛けた、「パイル、ここを出よう。」

54

2023年3月4日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼は冷静よ、」彼女は言った、そしてその形容詞、彼女が鼻っから使おうとするそれは、パイルの死について僕に話しながら、彼の緑色の目を曇らせてそこに座り、僕がヴィゴでさえそれを遣うのを聞くまで、男子生徒の名前のように突き刺さった。

 僕は僕達の輪タクをシャレの外に停め、フォンに言った、「中に入ってテイブルを探して。僕はパイルの後を追って注意を払ってやった方がいい。」それは僕の最初の直感だったー彼を守ろうとする。そこでは自分自身を守る必要性がより大きくなる、そんな事は僕の身に今まで振り掛かった事はない。

 天真爛漫は何時も無言で保護を呼びかける、僕達はそれに対して僕達自身を守るためにもっともっと賢明であろうとする時、天真爛漫は彼のベルを失くしてしまって、世界をさ迷い、何の害も意味しない口の利けないらい病患者のようだ。

 僕が500人の女達の館に着いた時、パイルとグランガは中に入った。僕は出入り口に入って直ぐの憲兵隊の部署で尋ねた、アメリカ人二人は?」

 彼は若い外人部隊の伍長だった。彼は彼の回転式連発拳銃を手入れするのを止め、出入口の向こうに向かって彼の親指を突き出した、ドイツ人に冗談を言いながら。僕はそれを理解できなかった。それは空に向かって開かれた巨大な中庭での休憩時間だった。何百人もの女の子達は、草の上に横たわったり、正座をして彼女達の仲間に話し掛けていた。

53

2023年3月3日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 しみったれ大使館員は騒々しい共有しているような笑い方をした。彼はTV上の顔のように見えた。彼は言った、「君ら若い人達は何を望むせよすればいい、しかし僕はゲイムに相対するには年を取り過ぎる。僕は彼を僕と一緒に家に連れて帰る。彼はフランス人だと君は言った?」

 「彼はフランス語を話すよ。」

 「もし君が彼を僕の車の中に入れられれば・・・」

 彼が運転して去って行った後、パイルはグランガと一緒に輪タクを拾い、フォンと僕はショロンへと道なりに追った。グランガはフォンと一緒に輪タクに乗り込もうと企んだが、パイルが彼の気を反らした。彼らが中国人街への長い郊外の道を下って僕達にペダルを踏むに連れ、フランス装甲車の列が横を通り過ぎた、星と黒く、滑らかな、窪んだ空の下、その突き出ている銃や船首像のように静止した、黙り込んだ将校―おそらくグランドゥ・モンデとショロンの賭博場を自由に動き回る私設軍隊、ビン・エクシュイエンとまた揉め事。これは反乱王の地。それは中世のイウアラプに似ていた。それにしてもここでアメリカの人達は何をしでかそうとしたのか?カラムバスは未だに彼らの国を発見していなかった。僕はフォンに言った、「僕はあの男パイルを気に入ってる。」

52

2023年3月2日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  「それはもう終わり、」ブランガが叫んでいた。「ここでは夜中(じゅう)無駄に出来ないぞ。僕は500人の女の館から遠ざかっている。」

 「もし貴方とフォンさんが僕と夕食を共にして下されば・・・」パイルが言った。

 「あんた方はシャレで食べるといい、」グランガは彼に割って入った、「僕が隣の女達を口説いている間に。いい加減にしろ、ジョウ、ともかくあんたらは男だ。」

 それはその時だったと僕は思う、男が何だと訝しく思い、僕は僕のパイルに対する初めての好意に触れた。彼はグランガから少しあちらを向いて座り直した、彼のビアマグを捩じりながら、決定的疎通の表情と共に。彼はフォンに言った、「貴女はこの商売の全てにうんざりしたと思うー貴女の国の事を言っているつもりなんだが?」

 「コメントゥを?」

 「君はミクと一緒でどうしようって言うの?」しみったれ大使館員は尋ねた。

 「ここに彼を残そう、」グランガが言った。

 「君はそんな事をしてはいけない。君は彼の名前すら知らない。」

 「僕達は彼をずっと連れて行けばいい。そして女達に彼を世話させよう。」

51

2023年3月1日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕が実際彼らの臭いのするハイウェイに近付こうとするとあんたは思うの?」ステファン・クレインはそれを見もせずに戦争を描写できた。何故僕はしてはいけない?それはともかく単に地獄に落ちた植民地戦争に過ぎないからだ。もう一杯僕に飲み物をくれ。そしてそれから行って女の子を見付けよう。あんたは一着の長い裾を手に入れた。僕も一着の長い裾が欲しい。」

 僕はパイルに言った、「ファト・ディエムに関する噂にはそこに何かあるぞ、と君は思わないの?」

 「僕は知らない。それは重要ですか?僕は行ってちょっと見たい、」彼は言った、「もしそれが重要なら。

 「経済使節団に重要な?」

 「オウ、十分、」彼は言った、「貴方はしっかりした輪郭を描く事はできない。これらのカサリク教徒、彼らは共産主義者に対してかなり強気であろうとするのではありませんか?」

「彼らは共産主義者と取引きする。主教は彼の牛や竹を共産主義者から彼の建造物のために手に入れる。彼らは正確にはヨーク・ハーディングの第三勢力だ、と僕は敢えて言わない、」僕は彼を苛めた。

50

2023年2月28日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「ハノイの北-西大勝利、フランス人は、彼らが失ったと我々に話していなかった二つの谷を取り戻した。絶体絶命のヴィエトゥミン死傷者数。未だに彼ら自身数えられもしないが、1、2週間以内に我々に知らせるだろう。」

 しみったれ大使館員が言った、「ヴィエトゥミンはファトゥ・ディエムに侵入し、大聖堂を焼き、主教を追い出したという噂がそこにある。」

 「彼らはハノイのその事を我々に話そうとしない。それは勝利ではない。」

 「我々の医療ティームの一つはナム・ディンの向こうへ到達できなかった、」パイルが言った。

 「君達はそれと同じ距離ほども下らなかった、ビル?」しみったれ大使館員は尋ねた。

 「あんたは僕が誰だと思うのか?僕は、喩え僕が限界を超えようと、表に出る発行部数を維持する通信員だ。僕はハノイ飛行場へ飛ぶ。彼らはプレス・カムプへ向かう車を我々に与える。彼らは、彼らが奪還したての二つの街の上を飛行して通過し、我々に三色旗が飛ぶのを見せる。そりゃあその高度では何か繕われた旗かも知れない。それから我々は記者会議を開催し、連隊長が我々が何を見て来たか、我々に説明する。それから我々は検閲官付きで我々の電報を申し込む。それから我々は飲むんだ。インド‐チャイナで最高のバーマン。その後我々は飛行機を捕まえて引き返す。」

 パイルは彼のビアに顔をしかめた。

 「君は君自身を過小評価する、ビル、」しみったれ大使館員が言った。

「何故って、ロウドゥ66のあの話ーそれを君は何と名付けた?地獄行きハイウエイーあれは典型的なプリトゥサだった。僕が意味するところを君は知ってるー排水溝に膝まづきながら、吹き飛ばされた彼の頭の付いた男や夢心地でほっついている君が見たその他・・・」

49

2023年2月27日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 しかし彼は知らなかった。彼はラヴァタリから陰気に戻って来た。「その女性は誰?」彼はむっつりして彼に尋ねた。

 「フォンさんはファウラの友人です、」パイルは堅苦しく言った。「我々は誰かを知りたい・・・」

 「彼は何処で彼女を見付けたの?貴方がたはこの町では気を付けるようになった。」彼は陰気に付け加えた、「神にペニシリンを感謝します。」

 「ビル、」しみったれ大使館員は言った「我々はミクが何者か知りたい。」

 「僕を探って。」

 「しかし君は彼をここに連れて来た。」

 「フランス人はスカトゥランドゥ人を連れて行けない。彼は意識を失った。」

 「彼はフランス人?僕は、貴方は彼をミクと呼んだと思った。」

 「彼を何がしかで呼ばなくちゃ。」グランガ言った。彼はフォンにすっかり寄りかかって言った、「ねえ、あんた。オリンジをもう一杯飲んだら?今夜デイトゥをそて貰える?」

 僕は言った、「彼女は毎晩デイトゥの約束がある。」

 しみったれ大使館員は早口で言った、「戦争はどう、ビル?」

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2023年2月26日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 パイルは真剣に言った、また顔を赤くして、もし僕が思い付いても二度と貴方がたを招待しません・・・」

 白髪交じりの塊は椅子の中で動き出し、それが付いてないかのように頭がテイブルの上に落ちた。それは溜息を吐いた、無限の退屈という長い口笛を吹きながらの溜息、そしてじっとした。

 「君は彼を知ってるの?」僕はパイルに尋ねた。

 「いえ。彼は記者の誰かではないんですか?」

 「僕はビルが彼をミクと呼ぶのを耳にした、」しみったれ大使館員が言った。

 「あそこには新しい合同通信社の通信員はいませんか?」

 「それは彼じゃない。僕は彼を知ってる。貴方がたの経済使節はどうです?貴方は全ての貴方の所の人々を知る事はできないーあそこにはその内の百人がいる。」

 「僕は彼が属しているとは思わない、」しみったれ大使館員が言った。「僕は彼を思い出せない。」

 「我々は彼の身分証明書を捜せばいい、」パイルが仄めかした。

 「神のためにも彼を起こすな。酔っ払いは一人で十分。いずれにせよグランガが知ってるさ。」

47

2023年2月25日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「ビル・グランガー貴方は屑の外に彼を維持できない。」

 「貴方は正しいと僕は思います。僕は、いつか別の夕方に、賭博バーで彼を見かけました。」

 「君は、僕がそんなつもりじゃないとよく分かってる。」

 二台の輪タク運転手がカティナトゥ通りに猛烈な勢いでペダルをこいでやって来て大接戦の内にコンチネンタルの外で止まった。一番に入ったのはグランガだった。他はグランガが今や歩道に引きずり出し始めた小さい、白髪交じりの無言の塊と言っていい。「オウ、さあ来い、ミク、」彼が言った、「来いよ。」それから彼は彼の運転手と運賃について口喧嘩をし始めた。「さあ。」彼は言った、「それを持って行くのか、それを残して行くか、」そして卑しめるために男に向かって5回適当な総額を通りの中に、投げ付けた。

 しみったれ大使館員はいらいらして言った、「僕はこの男達は少しは気晴らしをする権利があると思う。」

 グランガは椅子の上に彼の荷物を放り出した。その時彼はフォンに気付いた。「どうしたの、」彼が言った、「お前は分別のある誰かさん、ジョウ。お前は何処で彼女を見付けたの?お前はお前の中にフウイスルがあるのを知らなかったのか。気の毒に、尻を捜しにかかっていたんだ。ミク面倒見てやれよ。」

 「がさつな軍人らしい作法の数々、」僕は言った。

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2023年2月24日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 それがしみったれ大使館員だった。彼は頭上のテラスから僕達の下の方に微笑みかけた、非常に暖かみのある歓待の笑顔、自信に満ち、彼は好ましい脱臭剤を使って彼の友人達を維持する男のように。僕は、何度も彼がジョウと呼ばれるのを耳にしたが、僕は彼の苗字を習得せず仕舞いだった。彼は椅子を引っ張り出し、またウエイタを呼び寄せての騒々しい芝居をした、その活躍全てはかろうじてコンチネンタルにおける演出を可能にはしたが、ビア、ブランディ‐アンドゥ‐ソウダかヴァマス・カシスかという選択に行き着くのだった。「ここで君に会うなんて思いもしなかった、ファウラ、」彼は言った。「我々はハノイから戻る男達を待っている。あそこは今まさに戦闘の最中らしい。君は彼らと一緒じゃなかったの?」

 「僕は記者会見のために4時間飛ぶなんて嫌気が差します、」僕は言った。

 彼は反感を持って僕を見た。彼は言った、「こいつらは実に熱心だ。何故か、僕は、彼らは業務で、或いは何のリスクもないレイディオウで二度稼げるだろうにと思う。」

 「彼らは仕事にありつけさえすればいいんです、」僕は言った。 「彼らは軍馬のように戦闘を嗅ぎつけるらしい、」彼が好まない言葉には少しも気にする事なく勢い込んで続けた。

45

2023年2月23日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 3

パイルがフォンに会った初めての機会は、またもやコンチネンタルにてで、多分彼の着任後2ヶ月。それは日暮れに近く、束の間の涼感が日が沈んだばかりの時に訪れ、蝋燭が露店に灯された。さいころが、フランス人が421をしていたテイブルでガラガラ音を立て、白いシルクのズボンを履いた女達はカチナトゥ通りを家へと自転車に乗って去った。フォンはオリンジ・ジュースのグラスを傾け、僕はビアを飲んでいた、そうして僕達は黙って一緒にいる事に満足して座っていた。その時パイルが躊躇いがちに横断して現れ、僕は彼らを紹介した。彼はまるで以前に人に会った事がなかったかのように一人の女を熱心に見つめ、それから顔を赤らめるふうだった。「僕は貴方と貴方の女性が、」パイルは言った、「向こう側に歩を進め、僕のテイブルに合流して下さるかどうかと思いまして。僕達の大使館員の一人が・・・」

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2023年2月22日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 彼は当惑して咳払いをした、「勿論、」彼は言った、「僕は不運な商売をを忘れてた。僕は全く君の側にいた、ファウラ。彼は下手に動いた。僕は女の事で彼と長話をしたと君に打ち開けても構わない。君も知るように、僕は教授とパイル婦人を知っていると言う強みを持っていた。」

 僕は言った、「ヴィゴが待っている、」するとあちらの方へ歩いて行った。初めて彼はフォンを見付け、僕が彼を振り返ると彼は痛みに途惑って僕をじっと見ていた。分からず家の兄弟。

43

2023年2月21日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 突然僕は腹が立った。彼らのコウカ‐コウラの私営店や彼らの移動病院や彼らの広過ぎる車や彼らの全く最新的ではない銃と一緒の彼らの全パックに嫌気が差した。僕は言った、「そうだね。彼は生き抜くには何かをひどく欠いていたから彼らは殺した。彼は若かったし怠慢で浅はかで彼は当然のように巻き込まれた。彼は事件の全容の何たるかを貴方ほども気付いていないのに、貴方は金と極東に関するヨーク・ハーディングの書物を与え、言う『前進せよ。民主主義のために極東を勝ち取れ。』彼が講堂で聞かなかった何事にも彼は目もくれなかった、それに彼の著作権も講演者も彼を愚か者にした。彼が死体を見た時、彼は傷を見る事もできなかった。赤い脅威、民主主義の戦士。」

 「僕は、君は彼の友人だと思っていた、」彼は非難がましく言った。

 「僕は彼の友人だった。僕は、家で日曜版を読み、野球を目で追う彼を見たかった。僕は、読書クラブに記名する標準的なアメリカ女性と一緒の、間違いのない彼を見たかった。」

42


2023年2月20日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「オウ、僕は覚えていると僕は思う。背景の崩れ落ちそうな崖と前景の金色に縁取られた眼鏡。」

 「それが彼だ。僕は故国に電報を打とうとした。そりゃあ怖かった。僕は、彼は我が息子だというほどあの青年を愛した。」

 「それが貴方を彼の父親と親密に関わらせる。」

 彼は彼の濡れた茶色の目を僕に向けた。彼は言った、「君は何を手に入れようとしているの?それは立派な若い仲間が・・・時の話し方ではない。」

 「僕が悪かった、」僕は言った。「死は様々な様々な方法で人をがんじがらめにする。」おそらく彼は本当に彼を愛して来た。「貴方は貴方の電報でどんなことを言ったの?」僕は尋ねた。

 彼は真面目に、額面通りに返事をした、「『貴方のご子息が民主主義という根拠の下で軍人の最期を全うされた事を報告するのは悲しみに耐えません。』公司はそれにサインした。」

 「軍人の死、」僕は言った。「それは少し混乱している事を証明する可能性はないの?つまり故国の国民に対して。経済援助使節団が軍隊のように響く。貴方はパープル・ハーツ章を手に入れるの?」

 彼は低い声で、あいまいさを伴いながら緊張して言った、「彼は特殊任務を抱えていた。」

 「オウそう、僕たちは皆そう推測していた。」

 「彼は話さなかったんだね?」

 「オウいや、」僕は言った、そしてヴィゴの言葉が僕に甦った。「彼は実に静かなアメリカ人だった。」

 「君は少し勘が働いたの、」彼は尋ねた、「どうして彼らは彼を殺した?そして誰が?」

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2023年2月19日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「君はあそこで何を手に入れた?」彼は言った。

 「白い絹のズボン二揃い、二枚の絹のロウブ、何枚かの女の下着ー三枚、僕は思う。全て国産。アメリカの救援無し。」

 「あそこに上がらなかったのか?」彼は尋ねた。

 「そう。」

 「君はニューズを聞いた?」

 「はい。」

 「そりゃあ酷い話だ。」彼は言った、「酷い。」

 「公司は大変心配していると僕は想う。」

 「僕は言うべきだ。彼は、現在、高等弁務官と一緒にいる、そして彼は大統領とのインタヴュウを求められている。」彼は僕の腕に彼の手を置き、車から僕を歩いて遠ざけた。「君は青年パイルをよく知っているんじゃないか?僕は彼にあった事、あんな事を見過ごせない。僕は彼の父親を知っている。ハロルド・C・パイル教授ー君は彼について聞いた事があるだろうか?」

 「いや。」

 「彼は水中の浸食に関する世界的な権威だ。君は何ヶ月か前のタイムのカヴァの彼の写真を見なかった?」

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2023年2月18日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕は離れた方がいい。彼も僕を封印したがる。」

 ヴィゴはうんざりして言った、「僕は貴方がついて来るといいと思うのだが。彼は僕に言うべき酷な代物を随分抱えている。」

 しみったれ大使館員は僕が外に出ると彼のパカードゥの側に立っていた、彼の運転手に何か説明しようとして。彼は恰幅のいい中年の男だった、際立った尻とまるでそれが剃刀を必要とした事がなかったかのように見える顔を持った。彼は叫んだ、「ファウラ。この罰当たりの運転手に説明できる・・・?」

 僕は説明した。

 彼は言った、「それにしてもそれは僕が彼に話した事と一致しているのにね、それでも彼は何時もフランス語を理解できない風を装うんだもの。」

 「それはアクセントゥの問題かも知れない。」

 「僕はパリスに三年いた。僕のアクセントゥはこの罰当たりのヴィェトゥナム人には上等だよ。」

 「民主主義の表明だよ、」僕は言った。

 「それはどういう事?」

 「僕は、それがヨーク・ハーディングよる一編だと思う。」

 「僕には君が分からない。」彼は僕が持ち運ぶ箱を怪しげに見た。

39

2023年2月17日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「ちょっと早い。」

 「彼が貴方を見た最後の時、彼は貴方に何か打ち明けなかった?」

 「いいえ。」

 「それは何時でした?」

 「昨日の朝。大きな炸裂音の後。」

 彼は僕の返事を理解させようとして小休止したー僕の心に、彼のにではなく。彼は公正に尋問した。「貴方は、昨夜彼が貴方を尋ねた時、出ていましたね?」

 「昨夜?僕はいたはずです。僕は思いもよらなかった・・・」

 「貴方は出国ヴィーザを欲しがっているかも知れない。私共はそれを無期限に延ばせもすると貴方は知っている。」

 「貴方は実際信じますか、」僕は言った、「僕が故国に帰りたがっていると?」

 ヴィゴは明るく雲一つない昼間、窓の向こうに目をやった。彼は悲しげに言った、「大半の人々はそうです。」

 「僕はここが好きです。故国ではそこにありますー難題の山が。」

 「糞、」ヴィゴが言った、「ここにはアメリカのしみったれ大使館員ががいます。」彼は皮肉を込めて繰り返した、

 「しみったれ大使館員。」

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2023年2月16日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  彼の机は全く物がなかった。「貴方がすっかり持って行かせたんだね、」僕は言った。

 「オウ、」ビゴが言った、私は米国大使館代理としてこれらの管理をしなければならなかった。貴方はご存知だ、いかに速く噂が広がるか。そこは荒されたのかも知れない。私は文書の全てを封印しました。」彼はそれをニコリともせずに真面目に言った。

 「何か損害を被っている物でも?」

 「我々は同盟国に逆らって物を捜す余裕などあるはずがない。ヴィゴは言った。

 「僕がこれらの本の一冊を頂くと貴方は気に病みますかー形見として?」

 「私はあっちの方を見ていましょう。」

 ぼくはヨーク・ハーディングのThe Role of the Westを選び、フォンの衣服と一緒に箱の中にそれを詰め込んだ。

 「友人として、」ヴィゴは言った、「貴方が僕に内緒で話せる事はそこいらにありませんか?僕のリポートゥはすっかり決着しました。彼は共産党員によって殺害されました。おそらくアメリカの支援に対する組織的活動の始まり。しかし貴方と私の間ではー聞いて下さい、それじゃあ暖かみのないお話になります、角を曲がってヷマス・カシスでもいかが?」

37

2023年2月15日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「そいつはここにいない。彼は彼と一緒にそいつを連れて言ったのかも知れない。」

 「おそらくそいつは戻って来るだろうし、そいつの足の土を貴方は分析できる。」

 「僕はルコクではなく、またメグレでもない。それどころかそこには戦争が続いてる。」

 僕は書棚の方へ斜めに向かい、本の二列を調べたーパイルの蔵書The Advance of Red China,The Challenge to Democracy,The Role of the Westー以上は、僕は思う、ヨーク・ハーディングの全作品だった。そこには多くの議会リポートゥ、ヴィエトゥナムと名打った本、フィリピンの戦争の歴史、現代版シェイクスピアがあった。どんなもので彼はリラクスしたのか?僕は他の棚に彼の軽い読み物を見付けた。携帯用のトウマス・ウォルフェやThe Triumph of Lifeという名の謎の小品集、アメリカの詩人の選集。そこにもまたチェス問題の本があった。それは働いている日の終わりのためとは殆ど思えなかった、が、結局、彼はフォンを所有した。作品集の背後に追い遣られてそこにはThe Physiology of Marriageと名付けられた紙表紙本があった。おそらく彼はセクスを勉強していた、彼が極東を勉強したように、紙の上で。そしてそのキーワードゥは結婚だった。パイルは巻き込まれている事を良しとした。

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2023年2月14日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方はここで何をしているんですか?」

 「僕はフォンのものを取りに来たところです。貴方の警官が彼女を通そうとしないんです。」

 「じゃあ僕達が行ってそれを探しましょう。」

 「それは貴方ありがたい、ヴィゴ、」 

 パイルは二部屋、キチンとバスルームを持っていた。僕達はベドゥルームへ向かった。僕はフォンが彼女の箱を何処に置いているか知っていたーベドゥの下に。僕達はそれを一緒に引き出した。それは彼女の本を含んだ。僕は彼女の数着の着替えをワードゥロウブから取り出した、彼女の二着の上等のロウブと彼女の着替えのズボン。それらはそこに数時間だけ吊るしてあり、そこのものではないという感じを誰でも持ってしまう。それらは部屋の蝶のように廊下にあった。引き出しの中で僕は彼女の小さい三角のキュロトゥと彼女のスカーフのコレクションを見付けた。そこは箱に入れるにしても実のところ狭過ぎた。我が家の週末の訪問者用のものよりずっと。

 居間のそこには彼女自身とパイルの一枚の写真があった。彼らは大きな石のドゥラゴンの側の植物園で写真を撮って貰っていた。彼女は革紐にパイルの犬を繋いでいたー黒い舌を持つチャウチャウ。あまりにも真っ黒な犬。僕は彼女の写真を箱の中に入れた。「犬に何があったんだ?」僕は言った。

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2023年2月13日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

  「彼らはそう言います。彼は軍司令官に殺された、彼はカオダイストゥを知ったから。おそらく彼は軍司令官の内妻に通行許可証を作ろうとしてホア‐ハオに殺された。おそらく彼のお金を欲しがる誰かにまさに殺された。」

 「それとも嫉妬という単純なケイス。」ヴィゴが言った。

 「或いはフランス公安によって、」僕は続けた、「何故なら彼らは彼の接触を好まなかった。貴方がたは彼を殺した人々を真剣に捜そうとしていますか?」

 「いいえ、」ヴィゴが言った。「僕はちょうどリポートゥを作っているところです、それが全てです。それが戦時行為である限りーまあ、毎年殺された千体があります。」

 「貴方は僕を除外してもいい、」僕は言った。「僕は関わっていない。関わってはいなかった、」僕は繰り返した。それは僕の信条の規定だった。人間らしくある事、それはどんなものだったか、彼らを戦わせ、彼らを愛させ、彼らを殺させ、僕は関係する気がない。僕の同僚のジャーナリストゥは自らを通信員と呼んだ、僕はリポータという称号が好みだった。僕が何を見たかを書いた。僕はどんな行為にも従わなかったー見解でさえ或る種の行為である。

34

2023年2月12日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「我々はガリジで彼の車を見付けました。それはペトゥルル(ガソリン)が空でした。彼は昨夜輪タクの中から消えたに違いないー或いは誰か他の人の車の中。おそらくペトゥルルは抜き取られた。」

 「彼は歩いても良かったのでは、」僕は言った。「貴女はアメリカ人が何かを御存知です。」

 「貴方の車は燃やされたんでしょ?」彼は思慮深く続けた。「貴方はまだ新しいのを持っていないんですか?」

 「いいえ。」

 「それが要点ではありません。」

 「いいえ。」

 「貴方はどんな見解を持っています?」彼は尋ねた。

 「多過ぎて、」僕は言った。

 「私に話して下さい。」

 「まあ、彼はヴィエトゥナム人に殺されたのかも知れません。彼らは」サイゴンで多くの人々を殺しました。彼の死体はダカウに向かう橋の側の川の中で発見されましたー貴方がたの警官隊が夜撤退すると、ヴィエトゥナムの領土。或いは彼はヴィエトゥナム公安によって殺されたのかも知れませんーそれは知られている。おそらく彼らは彼の友人達を好ましく思わなかった。おそらく彼はテ軍司令官を知っていたからカオダイストゥに殺された。」

 「彼がですか?」

33

2023年2月11日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「私は私の箱を取って来ようと思うの。」

 「警官があそこにはいるかも知れないよ。」「僕が貴方と一緒に出掛けた方がいいね。」それが、僕達がパイルの事に最も触れそうになった当日だった。

 パイルはデュラントン通りに近い新しい郊外住宅にフラトゥを持ち、フランス人が延々と彼らの軍司令官に敬意を表して細分して来たそれらのメイン・ストゥリートゥの一つの外れーそれでドゥ・ゴール通りが三番目の交差点ルクレール通りの後になった、そしてそれは再び早かれ遅かれおそらくドゥ・ラトゥル通りへと突然変わるだろう。有力な誰かが航空便でイウアラプから到着する事になっていたに違いない、高等弁務官の邸宅までの道沿いに20ヤードゥおきに歩道を向いている警官がそこにいた。砂利道をパイルのアパートゥマントゥまで運転中、何台かの単車やらヴィエトゥナム人の警官が僕のプレス‐カードゥを検査した。彼は家の中にフォンを入れようとしなかった、そこで僕はフランスの役人を探しに行った。パイルの風呂場でヴィゴは彼の手をパイルの石鹸で洗い、パイルのタウエルでそれを乾かしていた。彼の熱帯地方スートゥには袖にオイルの染みが付いていたーパイルのオイル、と僕は思った。

 「何かニューズは?」僕は尋ねた。

32

2023年2月10日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

新しい下劣な雑誌が波止場近くの屋台店に出ていたータブーとイリュージャン、船員達は歩道でビアを飲んでいた、自家製爆弾のカモ。僕はフォンの事を考えた、ミルク・バーまで彼女のおやつのために行く前に左を下って三番通りで魚の値段を値切っているだろう、(僕はあの頃彼女が何処にいるか何時も知っていた)、そしてパイルは容易く駆けつけ、自然に僕の心は届かなくなった。僕はフォンに対して彼に言及さえしなかった、僕達はカティナトゥ街の上の僕達の部屋で一緒にランチをとるために座り、彼女は彼女の一番いい花柄のシルク・ロウブを着た

、何故ならその日は、僕達がショロンのグランドゥ・モンデで出会ってからきっかり2年だったから。



僕達のどちらも彼に言及しなかった。僕達は彼の死の後、朝、目を覚ました。フォンは僕が適当に目覚める前に起きて、僕達の紅茶を用意した。誰も死者を妬まない、僕達の元の暮らしを一緒に再び始める事、それは僕には簡単に思えた。

 「貴女は今晩泊まる?」僕は出来るだけ何気なくクロワサンを食べながらフォンに尋ねた。

31

2023年2月9日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

年老いた大修道院長の教壇の上の紅茶のカプ、彼のべドゥと彼の営業用のカリンダ、彼のバキトゥ、壊れたカプと一生涯のがらくたと一緒に、彼の椅子をひと回りして汚れを落とした。地雷が爆発した道路を修理している女達のマラスク・ハトゥ、金色や若草色や色鮮やかな南のドゥレス、そして北では、深い茶や黒い衣服や敵の山々の環(わ)や飛行機のブーンという低い音。僕が初めに来た時、僕は僕の割り当てられた仕事の日数を数えた、学期の日数を線で消してゆく学生のように。僕は置き去りにしたブルームスベリ広場やイウストンの柱廊付玄関を通る73番バスやトリントン・プレイスの地元の春の何かに縛り付けられているのかと思った。今頃は四角い庭に球根が芽を出そうとしているだろうが、僕は少しも気にならなかった。僕はそれらの速いリポートゥによって句読点を打ったひと月を求め、それは排気ガスであってもよく、また手りゅう弾であってもよく、僕は湿気の多い正午を通して優美に動く絹のズボンを目に留めて置きたかった、僕はフォンを求め、そうして僕の家はそのグラウンドゥ4千マイルに変わった。

 僕は高級弁務官の家で曲がった、そこでは外人部隊が彼らの白いケピと彼らの緋色の肩章を着けて見張りに立ち、大聖堂の側を通り抜け、尿と不法な臭いがするように感じるヴィエトゥナムの公安の暗い壁の側で引き返した。それもまた家の一部で、子供の頃には誰もが避ける上階の暗い廊下に似ていた。

30

2023年2月8日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕は何時も新顔の利益のために回転するレコードゥだったー国会の視察議員団、新英国公使。時々僕は夜に喋りながら起きようとする、カオダイストゥ

らの事例を引用するといい。」或いはホアハオ、或いはビン・エクシュイエン、お金か復讐のために彼らのサーヴィスを売る民間軍。

 よそから来た者達は彼らをまことしやかに見る、しかし裏切りや不信のそこにまことしやかなものは何一つない。

 「そして今や、」僕は言った、「そこにチェ軍司令官がいる。」彼はカオダイストゥ隊員の長だったが、彼はフランス人、共産党員、両サイドゥを得るために戦おうとして丘に没頭した・・・。」

 「ヨークは、」パイルが言った、「東側が必要とした何かは第三勢力だという事を書きました。」おそらく僕はその狂信的閃き、言葉に対する素早い反応、数字への魔法のような響きを見るべきだった、五番目のコラム、三番目の勢力、七番目の日を。僕は僕達の全てを数多くの困難を、パイルでさえ救えたかも知れない、もし僕が疲れを知らない若い頭脳の傾向を理解してしまえば。ところが僕は背景の乾いた骨と一緒に彼を放置し、カティナトゥ街を上ったり下ったり僕の日課の散歩をしていた。彼は臭いがするに連れ君を拘束する現実の背景を、彼自身のために学ばずにはいられなかった。平たい晩方の陽の下の稲田の金色、蚊のように田の上をうろつく漁師弱った鶴。

29

2023年2月7日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

それは新聞記者達の中傷と彼らの未熟な冷笑からの転換だった。僕は言った、「もう一瓶ビアを飲もう、君に物の考え方を教えよう。」

 僕は始めた、受賞した生徒のように熱心に僕をじっと見つめる間、あの頃のフランス人はレドゥ・リヴァのデルタへと向かって何処にしがみ続けていたか、ハノイや北の港、ハイフォンを含んだのはどちらか、北の、トンキンの情勢を説明する事によって。ここでほとんどの穀物が育てられ、収穫が準備されると米目的の年一回の戦争が必ず始まった。

 「それが北だ、」僕は言った。「フランス人は、もし中国人がヴィエトゥミンを助けに来なければ制す、哀れな極悪人め。ジャングルや山や湿地、稲田、そこを君は背の高さまである所を苦労して歩き、敵は簡単に姿を消し、彼らの武器を埋め、百姓の衣装を身に着ける。何れにせよ君達はハノイの湿気の中で楽々腐ることが出来る。彼らはそこに爆弾を投げない。神は何故かを知る。君達はそれを通常の戦いと言ってのける。」

 「そしてここ南に於いては?」

「フランス人は主要道路を夕方の7時迄統制する。その後見張り塔を彼らは統制するーそれらの断片を。それは君達が安全であるという事を意味せず、又そこにレスタラントゥの前の鉄の格子があろうはずがない。」

 僕は前にどれ程度々この全てを説明した事か。

28

2023年2月6日月曜日

The Quiet American/ Graham Greene 成田悦子訳

しかし彼は直ぐ後で彼が与えた印象を修正するために再びそれを打ち砕いた。「僕は彼をよくは知りません、」彼は言った。「彼に2度だけ会ったはずです。」僕はそれで彼に好意を持ったー彼の名は何だった?ーヨーク・ハーディングーと知り合いだという事、それは自慢しているのだと見做すべき。彼が真面目な作家呼んで何故法外な敬意を表すのか、僕は後で学ぶ事になった。その言葉は小説家、詩人や劇作家を除外した。彼が現代の主題と称する何かを彼らは持っていた。そこでその時でさえ、君がヨークからそれを得たように率直な素質に目を通す事その方がいい。

 僕は言った、「もし君が長い間一ケ所に住めば、君はそこに関して読むのを止める。」

 「勿論僕は何時も現場で男が何を言わなければならないのかを知りたいのです、」彼は用心深く返事をした。

 「それで、その後ヨークと一緒にそれを照合するの?」

 「はい。」多分彼は皮肉に気付いた、というのも彼は彼の持ち前の丁重さで付け足したから、「僕に要点を教える時間を、もし貴方が見付けて下さったら、僕は非常に素晴らしい恩恵とそれを受取ります。貴方は御存知です、ヨークは2年よりもっと前にここにいました。」

 僕はハーディングに対する彼の忠誠を好んだー喩え彼が何者であろうと。

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2023年2月5日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 パイルは静かだった、時には僕は彼が何を言っているのか把握しようと前のめりになる程だったあの初めての日、彼は控えめに思えた。それに彼は極々真面目だった。何度も、彼は頭上のテラスでのアメリカ人の記者の大騒ぎに、内心身の縮む思いがしたー手りゅう弾からより安全だと広く信じられているテラス。ところが彼は誰も非難しなかった。

 「貴方はヨーク・ハーディングを読んだ事があります?」彼が尋ねた。

 「いや。いや、そう考えもしない。彼は何を書いたの?」

 彼は通りの向こう側のミルク・バーを凝視し、夢見心地で言った、「あれはソウダ水売店のように見えます。」

僕はあんな馴染みの薄い光景に観察してしまう何かの彼の異常な選択の背後に、どんなホウムシクの深みが横たわっているのか、僕は奇妙に思った。しかし僕のカティナトゥ街への最初の散歩で僕はゲハナン香水のある店に先ず気付き、結局、イウアラプは3時間足らずの距離にある、そう思う事で僕自身を慰めたのではなかったか?彼はミルク・バーから渋々目を外して言った、「ヨークはThe Advance of Red Chinaと名付けられた本を書きました。それは非常に意味深い本です。」

 「僕はそれを読んではいない。君は彼を知っているの?」

 彼は真面目に頷き、黙り込んだ。

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2023年2月4日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

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カンティネンタルの側の四角い広場にパイルが姿を現したその朝、僕はうんざりする程の僕のアメリカ人の記者仲間に会っていた、尊大で、騒々しい、少年のようで中年の、フランス人に対する饐(す)えた臭いのする機知に富む冗談の真っ盛り、この戦争を戦っているのは、誰か、何時全てが語られるのかと。周期的に交戦が整然と終えられ、死傷者がその現場から取り除かれた後、彼らはハノイに招集される、離れた所へほぼ4時間の飛行、最高指揮官によって声を掛けられ、バーテンダがインドウ―チャイナで最も上手いと彼らが自慢するプレス・カムプに一晩泊められ、3000フィートゥ(重機関銃の射程距離の限界)の高度で最近の戦地の上を飛ばされ、それから無事に騒々しく送り返される、学校の催しのように、サイゴンのカンチネンタルホテルまで。

25

2023年2月3日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

がそれでも僕は突然怒りと共に思った、ヴィゴと警察署での彼の目の翳りと誰も伴わない公使館の静かな廊下、そして僕の手の下の柔らかい毛のない皮膚、「僕はパイルをまともに心配した唯一の人物なのか?」

24

2023年2月2日木曜日

The Quiet American/Graham Greene  成田悦子訳

僕は僕のタイと僕の靴を脱いだ。幕間劇は終わった。夜はそれがあった時とほぼ同じになった。フォンはベドゥの端にしゃがみ、ラムプを点けた。我が子よ、我が女兄弟よー琥珀の色を剥げよ。その穏やかな故郷の半島。

 「フォン、」僕は言った。彼女は彼女の手に針を持ち、集中しようとしながら、眉を寄せながら子供のように僕を見上げた。「貴方が言った?」

 「パイルは死んだ。暗殺。」

 彼女は針を下に置き、僕を見ながら彼女の踵(かかと)の上に後退(ずさ)りして座った。そこにはどんな場面もなく、涙もなく、唯一思いだけがあったー人生の全方向転換を迫られる誰かの延々と続く一人だけの思いが。

 「貴女は今夜ここにいた方がいい、」僕は言った。

 彼女は頷き、針を持ち上げ、また阿片を熱し始めた。その夜、僕はそうした阿片の短く深い眠りの一つ、10分程の、から目覚めた、それは一晩の休息のように思えたが、僕の手を、それが何時も夜あった、彼女の脚の間に、見付けた。彼女は眠ってはいたが、僕には彼女の息がほとんど聞こえなかった。何ヶ月も後に今一度僕は一人きりではなかった。

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2023年2月1日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

そうでなくてもパイルは非常に重要だった。彼の本当の職業の詳細を打電する事、それはしないで置いた。彼が死ぬ前、少なくとも50の死亡に責任があるという事、それは英国と米国間の関係を損ねかねず、公司は転覆されただろうから。公司はパイルに測り知れない敬意を持ちーパイルは相応しい学位を受け入れて来たーまあそれらの対象の一つ、アメリカ人達は学位を取られる。おそらく広報活動か芝居じみた手仕事で、おそらく極東でさえ研究する(彼は多くの本を読んで来た)。

 「パイルは何処なの?」フォンが尋ねた。「彼らは何を欲しがったの?」

 「家に帰ろう、」僕は言った。

 「パイルは来るかしら?」

 「彼は他の何処かと同じようにそこに現れそうだ。」

 老婦人がなおも踊り場で噂話をしていた、比較的冷ややかに。僕が僕のドアを開けた時、僕の部屋が調べられてしまったと打ち明けよう。あらゆる物が、僕が今までそれを放置しておいた以上に整然としていた。

 「一服いかがですか?」

 「うん。」

22

2023年1月31日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方がたは速く仕事をする。」

 「誰でもこの気候ではするしかありません。」

 彼らはトゥレイを奥へ押し、ドアを閉めた。ゴムが覆い被(かぶ)さった。

 「貴方は我々を全く助けられない?」ヴィゴが尋ねた。

 「全く役に立てません。」

 僕は僕のフラトゥへフォンと一緒に歩いて戻った。僕はもう僕の

品位の上にいなかった。死は虚飾を連れ去るー彼の痛みを見せてはいけない不貞な妻を持つ夫の虚栄心でさえ。彼女はまだそれが身辺に起こった事だと気付かず、僕は彼女にゆっくり話そうにも、まるで為す術を持ち合わせなかった。僕は通信員だった。僕は見出しに思いを馳せた。「サイゴンで忙殺された米国職員。」新聞紙上で働いていると、人は悪いニューズを駄目にする方法を学ばず、今でさえ僕は僕の新聞について考え、彼女に頼まずにはいられなかった、「海外電報局に立ち寄っても貴女はかまわない?」僕は通りに彼女を残して僕の電報を送り、彼女の所に戻った。それは単なる真似事に過ぎなかった。僕は、フランスの通信員は既に情報提供されているだろうという事を、十分過ぎる程知っていた。或いはもしヴィゴが公正に振舞っていたら(何れも可能だった)、その時検閲官達は僕の電報を、フランス人が彼らのものを受取るまで掴んで置くだろう。僕の新聞はパリス日付記入線の下に、先ずそのニューズを持って行くだろう。

21

2023年1月30日月曜日

The Quiet American/graham greene 成田悦子訳

 彼らは角氷のトゥレイのように彼を引っ張り出し、僕は彼を見た。外傷は途方もなく凍っていた。僕は言った、「貴方がたは知っている、それらは僕の面前で再び開く事はない。」

 「批評?」

 「それは対象の一つではないのですか?何か、或いは別の事による苦しい体験の?しかし貴方がたは彼をひどく凍らせてしまった。そういうものは中世には深く凍らせなかった。」

 「貴方は彼に見覚えがありますかますか?」

 「オウはい。」

 彼はこれまで以上に場違いに見えた。彼は故国に留まるべきだった。僕は家族のスナプショトゥ・アルバムで彼を見た、観光用牧場での乗馬、ロング・アイランドゥでの水泳、23階の或るアパートゥマントゥで彼の仲間達と撮ってあった。彼はあの摩天楼や高速エリヴェイタ、アイスクリームやドゥライ・マーティーニ、昼食のミルク、そして特急商船上のチキン・サンドゥウィチに属していた。

 「彼はこれで死んだのではありません、」ヴィゴは言った、胸の傷を指しながら。「彼は沼で溺死しました。私達は彼の肺の中に泥を見付けました。」

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2023年1月29日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「もめ事があった、」僕は言った、「彼は巻き込まれた。」

 「分かり易く話すように、」ヴィゴは言った、「私は全く気の毒には思いません。彼はたくさんの危険を冒していました。」

 「神は常に我々を救います、」僕は言った、「潔白や美徳から。」

 「美徳?」

 「そう、美徳。彼の流儀で。貴方はロウマン:カサリクです。貴方は彼の流儀を認めようとしない。それにともかく、ひどいイアンキ(米国人)でした。」

 「彼を確認する事を貴方は気になさいますか?私はすまなく思います。それが所定の手順で、非常に素晴らしい手順ではなく。」

 何故彼が米国公使館からの誰かを待たないのか、僕は彼に尋ねる気はなかった、僕はその理由を知っていたから。フランス方式は、我々の冷めた規範によると幾分時代遅れである。彼らは良心、罪の意識を信じ、彼は行き詰まり自らに背きもするから、罪人は罪と向かい合うべきである。僕は今一度自らに言い聞かせた、僕は潔白だと。彼がそこに向かって石段を下りる間中、冷凍装置が地下室で呻っていた。

19

2023年1月28日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「何故貴方は彼を待っていたのですか?」

 「彼が僕に電話を掛けて来ました。彼は何か大切な物を僕に確認しなければと言いました。」

 「貴方は何か少しでも思い当たる事がありますか?」

 「いいえ。何事もパイルには重要でした。」

 「では彼のこの女の人は?ー貴方は何処に彼女がいたか知っていますか?」

 「彼女は、真夜中、外で彼を待っていました。彼女は心配していました。彼女は何も知りません。何故、貴方はまだ彼女が彼を待っていると見て分からないんですか?」

 「そうですね。」彼は言った。

 「それに僕が嫉妬のために彼を殺したと実際貴方は信じられないーならば彼女は何のために?彼は彼女と結婚するつもりでした。」

 「はい。」

 「貴方がたは彼を何処で見付けました?」

 「彼はダカウに向かう橋の下の水中にいました。」

 ヴュー・ムーランは端の傍らに位置していた。そこには橋の上に武装した警官がいて、レスタラントゥには手りゅう弾を締め出すために鉄格子があった。それで、夜、橋を渡っても安全だった、川の向こう側全てが暗くなってからは、ヴィエトウミンの手の内にあったから。僕は彼の死体の50ヤードゥ以内で食事をしてしまった。

19

2023年1月27日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 彼女は彼女の遣り方で彼を愛するしかなかったし、彼女は僕に好感を持っていたのではなかったのか、そして彼女はパイルのために僕を去ったのではなかったのか?彼女は若さや希望や真面目さに彼女自身愛着を持ち、今、それらは年齢や絶望よりもっと役に立たなくなってしまった。彼女はそこで僕達二人を見ながら座っていた、そこで彼女はまだ理解していないのだ、と、僕は思った。事実が自宅に着く前に、僕が彼女を連れ去る事が出来たらそのほうがいい事ではある。もし僕が急いで、どっちつかずに終わりに持って行けるのなら、どんな質問にも答える用意があり、だからそんな事は僕が彼女に後から話せばいい、そっと警官の目や堅い事務椅子や蛾が旋回する裸電球から離れて。

 僕はヴィゴに言った、「貴方は何時に興味があるんですか?」

 「6時と10時の間に」

 「僕は6時にカンティネンタルで飲みました。ウエイタ達が覚えているでしょう。6時45分に僕はアメリカの飛行機が荷降ろしされるのを見るために波止場に歩いて下りました。僕はAP通信社のウィルキンスをマジェスティクのドアの側で見ました。それから僕は隣のドアを映画館の中に入りました。彼らはおそらく覚えているでしょうー彼らは釣銭を渡そうとしました。そこから僕はヴュー・ムーランまで輪タクに乗りましたー僕はおよそ8時30分に着いたと僕は思いますーそして一人でディナをとりました。農民共済組合員がそこにいましたー貴方は彼に聞くことが出来ます。それから僕はおよそ10時まで15分前に輪タクに乗って引き返しました。貴方はその運転手をおそらく探せます。僕は10時にパイルを待っていましたが、彼は姿を見せなかった。」

18

2023年1月26日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

おそらくほんの10日前、彼はボストンの下院を渡り歩いて戻って来た、彼の腕は本でいっぱいで、彼は極東と中国の問題に関して予め目を通して置いた。彼は僕が何を言っても耳を貸す事さえなく、彼は既に民主主義のディレマと西洋の責務に没頭していた、彼は決然としていたー僕は極めて早くそれを知ったー善を為す事、単なる個人にではなく、寧ろ国家、大陸、世界に対して。まあ彼は、今、改善すべき全宇宙を抱え込んで彼のいるべき所にいた。

 「彼は遺体安置室の中ですか?僕はヴィゴに尋ねた。

 「彼が死んだとどうして貴方は知りました?」

それは間抜けな警官の質問、パスカルを読むに値しない男、彼の妻をあそこまで妙に愛するにしても又値しない男だった。貴方は直感なしでは愛せない。

 「罪もないのに、」僕は言った。僕はそれは事実だと僕自身に言い聞かせた。パイルは何時も彼自身の筋を通したのではなかったのか?僕は自らの中の何らかの感情を探った、警官の疑いから来る憤りまで。しかし僕は何一つ見い出せなかった。何者でもなく寧ろパイルが責任を負った。僕達は皆、死ぬ方がましではないのか?阿片が僕の内側で説得した。しかし僕は注意深くフォンを見た、それは彼女には耐え難かったから。

17

2023年1月25日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「あれは手りゅう弾?」彼は動揺と願望から尋ねた。

 「最もありそうなのは車の排気ガス、」僕は言った、すると突然彼の落胆が気の毒になった。人はその人自身の未熟さをひどく性急に忘れる、嘗て僕は、彼らがニュースと呼ぶにより相応しい期間の何らかの不満のために、僕は僕自身に興味を持った。それにしても手りゅう弾は僕に放尿した、それらは何か地方紙の後方の頁に一覧表にされていたーサイゴンで昨夜夥しい数の、ショロンで夥しい数の、それらがイウアラプの新聞を構成する事はなかった。通りに可愛らしい平たい人影が現れたー白い絹のズボン、ピンクの長いぴったり合った上着、そして藤色の模様が腿で裂けていた。僕は、郷愁と共に彼女達を観察した、僕がいずれこれらの地域を離れる時、感じるに決まっていると僕には分かっている。「彼女達は可愛いでしょ?」僕は僕のビアを飲みながら言った、するとパイルは、彼女達がカティナ街の方へ向かう時、彼女達に視線をちらっと投げ掛けた。

 「オウ、確かに、」彼は無関心気に言った、彼は真面目なタイプだった。「公司は、これらの手りゅう弾に非常に関心を寄せています。そりゃあ極めて厄介です、彼が言うには、例えばそこで事件があればー僕たちの一人を巻き込む、と僕は言っているのですが。」

 「僕たちの一人を巻き込む?そう、僕はそうなると深刻だと思っています。国会はそれを良しとはしないでしょう。」何故人は無邪気な子供をからかいたがるのか?

16

2023年1月24日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

阿片は機転の利く貴方を作るーおそらく単にそれが神経を和らげ感情を沈めるだけだから。何一つ、死さえさほど重要に思えない。フォンは、僕は思った、彼の語調を掴んでいなかった、鬱々として終わった事のような、それに彼女の英語は酷く下手だった。彼女が事務椅子のそこに座っている間、彼女は根気よくパイルをじっと待っていた。僕は、その瞬間、待つのを止めてしまった。そして僕は、ヴィゴがそれら二つの事実を受け入れつつあるのが自ずと分かって来た。

 「初め、どんな風に彼と出会ったのですか?」ヴィゴは僕に尋ねた。

 何故僕に会ったその人物がパイルだった、と僕は彼に説明すべきなのか?僕は去年の9月、カンティネンタルのバーへと四角い広場を横切って近付く彼を見掛けた、間違えようもなく若い、ダートゥのように僕に投げ付ける人慣れしない顔。彼のガング風の脚と彼のクルー・カトゥと彼の広いカムパス的凝視を持ち、彼は害悪を欠いているように見えた。路上のテイブルは、その殆どが満席だった。「ご迷惑でしょうか?」彼は正真正銘の礼儀正しさで尋ねて来た。「僕の名はパイルです。僕はここでは新米です、」そして彼は椅子を一周りして彼自身を折り畳み、ビアを注文した。その時、彼は強い正午の閃光を浴び、素早く上空を見た。

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2023年1月23日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「貴方は彼の友人のようだ。」ヴィゴは言った、僕を通り過ぎてフォンを見ながら。現地の警官が3カプのブラックカフィを持って入って来た。

 「それともお茶の方がよかったでしょうか?」ヴィゴは尋ねた。

 「爆はただの友人です、」僕は言った。「どうして、いけませんか?僕は一日家に帰ろうとしてはいけませんか?僕は彼女を僕と一緒に連れて行く事は出来ません。彼女は、彼と一緒だと申し分ないのですが。それが道理をわきまえた解決です。それに彼は彼女と結婚するつもりだ、と彼は言います。彼はそうしても構わない、貴方も御存知だ。彼は彼なりにいいやつです。真面目で。あの騒々しいカンティネンタルの無礼なやつらの一人ではない。静かなアメリカ人、」僕は彼を正確に要約した、僕は「青い蜥蜴(とかげ)」、「「白い像」と言ってもよかったが。

 ヴィゴは言った、「はい。」彼は僕が言ったのと同じくらい正確に彼の真意を伝えようとして、彼の机の上の言葉を探しているように見えた。彼は、僕たちの一人が話すのを待ちながら熱い事務所のそこに座っていた。一匹の蚊が攻撃するためにブンブン呻り、僕はフォンを見つめた。

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2023年1月22日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「私は貴方がたに2、3質問したいのですーパイルについて。」

 「貴方はその質問は彼にした方がよい。」

 彼はフォンの方を向き、フランス語で彼に鋭く尋問した。

「パイルさんとどのくらい暮らしました?」

 「ひと月ー私は分かりません、」彼女は言った。

 「彼は貴女に幾ら払っています?」

 「貴方には彼女にそれを聞く権利は全くない。」僕は言った。「彼女は売り物ではない。」

 「彼女は貴方と暮らした事もあったんじゃありませんか?」彼はぶっきらぼうに尋ねた。「2年間。」

 「僕は貴方がたの戦争を取材する事になっている記者ですー貴方が彼を許す限り。おまけに貴方のスカンダル・シートゥに寄稿するよう僕に頼まないで下さい。」

 「貴方はパイルについてどんな事を知っていますか?どうか質問に答えて下さい、ファウラさん。私はそれを尋ねたくありません。しかしこれは重大です。どうかそれが非常に重大だと僕を信じて下さい。」

 「僕は情報井提供者ではありません。パイルについて僕が貴女に話せる事なら何でも、貴方は御存知です。年齢32、経済援助私設団員、国籍アメリカ人。」

13

2023年1月21日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 それが、何故僕が公安でフランスの警官から煙草を拒んだかだった。三服目の後、僕は僕の気持ちが明瞭で敏感になったと思った。それで、主要な尋問を見落とす事もなく、簡単にこんな決定を下す

事が出来たー彼らは僕から何を欲しがるのか?僕はヴィーゴに何度か前にパーティで会ったー彼は、不釣り合いにも彼の妻と相思相愛の仲に見えたから、僕は彼に気付いた、彼を無視した、けばけばしく、上辺だけの金髪の女。今、時間は朝の2時で、緑色のサンバイダを着け、煙草の煙と酷い暑さの中に、疲れ、意気消沈して座り、彼は、暇潰しに彼の机の上にPascal一巻を開きっ放しにしておいた。僕抜きでフォンに尋問する事を、彼に許すのを僕が拒んだ時、彼は直ぐに譲歩した、溜息一つ吐いて、それはサイゴンに付きものの、熱さに付きものの、又あらゆる人間の具合に付きものの彼の疲労困憊を表していた。

 彼は英語で言った、僕が貴方に来るようにお願いする事にしました、僕は大変申し訳なく思っております。」

 「僕は懇願されたのではない。僕は命令されました。」

 「オウ、概して原住民の警官ー彼らは理解しない。」

彼の目はLes penséesの1頁上にあり、まるで彼がそうしたうんざりする議論に未だに夢中になるかのように。

12

2023年1月20日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 彼は、それらは彼の指揮権です、とただ繰り返した。

 「朝に僕が出掛けましょう。」

 「le chungについて、」彼は言った、少し、手際のいい、頑固な姿勢。そこに議論の余地はなく、だから僕は起きて、僕のタイと靴を身に着けた。ここで警官は最後の指示をした、彼は僕の通達の命令を取り消せた、彼らは記者会見から僕を締め出せた、彼らは、例えば彼らが選択すれば、僕に出国許可を拒めさえした、これらは開かれた合法の秩序だったが、法律遵守は戦時の国家において不可欠ではなかった。僕は、突然、訳も分からず、彼の料理人を失ってしまった一人の男を知っていたー彼は、ヴィェトゥナムの公安に彼を追ったが、そこの警官達は尋問後釈放したという事を彼に保証した。彼の家族は、再び彼を見る事はなかった。おそらく彼はカミュにストゥに加わったか、おそらく彼はサイゴン周辺で活躍する非公式の軍隊の一つに入隊したのだーホアハオとかカオダイストゥとかチェ軍司令官とか。おそらく彼はフランス刑務所にいた。おそらく彼は幸運にも中国郊外クーロンの少女達からお金を稼いでいた。おそらく彼らが尋問した時、彼の心が屈してしまった。僕は言った、「僕は歩く気はないよ。貴方がたは輪タクにお金を払う覚悟でしょ。」何者かは何者かの尊厳を保とうと覚悟した。

11

2023年1月19日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕がパイルだったらなあ。」僕は声に出して言った、それでも苦痛は限られていて、我慢出来たー阿片はそのために経験した。誰かがドアを叩いた。

 「パイル、」彼女は言った。

 「いや、それはの彼のノックじゃない。」

 誰かが又情け容赦なくノックした。黄色い木を、再びその花びらを僕のタイプライタの上にそれが浴びせるように揺さぶりながら、彼女は素早く起き上がった。ドアが開いた。「ファウレアさん、」声が指揮権を帯びていた。

 「僕がファウラです、」僕は言った、僕は警官のために起きようとはしなかったー僕の頭を持ち上げなくても、僕には彼のカキ色のショーツが見えた。

 彼はほとんど理解出来ないヴィェトゥナム訛りのフランス語で、僕が直ぐに必要とされている、と説明したー直ぐにー大急ぎでー公安に。

 「フランスの公安にそれともヴィェトナムの公安に?」

 「フランスの。」彼の口の中でその言葉は「フランクン。」のように響いた。

 「どんな事で?」

 彼には分からなかった。僕を連行する事、それが彼の指揮権だった。

 「あんたも、」彼はフォンに言った。

 「貴方が夫人に話す時は、貴女と言ってくれ、」僕は彼に話した。「彼女がここにいるとどうして貴方がたは知ったのですか?」

10

2023年1月18日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「僕は知りようがない。」

 「もし彼がお前と一緒に夕食を食べられなかったら、彼はここには来ないだろう、と彼は私に話したの。」

 「心配しないで。彼は来るよ。僕にもう一服パイプを作ってくれる?」彼女が炎の上に折れ曲がった時、ボドゥレイアの書いた詩が僕に浮かんだ。

 心ゆくまで愛そう

 愛しやがて死ぬ

 国はお前に似つかわしい

河岸に出て船に泊まった、「その気分は東方を流離う」もし僕が彼女の肌を嗅げば、それは阿片の気の遠くなりそうな香りがするだろうと僕は思い、彼女の色は小さな炎の色それだった。僕は北の運河の側の彼女のドゥレスの花を見た。彼女は草のように土着だった、そして僕は二度と故国に帰りたくなかった。

9

2023年1月17日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

オルメイ街のそこには一軒いい家があるんだ。僕達イウアラプ人は何でもない事に騒ぎ立てる。貴女は喫わない男と暮らすべきではない、フォン。」

 「でも彼は私と結婚しようとしようとしているの。」彼女は言った。

 「今直ぐにでも。」

 「当然だ、それは別の問題だ。」

 「私、もう一度貴方のパイプを作りましょうか?」

 「うん。」

 もしパイルが来なければ、その夜、彼女は僕と一緒に眠る眠る事を承諾するだろうか、僕は思い巡らした。しかし4服目を喫ってしまった時、僕はもう彼女を欲しがらないという事は、僕が知っていた。勿論ベドゥの中で僕の傍らの彼女の腿を感じる事は乗り気ではあったー彼女は何時も仰向けに寝た、そして僕が朝起きた時、僕は一服と共にその日をスタートゥ出来た、僕自身の仲間と一緒ではなく。「パイルは今はもう帰らないよ。」僕は言った。「ここに居なさい、フォン。」彼女は僕にパイプを差し出し、彼女の頭を振った。その時までに、僕は阿片を喫い込んでしまっていた、彼女の存在、或いは不在など殆ど問題外だった。

 「何故パイルはここにいないの?」

 「どうして僕に分かる?」

 「彼はチェ軍司令官に会いに行きましたか?」

8



2023年1月16日月曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕は僕のパイプが好きだった。真っ直ぐな竹2フィートゥ以上、どちらの端も象牙。丈の三分の二下は鉢で、昼顔のように逆向きになっていて、凸面の縁は阿片の常習的な練りによる光沢があリ、黒みがかっていた。今、手首の一振りと共に彼女は小さな空洞の中に針を突っ込み、阿片を放ち、炎の上に裏返した。僕に向けてしっかりとパイプを握りながら。僕が喫い込むと、阿片の数珠が静かに滑らかに泡立った。

 熟達した吸飲者は、一息でパイプ全体を引き下ろせる、しかし僕は何時も5、6服で喫う事にしていた。それから仰向けになった、皮の枕の上の僕の首と共に。その間に、彼女は2服目のパイプを用意した。

 僕は言った、「貴女は分かってる、実際、それで昼間と同じくらいすっきりする。パイルは僕がベドゥの前に2、3服喫うのを知っているが、彼は僕の邪魔をしたがらない。」

 「彼は朝には周囲にいるよ。」

 針を処分して、僕は2服目を喫った。僕がそれを下に置いた時、僕は言った、「何も心配する事はない、何も心配する事はない、全く。」僕はお茶を一口飲んで、僕の手を彼女の腕の窪みの中で保った。「貴女が僕を残して去った時、」僕は言った、「仰向けに倒れるために、僕にはこれがあった、それは幸運だった。

7

2023年1月15日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼はそのまま、フォン?」

 彼女は笑った、それから僕は彼女がマチを擦るのを聞いた。「恋愛中?」ーおそらくそれは彼女が理解しなかったフレイズの一つだった。

 「貴方のパイプを作りましょうか?」彼女は尋ねた。

 僕が僕の目を開けた時、彼女はラムプに火を点け、トゥレイが既に用意されていた。ラムプの灯かりは、僅かな阿片のペイストゥを熱しながら、彼女の針をくるくる回しながら、彼女が集中して眉を寄せるに伴い、炎の上に折れ曲がると、彼女の肌を暗い琥珀の色に変えた。

 「パイルは未だ喫わないの?」僕は彼女に尋ねた。

 「いえ。」

 「貴女は彼に作らなくちゃ、それとも彼は戻って来る気がないの?」喫った愛人は、フランスからでさえ、必ず戻って来るに決まっているというそれは、彼女達の盲信だった。男の性的能力は、喫う事によって傷付けられるかも知れない、それにしても彼女達は何時も性的能力のある愛人に対する忠誠を好む。今、彼女は鉢の中高の縁の上に熱いペイストゥの小さな玉を練っていた、そして僕はその阿片を嗅ぐことが出来た。そこら辺にそれに似た匂いは全くなかった。ベドゥの側の僕の目覚まし‐時計が12時-20分を知らせたが、既に僕の緊張は切れていた。パイルは落としてしまった。ラムプは、彼女が長いパイプを手入れすると彼女の顔を照らし、彼女は子供に向けたかも知れない真剣な注意を払って、その上に折れ曲がった。

6

2023年1月14日土曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼は長くはかからないでしょう、」彼女は、彼の不在に僕が慰めを必要とするかのように言った。

 彼女達は一緒にどんな話をするのか、と僕は不思議だった。パイルはとても真面目だったし、僕は極東に関する彼の講義を受けて来た、僕が数年抱え込んだのと同じ事を、何か月かの間に、彼は知ってしまった。民主主義は彼の別の主題だったー彼は断言し、アメリカ合衆国が世界のために何をしているかに関する、更に険悪化させる見解を持っていた。もう一方のフォンは、驚くほど無知で、 もしヒトゥラが会話の中に登場したら、彼女は彼が誰かを尋ねるために話の腰を折っただろう。彼女はドイツ人にもポウランドゥ人にも一度も会った事がなかったから、その説明は益々難しくなるだろうし、イウアラプの地理の非常に曖昧な知識だけは持っていた、しかしプリンセス・マーガレトゥについては確かに僕よりずっと彼女は知っていた。僕は、彼女がベドゥの端にトゥレイを置くのを耳にした。

 「彼は貴女にまだ夢中か、フォン?」

 貴方と一緒にベドゥへ安南人を誘う事は、小鳥を捕まえる事に似ている。彼女達は貴方の枕の上で震え歌う。そこには、僕がフォンのように歌う声をした者は彼女達の中に一人もいない、と思ったひと時があった。僕は僕の手を差し伸べて、彼女の腕に触れたーその骨もまた、鳥のもののように脆かった。

5

2023年1月13日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼女達は何について話しているの?」

 「私が家に帰ったと彼女達は思っているの。」

 僕の部屋の中の僕が中国の新年のために何週間も前に準備した木は、その黄色い花の大半を落としてしまった。それは僕のタイプライタのキーの間に落ちていた。僕はそれをすっかり拾った。「貴方は動揺してるのね、」フォンが言った。

 「そりゃあ、彼に似つかわしくないもの。彼は時間を守る人だ。」

 僕は僕のタイと僕の靴を脱ぎ、ベドゥで横になった。フォンはガスストウヴに火を点け、お茶の水を沸かし始めた。それが六か月前だったらなあ。「貴方はもうすぐ遠くへ行こうとしている、と彼が言うの。」彼女は言った。

 「おそらく。」

 「彼は貴方がとても好きよ。」

 「何一つなくても彼に感謝する。」

 僕は彼女が彼女の髪を違う風にしていたのを見た、それが彼女の肩の上に、黒く真っ直ぐに落ちるにまかせて。僕はパイルが一度役人の娘になったかと思った手の込んだ整髪を非難したことがあったのを思い出した。僕がその目を閉じる、すると彼女は、彼女が居るのが当然だった頃と再び同じだった。彼女は湯気のシューっという音、茶碗のチリンと鳴る音だった。彼女は確かな夜という時間、休息という契りだった。

4

2023年1月12日木曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

僕が隣の戸口で待つ女を見た時、僕は室内に入ろうとして向きを変えた。僕には彼女の顔は見えなかった、ただ、白い絹のズボンと長い花柄のロウブだけとはいえ、その全てで僕は彼女に気付いた。彼女はあんなにも度々、丁度この場所と時間に帰宅する僕を待っていたのだ。

 「フォン、」僕は言ったーそれはフィーニクスを意味するが、今日では伝説上のものと程遠く、その灰から甦るものは何一つない。彼女は、パイルも同じように待っています、と彼女が僕に打ち明ける機会を作る前に、僕は知っていた。「彼はここにはいない。」

 「私は知っています。窓際に貴方一人が見えました。」

 「貴女は良ければ二階で待つといい。」僕は言った。「彼は直ぐにやって来るよ。」

 「私はここで待つ方がいい。」

 「良くない。警官は貴女を捕まえるかも知れない。」

 彼女は二階へと僕に従った。僕は僕が作ってもかまわない幾つもの皮肉で不愉快な冗談を思い付いた。彼女の英語も彼女の仏語もどちらも、その皮肉を彼女なりに理解するには十分巧みとは言い難かった、それに、不思議な事に、僕には彼女を傷付けるどころか、僕自身を傷付ける事さえ全く眼中になかった。僕達が踊り場に着いた時、老婦人は皆、彼女達の頭の向きを変え、僕達が通り過ぎるとすぐに彼女たちの声は甦り、まるで彼女達が一斉に歌い出したかのようになった。

3

2023年1月11日水曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 PART ONE


1


夕食の後、僕は、カティナトゥ街を見渡す僕の部屋で、パイルを座って待っていた。彼は言った、「僕は、遅くても10時までには貴方と合流するつもりです、」そして真夜中が打った時、僕はそれ以上じっとしていられなくて、通りに下りた。黒いズボンの大勢の老婦人が、踊り場にしゃがんでいた。時は二月、ベドゥの中では彼女達にしても暑過ぎるよなあ。一人の輪タク運転手が、河畔の方へゆっくりとペダルを踏んで行き過ぎ、彼らが新しい米機を陸揚げした所で、ラムプが燃えているのが僕には見えた。長い通りの何処にも、そこら辺にパイルの痕跡は、まるでなかった。

 成り行きからすると、僕は自らに話し掛けた、彼は何か訳があって、米公使館で手間取っているのかも知れない、それにしても確かにそういう場合、彼はレスタラントゥに電話を掛けるだろうー彼は、僅かな礼儀正しさでさえ極めて細心の注意を払った。

2

2023年1月10日火曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

The Quiet American

Graham Greene

成田悦子訳


僕は感動されるのを好まない、というのは、その根ざすところは興奮であり、及ぶところは実に危うい事態である。僕は何処か作為的である事、或る、心や非論理的過程の背信に身震いし、僕達は僕達の恐るべき義務感を伴ってこうした事態に平伏する。 A.H.Clough


「今日は、身体を葬る事に向かい、魂を救う事に向かう新しい創作の特権的時代であり、挙(こぞ)って最適な意図を以(もっ)て伝えている。」 Byron

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2022年10月7日金曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

僕は、ヘンリに呼び掛けた。「僕は、準備が出来たよ。」そして僕たちは、ポンテフラクトゥ・アームズへと公有地を越え、並んで歩いた。灯火が伸び、恋人たちは、道路が交差する所で待ち合わせ、草の生えたもう一方の側には、壊された階段のあるその家があり、彼の人は、この希望のない手足の不自由な暮らしを、僕に返した。

 「僕は、僕たちのこうした夕方の散歩の度に前向きになる、」ヘンリが言った。

 「そうだね。」

 僕は思った、朝の内に僕は、医者に電話を掛けて、宗教的治療が可能かどうかを、彼に尋ねよう。するとそこで僕は思った、ましではないが、誰も知らなければ、誰でも無数の治療を予想出来る・・・僕は、ヘンリの腕に僕の手を乗せ、それをそこにそのままにした。僕は、今こそ僕たち二人の為に、強くなる。彼は、未だ真剣に心配していなかった。

 「それは、必ず僕が前に目を向ける唯一の事だ、」ヘンリが言った。

 僕は、初めに、これは憎悪の記録になると書いた。夕方のグラスのビアの為に、ヘンリの側でそこを歩きながら、僕は、冬の気配を添えるように感じる一つの願い事を思い付いた。オウ神よ、十分にして下さった、十分僕を身包み剝がして頂きました。僕は、愛する事を学ぶには、疲れ果てて、年も取りました、ずうっと、僕を一人で放って置いて下さい。




2022年10月7日金20時27分、

「The End of the Affair」の翻訳が終わりました。

今日で終わりました。

次の翻訳は、2年がかりです。

もう決めました。

何をされても、どうなっても、その小説の翻訳をします。


私は、翻訳というものを変えています。

私が全てを変えようと思っています。


私は、誰より翻訳したものを読み、誰より影響を受けました。

それは、読んだ本の名前や数の事を言っているのではありません。

2022年10月6日木曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 僕は、紙の剥ぎ取り式ノウトゥを見た。それは、頭髪の切れ端以上に人格を持たなかった。貴女は、貴女の唇や指で髪に触れられ、そして僕は、心の死に直面し、参っている。僕は彼女の体を求めて暮らし、僕は彼女の体が欲しかった。それなのに、日記は、僕が持つ全てだった。だから食器戸棚の中に戻して、それを閉じ込めた。彼女が居なくても、それを葬り、もっと完全に僕の手元に残して置く事、それは、彼の人にとって更なる勝利にならなかったのでは?僕は、サラーに言った、これでいい、それで貴女の行く道を手に入れなさい。僕は、貴女が生きていて、彼の人は実在すると信じる。愛へと、この彼の人の憎悪を変えようとする貴女の願い以上に、それは奪ってしまう。彼は僕を身包み剥ぎ取り、あの王のように、僕の中の彼の人が欲しがるものを僕は彼の人を身包み剥がすでしょうと貴女は書いた。憎悪は、僕の脳の中にあり、僕の胃の中、或いは僕の皮膚にもない。それは、発疹や痛みのように除去されようがない。僕は、貴女を愛する程に、貴方を憎んだ?それに、僕は僕自身を憎みはしない?

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2022年10月5日水曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 僕は思った、貴女は、そこを間違った、サラー。少なくとも貴女の願いの一つは、叶えられなかった。貴女,貴女以外の者に、僕はどんな安らぎも覚えないし、僅かな愛情も抱かない。僕は彼女に言った、僕は憎しみの内にある男だ。しかし僕は、さほど憎悪の虜になっていないのに、僕は、他の人々をヒスティアリア状態だと言って憚らなかったが、僕の遣う言葉は、過剰だった。僕は、彼等の不誠実を見て取れた。僕が主として感じた何かは、不安より憎しみの方が負けていた。もしこの神が存在するなら、僕は考えた、そしてもし貴女でさえ―貴女の性欲や、貴女の姦通や、貴女が何時も口にする弱気な嘘で、このように変われるのなら、僕たちは、アナタが急いで行くように、急いで行けば、目を閉じれば、一度、皆の代わりに急いで行けば、皆死人になれるだろう。もし貴女が聖人なら、聖人になる事、それはそんなに難しくない。それは、彼が、僕たちの誰かを要求し、急いで行くことが出来る何かだ。しかし僕は急いで行きたくない。僕は、僕のベドゥに座って、神に言った、貴方は、彼女を奪ったが、貴方は、未だ僕を手に入れていない。僕は、貴方の狡猾さを知っている。高みへと僕たちを持ち上げ、僕たちに全世界を提供する、それは、貴方だ。貴方は、僕たちを急いで行くように誘っている悪魔、神だ。何れにせよ僕は、貴方の安らぎが欲しくない、僕は貴方の愛が欲しくない。僕は、何かしら実に単純で、実に安易なものが欲しかった。僕は、生きている限り、サラーが居なくてはならなかったのに、貴方は、彼女を何処かへ連れ去った。貴方の見事な計画で、収穫農機具が、鼠の巣を潰すように、僕たちの幸福を潰す。僕は、貴方を憎む、まるであなたが実在するかのように、僕は貴方を憎む、神よ。

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2022年10月4日火曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

僕は、二階の僕の引き出しの中の日記を思い出し、僕は考えた、あれも始末しよう、あれは、彼らのいいように解釈されてしまうから。彼女を救う事、それは、自らの為に僕たちが一つづつ彼女の特徴を壊そうとするかのようだった。彼女の子供の頃の本も、危険だと分かっていた。そこには写真があった―一枚はヘンリが持って行った。報道機関は、それを持っていなければならない。モードゥは信用するに値するか?僕たちは二人は、一緒に暫定的な家を築き上げようとして来たのに、それも中断される事になる。

 「僕たちの酒飲みは、どうする?」ヘンリが言った。

 「僕は、もうちょっとで加わるよ。」

 僕は、僕の部屋に上り、その日記を取り出した。僕は、カヴァを裂いて剥がした。それは、丈夫だった。綿の裏張りは、繊維状になって外れていた。それは、翼を引き裂かれている一羽の鳥のようで、ベドゥの上のそこに、日記が横たわっていた。紙の剥ぎ取り式ノウトゥ、羽のない、傷付いた。最後の頁が上向きになっていたので、僕は、又それを読んだ、「貴方は、そこで消耗するように、私を導いていた、そうして、或る日、私たちは、この貴方の愛以外、何も残っていなくてもよくなってしまった。それにしても貴方は、私には立派過ぎます。辛くて、私が貴方に縋(すが)る時、貴方は、私に安らぎを下さった。それを彼にも授けて下さい。彼にこの安らぎを授けて下さい―彼は、もっとそれを必要としています。」

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2022年10月3日月曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「彼は、何を欲しがったの?」

 「彼の顔が治った、それだけ、僕はその専門家の名前を僕に知らせるように頼んだ。僕には、友達がいて・・・」

 「電気療法?」

 「僕には、確信がない。 は、元はヒステリク状態だと、僕は、どこかで読んだ事がある。精神医学とラディウムの混合。」それは、もっともらしく聞こえた。多分、結局、それが真実だ。他の符合、同じナムバ プレイトゥの二台の車、そして僕は、飽き飽きした感じで思った、どれだけ多くの符合が、そこにあればいいというのか?葬式での彼女の母親、その子供の夢。これが、毎日毎日続くというのか?僕は、彼の強靭さを遥かに‐超えて、潮流が彼自身より優勢だと知っている泳ぎ手のような気がしたが、喩え僕が溺死しても、僕は、最後の瞬間までヘンリを支え続けるつもりだった。喩えこの事が論ぱくされなくても、喩えそれが新聞に載っても、何処でそれが終わるのか誰もそれを語れないのだから、結局、それは、友人の義務ではなかったのか?僕は、マンチェスタのバラを思い出した―あの詐欺は、それはどういう事かを承認されるのに長い時間がかかった。人々は、当時、酷くヒステリク状態だった。そこには、遺品‐漁り、祈りをする人々、行列があるのかも知れなかった。ヘンリが、知られていなくても、醜聞は凄まじい。おまけに、二人の生活の事を質問し、ドーヴィル近くの洗礼の奇妙な物語をほじくり返す新聞雑誌記者連中。宗教的報道機関のその低俗さ。僕には、見出しが想像出来ないし、見出しは更なる「奇跡」を産み出すだろう。僕たちは、しょっぱなに、この事を葬らなければならなかった。 

289

2022年10月2日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「どのようにして?僕は未だ知らない・・・」

 彼は陰謀の恐ろしい雰囲気で言った、「貴方と僕は道理が分かる。その周辺、そこはどうにもなっていません。それは、そこを陰気にしている僕の右ではありません。それは、・・・でした。」しかし、それは、「符合」に向かう二者択一だったというあの馬鹿げた新聞の言葉を使える前に、僕は、受話器を置いた。僕は、彼の握り締めた右手を覚えていたし、僕は、死者がそうして包み込まれ、彼らの衣服のように分けられてもいいのかという僕の怒りを覚えていた。僕は思った、彼は、非常に誇り高く、彼は、何時も或る種の啓示を授からずにはいられない。一、二週間の内に、彼は、それについて共有地で話し、彼の治った顔を見せようとするだろう。それは、新聞に登場するだろう。「合理主義者の演説家、奇跡的治癒によって転向した。」僕は、符合に、ありったけの僕の信条を結集しようとしたが、僕は考えた挙句、妬みを伴うそれは、僕には何の遺品もなかったから、彼女の髪の上に、夜に、横向きになっている潰れた頬だけだった。

 「それは誰なの?」ヘンリが尋ねた。僕は、彼に話すべきかどうか、瞬間、躊躇いはしたが、ふと、僕は思った、だめだ。僕は彼を信用していない。彼とクロムプトン神父は一緒になるだろう。

 「スマイズ、」僕は言った。

 「スマイズ?」

 「サラーがよく訪ねたあいつ。」

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2022年10月1日土曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

僕は、彼の肩からふけの数粒を払った。「オウ、大丈夫、ヘンリ・・・」するとその時、僕たちが動こうとする前に、ベルが又鳴り始めた。

 「そんなの放って置こう、」僕は言った。

 「僕は、出た方がいい。貴方には分からない・・・」彼は彼の靴‐紐をぶら下げたまま起き上がり、彼の机の方へ向かった。「今日は、」彼は言った、「マイルズが話しています。」彼は、僕に受話器を渡して安心して言った、「それは貴方へだ。」

 「はい、」僕は言った、「ベンドゥリクスです。」

 「ベンドゥリクスさん、」男の声が言った、「貴方に電話を掛ける事にしようと思いました。僕は、今日の午後、貴方に真実を打ち明けなかった。」

 「貴方はどなた?」

 「スマイズ、」その声が言った。

 「僕は、分からない。」

 「僕は、私設療養所へ行ったと貴方に話しました。そこに僕は行っていません。」

 「実際、それは、僕に関係などある筈がない。」

 彼の声は、電話を通して僕に届いた。「もちろん、それは関係あります。貴方は、僕に耳を傾けようとしない。誰も僕の顔を取り扱っていません。それは。すっかり奇麗になりました、或る夜に、突然。」

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