自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

自分の写真
暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

https://naritaetuko.org

https://naritaetuko.org 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと

ブログ 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad

ブログ アーカイブ

2023年3月24日金曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

 牧師は彼の祈祷書を閉じて言った、「さあ、あれは終えられる。」彼はイウアラプ人だったがフランス人ではなかった、主教は彼の教区でフランス人牧師を大目に見て来たから。彼は弁明して言った、「私はここに上がって来なければならない、貴方は分かって下さる、それらの貧しい人々全てから、わずかな静寂をと。」臼砲の音は次第に短くなるように思えた、或いは多分それはついに応酬している敵だったか。不慣れな困難は彼らを捜す事だった、そこには1ダズンの狭い最前線があり、水路の間に、農場のビルディングと稲田の間に無数の待ち伏せの機会があった。

 直ぐ近く、僕達の下、立ち、座り、横になったファトゥ・ディエムの全人口。カサリク、ブディストゥ異教徒達、彼らは彼らの最も価値のある財産全てを荷造りしたー料理用ストウヴ、ラムプ、鏡、洋服ダンス、数枚の敷物、神聖な絵ーそして大聖堂の構内へと移動させた。北のここに闇が訪れた時、季節はひどく身を切るように寒いだろう、そして既に大聖堂は溢れていた、そこはもはや隠れ場ではない、ベル・タウアへの階段の上でさえどのステプも占領し、何時も大勢の人々が門を抜けると押し合いへし合いしていた、彼らの赤ちゃんや家族の物を運ぼうとして。彼らは信じた、彼らの宗教が何であろうと、ここでは彼らは安全だろうという事を。僕達が見守っている間、ヴィエトゥナムの軍服姿のライフルを持った若者が、彼の行く手を突っ切った。彼は牧師に止められ、その人は彼から彼のライフルを奪った。

73