自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2023年3月12日日曜日

The Quiet American/Graham Greene 成田悦子訳

「それは、彼が今までこのくらいは婦人に近付いた事があるという事だと僕は言うべきだろう。」

 「彼は随分下手に踊るのね。」彼女が言った。

 「そうだね。」

 「私、少しの間貴方と座っていていい?私の友達はとても退屈なの。」

 音楽が止まり、パイルはフォンにかたぐるしそうにお辞儀をした、それから彼女を後ろに導き、彼女の椅子を引き出した。彼の形式ばった行為は彼女を喜ばせたと僕は話して置こう。僕に対して彼女が話している事の中に、彼女がどれほど淋しい思いをしたかと僕は考えた。

 「これはフォンの姉妹、」僕はパイルに言った。「ヘイさん。」

 「僕は貴方に会えてとても嬉しい、」彼は言い、顔を赤らめた。

 「貴方はニューヨークからいらっしゃったの?」彼女が尋ねた。

 「いいえ。ボストンから。」

 「それも合衆国の中にありますか?」

 「オウ、そう、そう。」

 「貴方のお父様はビジネスマンですか?」

 「いいえ、実のところ。彼は教授です。」

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