自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2024年3月7日木曜日

Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳

  この地域は(そしてどんな地域もそんな風ではないと僕は承知している)形式ばった自然とは無縁であるように思った。そこでは誰もがほとんど季節の通過に気付かない;風は何時も発育を阻害された草を横切って吹いた。黒い流れは一筋に走った、冷たい清らかな、黒い石の上。山羊(やぎ)は野性的できままだ、6フトゥ(フィートゥ)の石の壁をよじ登れるように(ゆっくりと、重たげで、煤だらけの羊毛の、ウイムブルダンの向こうの牧草地で太らせたサウスダウン種の群れとは違って)それに、休んでいる時も、苔で覆われた花崗岩のおかげでどこにでも撒き散らされた巨礫と簡単に間違われる。イシバミ、ナナカマド、発育を妨げられた樫やイバラ(棘)の藪以外、数本の木は、谷で育った。冬は何時も温暖だった、昨年のワラビや昨年のヘザーが来年の春まで姿を消した様子でずっと生き残っていた。僕達はほとんどどんな鳥も見なかった、時折り遠くで旋回するコンドルやシャクシギを締め出す;そして僕達が行ったどこもその丘の岩の骨組みは芝地の下1ないし2インチだけのように見えた。
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