成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad, The Grapes of Wrath Jhon Steinbeck
https://naritaetuko.org
https://naritaetuko.org 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと
ブログ 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad, The Grapes of Wrath Jhon Steinbeck
-
The Grapes of Wrath(悲憤という葡萄)
-
怒りの葡萄を読んだことはない。エデンの東はかなりの所まで公開せずに訳したがそのノートがなくなった。ちょうど訳すのが楽になり、話も面白くなってきたところだった。当時早川書店は土屋政雄名で翻訳権独占と言っては翻訳権に関する国
[…]
6 日前
-
悲しみは
折りたたんだ洗濯物の
そのたわいもない折り目にさえ
潜んでいて
クレセンドとデクレセンド
リフレインして
希望の光は
ブラインドの隙間を
ブーメランのよう
行きつ戻りつ
飛ぶ鳥でさえ遮って
デクレセンドばかり
リフレインして
消えてゆく
夢を描いては
雨がそぼ降る田舎道
突然降りた遮断機
潜り抜けもせず飛び越えもせず
ひたすら待つ
単調なメロディリフレインして
魂ごと閉ざされるユクテ
空色に変わって行く
さまよってなんかいちゃ駄目だよって
わたしのいい人が教えてくれた
いい人はわたしの中に住んでいて
わたしの細胞のひとつなんだけど
たとえばこどものころ外は嵐で
空き缶が転がる音や
昼間遊んだ砂場のおままごと道具が
てんでばらばらに散らばった風景
にみょうちくりんなときめきを覚えたように
整理された有様よりでたらめな有様が好き
しあわせな景色よりふしあわせな景色が好き
それをかたちづくる人が好き
かたちづくる人の弱さのそばで
手を握り締めていることが好き
しあわせはわたしには退屈で
脂肪をたくわえた腹部のようで
怠慢でぶよぶよしていて
いのちに実感がなくて
だけど今日はあまりにも
取り乱した後だから
わたしの周りを空にして
わたしはいい人を呼び出して
この小さなお空で鳥のように飛んでみる
2004年8月31日21時16分