特務曹長:護衛と捕虜、左へ曲がれ!駆け足!左へ旋回!
(舞台から下りて):護衛と捕虜、止まれ!帽子を被れ!護衛詰め所迄
彼を離れた位置で行進させよ。次のケイスの準備をせよ!
中隊事務所は常に僕を当惑させ、意気消沈させた。僕は一度もそれを利用したことはなかった、僕自身千人もの男達に判決を下した後でさえ。陸軍内への民間人部隊導入によって齎された唯一の変化はそれだった、戦争の始めから終わりまでの概(おおむ)ね中間で、下された陸軍審議会指令は、今後司令部の指示は:「捕虜と護衛、右へ曲がれ、駆け足・・・」の代わりに、「被告人と護衛、右へ曲がれ、駆け足・・・」でなければならない。178