https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと

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2012年4月29日日曜日

Scarborough Fair/Marianne Faithfull翻訳

Scarborough Fair


North Country Maid (1966)
Artist: Marianne Faithfull
Title: Scarborough Fair

Have you been to scarborough fair
Parsley, sage, rosemary, and thyme.
Remember me to one that lives there
For she once was a true lover of mine.
パセリ、セイジ、ロウズマリー、そしてタイムを置いてある
スカボロウの博覧会に行った?
其処で暮らしを立てている人によろしく
彼女は一度だけ眞の私の賛美者だったことがある

Tell her to make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary, and thyme.
One with no seams, of fine needlework
And then she'll be a true lover of mine.
パセリ、セイジ、ロウズマリー、そしてタイムで染めた
亜麻布(リネン)のシャツを拵(こしら)えるよう彼女に伝えてほしい
ひとつの縫い目もない、素晴らしい刺繍のシャツ
其の時其の場で、彼女はきっと真の私の賛美者であろうとする

Tell her to dry it 'pon yonder thorn
Parsley, sage, rosemary, and thyme.
That never bore fruit since adam was born
And then she'll be a true lover of mine.
パセリ、セイジ、ロウズマリー、そしてタイムを乾かすように彼女に伝えてほしい
あそこのいばらを被(おお)うように伝えて
アダムが生まれて以来、決して果実が実を結んではならない
其の時其の場で、彼女はきっと真の私の賛美者であろうとする

Ah, can you find me an acre of land
ああ貴方は、パセリ、セイジ、ロウズマリー、そしてタイムの為に
1エーカーの不毛の地を私に見つけてくれますか

Parsley, sage, rosemary, and thyme.
Between the salt sea and the sea sand
Or never be a true lover of mine.
大海と砂漠の間に
つまり、決して私の心からの賛美者であろうとしなくていい

And can you plough it with a sheep's horn
Parsley, sage, rosemary, and thyme.
And sow it all over with one peppercorn
Or never be a true lover of mine.
貴方は羊の角で押し分けて進むがいい
そして一つの胡椒の実で、至る所に其の種を撒きなさい
つまり、決して私の心からの賛美者であろうとはしなくていい

And when you have done and finished your work
Parsley, sage, rosemary, and thyme.
Then come to me for your cambric shirt
And then you'll be a true lover of mine
そして、貴方はパセリ、セイジ、ロウズマリー、そしてタイムに纏(まつ)わる仕事に従事し、そしてそれから仕事を終えた
それから亜麻布(リネン)のシャツを求めて、私に近付いてほしい
そしてその時、貴方はきっと私の心からの賛美者にならずにはいられない

2012/04/29 16:40日曜日

In the Middle Ages, Scarborough Fair, permitted in a royal charter of 1253, held a six-week trading festival attracting merchants from all over Europe. It ran from Assumption Day, 15 August, until Michaelmas Day, 29 September. The fair continued to be held for 500 years, from the 13th century to the 18th century, and is commemorated in the song Scarborough Fair:(Wikipedia)

①Parsley
地中海沿岸原産
大量に用いると、血圧低下、麻痺などを起こすことがある。
妊婦の場合、胎児に悪影響を及ぼす恐れがある

②sage
The Romans likely introduced it to Europe from Egypt as a medicinal herb.
エジプトからローマに伝えられた。
長期および過剰に摂取する場合は危険性が示唆されている。精油に毒性成分を含むことがあるので、妊娠中、授乳中の精油、アルコール抽出物、葉の摂取は避けた方がよい。

③rosemary
RoseMary(Virgin Mary)・・聖母マリア・・カサリック、mime
Rose・・・イギリスの国花

ローズマリーは、地中海沿岸地方原産
Rosmarinus は「海のしずく」
The Virgin Mary is said to have spread her blue cloak over a white-blossomed rosemary bush when she was resting, and the flowers turned blue. The shrub then became known as the 'Rose of Mary'.
中絶を引き起こし、女性の中の子宮収縮を引き起こす為に利用されて来た。
・月経刺激作用や子宮刺激作用がある。
・外用により光過敏症、発赤、皮膚炎を起こす恐れがある。
・アレルギー性接触皮膚炎を起こす恐れがある。
・妊娠中および授乳中の外用使用に関して、安全性は確認されていない。
・主要成分のロズマリン酸は抗菌作用を示し、活性酸素生成能も示す事から、酸素、金属イオンと共存した場合、細胞毒性を示す可能性が示唆されている。

④thyme
古代エジプトではミイラを作成する際の防腐剤として使われていたとされる。ギリシャ人は入浴時や神殿で焚く香として使っていた。ヨーロッパへのタイムの浸透は、それらを部屋を清めるのに用いていたローマ人

全草は安全、抽出された精油は小量でも有害。
精油は皮膚、粘膜に炎症・過敏症惹起の可能性。
精油経口摂取で、むかつき、嘔吐、胃痛、頭痛、眩暈、痙攣、昏睡、心停止、呼吸停止の可能性。
(医薬品情報21herb (ハーブ)による有害作用)

リネンは、亜麻科の一年草で、原産地は小アジア地方と言われていますが、現在の主産地は、比較的寒い地方が多く、主にフランス北部・ベルギー・ロシア・東欧諸国及び中国地方です。(日本麻紡績協会)
Linenリネンは、Lineを表すと日本麻紡績協会のサイトに書いてありました。
亜麻ですから、繊維です。
ヨーロッパ中から商人が集まったスカボロウでの交易博覧会は、500年間開かれ、受け容れるイギリススカボロウ、それ以上に博覧会を訪れる各国の航路と陸路は開拓され、行路沿いの港、都市は繁栄を極めた事でしょう。

Parsley, sage, rosemary, and thyme・・・
ハーブは薬でした。
薬は毒でもあります。
大量投与と、様々なハーブの組み合わせによる毒殺、又長期大量投与によって不妊に至る事もありました。
Parsley, sage, rosemary, and thyme・・このハーブの並びの順には、深い意味があります。
致死に誘導出来る順序だと考えます。
メロディーを聴いてみて下さい。
非常に意味深な音の動き、語感を感じませんか?

the salt sea and the sea sand・・・塩は生きる為の必需品と砂・つまらなく思わせる無用もの、しかしなくてはならず、又生きる時にどうしてもあってしまうものとの間に宗教の存在理由と価値があるという意味では・・・
the salt sea・・カスピ海
the sea sand・・アジアの砂漠地帯

Ah, can you find me an acre of land・・はヴァチカン市国だと思われます。
カサリック教会同士の勢力争いもあります。

ヴァチカン市国(ラテン語: Status Civitatis Vaticanæ、イタリア語: Stato della Città del Vaticano)
面積 0.44km2
326年、コンスタンティヌス1世によって使徒ペトロの墓所とされ、最初の教会堂が建設され、カトリック教会の本拠地として発展。
1エーカー・・約4 046 m²
1平方キロメートル・・1,000,000㎡

And can you plough it with a sheep's horn
モンゴル帝国の初代皇帝(在位:1206年 - 1227年)チンギス・ハンの事だと思います。