僕達は心や体が狭過ぎる、誇りもなく他者を所有するには、或いは恥ずかし気もなく所有されるには。僕は僕の妻がまたもや僕に徹底的に打撃を加えた事を一方的に喜んだ―僕は余りにも長く彼女の痛みを忘れてしまっていた、だからこれは僕が彼女にあげられる唯一の返礼のようなものだった。不幸にも純粋さは必ず何らかの争いに巻き込まれる。何時でも、何処でも、そこには塔から叫んでいる誰かの声がある。
フオンは阿片ラムプに火を点けた。「彼女は貴方に私を娶らせるつもりかしら?」
「僕にはまだ分からない。」
「彼女が言わないの?」
「もし彼女がそうするにしても、彼女はそれを非常に落ち着いて話す。」
僕は思った、「どれ程お前は『自由な』ライタのリイダではなく、リポータである事を自ら誇る、それにその舞台の背景の何と乱雑な事か。戦争という異種はこれより遥かに罪がない。誰も迫撃砲で損傷などするものか。」
201