自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2023年6月27日火曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

今は、フオンが何時も僕の夕べのパイプを準備し始める時間だった。手紙が僕を待ち望んでいるかどうかは分からない。僕はそうでない事を望んだ、手紙は何かを封じ込める事を知っていたから。何一つ届かない限り、僕は可能性の夢想に耽る事ができた。

 「貴方は眠っていますか?」パイルが言った。

 「いや。」

 「僕達は梯子を引き上げるべきだと貴方は思いませんか?」

 「僕は何故彼らがそうしないのか分かり始めてる。それは外への唯一の道なんだ。」

 「戦車が引き返す事を僕は願う。」

 「それはもうない。」

 僕は長い間隔を置いてからしか僕の時計を見ないようにした、そしてその間隔は思ったほど長くはなかった。9時40分、10時5分、10時12分、10時32分、10時41分。

 「君は起きてるの?」僕はパイルに言った。

 「はい。」

 「君は何について考えているの?」

 彼は躊躇った。「フオン、」彼は言った。

 「そう?」

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