自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年4月3日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 終に、万事に付け最悪の結末となった。想像することやイミジを心に描くことは僕の専門だ。一日中五十回、それに差し当たり僕は夜の間起きていた。カートゥンは上がったままで、その演目は始まるのだった。何時も同じ演目、恋するサラー、Xと一緒のサラー、僕たちが揃ってして来たのと同じことをしている、彼女自身の特別な遣り方でキスをするサラー、セクスの中で彼女自身を弓形に曲げ、苦痛に似たその呻き声を発しながら、自暴自棄のサラー。僕は直ぐに眠れるように、夜にピルを飲むことにしている。しかし、昼間迄僕を眠らせてくれるピルが、僕にはどうしても見つからない。自動装置だけが、日中の気晴らしだった。静寂と轟の間の数秒間、僕の心は、サラーから解放された。三週間が過ぎ、イミジは、初めと同様に、明瞭で常習的で、そこでは、彼らはずっと終わる気が全くないように見えた。そうして僕は、自殺について、実に真剣に考え始めた。そこで僕は、殆ど希望の感覚と言っても良いものと一緒に、僕の睡眠薬を取って置いた。僕は結局、このように無期限に続ける必要はない。僕は自分自身に語りかけた。それからその日付が迫り、その芝居はどんどん進行し、僕は自分自身を殺さなかった。臆病からではなかった。僕を止めたのは、一つの記憶だった―V₁が落下した後、部屋に入った時、サラーの顔に浮かび上がった落胆の様相の記憶。彼女は本当に、僕の死を期待していなかったのか、Xとの彼女の新しい出来事は、彼女は初歩的な良心の類を持ち合わせていなかったために、彼女の良心を少しも傷付けていない。もし今僕自身を殺したら、彼女は全く僕のことで気に病むこともありはすまい。そして確かに、共に過ごした僕たちの四年後、そこには、Xと一緒であっても、気苦労の瞬間はあるに違いない。

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