自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年4月2日土曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

その後何日も、当然、僕に希望はなかった。それは単に偶然の一致に過ぎなかった、と僕は思った、電話は応じられなかったし、一週間後、僕がメイドゥに会って、マイルズ夫妻について尋ねると、彼女は田舎で不在だと分かり、僕は戦時中書簡は失われるもの、と自分に言い聞かせた。毎朝毎朝、僕はポウストゥ‐ボクスのがたがたいう音に耳を澄ましながら、意識的に女主人が僕の郵便物を取りに行くまで、僕は二階にじっとしていようとした。僕は手紙に目を通さず、落胆が後回しになるようにして、望みはできる限り息づかせて置いた。僕は順番にそれぞれの手紙を読むことにして、僕が積み重ねの底に達した時、やっとそこにサラーからのものはない、と僕は確信できた。それから四時の郵便まで、生活は色を失い、そしてその後は、再び夜通し電話で連絡することにした。

 およそ一週間、僕は彼女宛に書かなかった。プライドゥが僕を引き留めていた。僕はそれを完全に捨てた。不安の内に書きつつ、苦々しく、北側へ向けた宛先を書いた封筒に、「緊急」と「どうか転送を」と印を付けつつ、終に或る朝、僕はそれを完全に捨てた。僕は返事を貰わず、そこで同時に、僕は希望を放棄した。やがて彼女が何を言ったか、こと細かに思い出した。「人々は、生涯彼の人にまみえることもなく、神を慈しみ続けるでしょ?」僕は嫌気が差して思った。彼女は、常にその自らの鏡に申し分なく姿を映そうとする。彼女は彼女自身に、それを高潔に思わせるために、信仰を捨て去ることと混同する。彼女は、今、彼女がXと寝たいと認めようとしない。

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