自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年3月23日水曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 彼のものである妻の性質を彼に教えていいものか?

 毒は、再び僕の中で効いて来た。僕は言った。「貴方は十分安定した収入源を持つ。貴方には、彼女が形作った習性がある。貴方は担保に過ぎない。」彼は真剣に、注意深く耳を傾けた。僕は、委員会を前に、宣誓の上で、証拠を提供する目撃者であるかのように。僕は不毛にも続けた。「貴方が他の男にそうであった以上のトゥラヴルなど、僕たちには何でもなかった。」

 「他の男もいたの?」

 「時々僕は、貴方はそのことを全て知りながら、関心がないのかと思った。時々僕は、貴方に対してそのことを持ち出そうかと切に思いはした―それでは遅過ぎるが、僕たちが今しているように。僕は貴方に、貴方のことを僕がどう考えるか、打ち明けたかった。」

 「貴方が何を考えたって?」

 「それは、貴方は彼女のヒモだった。貴方は僕を食いものにしたし、貴方は誰も彼も食いものにして、今、貴方は最も遅れたものを食いものにしている。永遠のヒモ。何故貴方は腹を立てない、ヘンリ?」

 「僕は全く分からない。」

 「貴方は気付かないままに食いものにした。貴方は彼女とどのように愛を育めばよいか、知ろうともせずに食いものにする。だから彼女は、何処か他に目をやるしかなかった。貴方は、好機を恵んでやっては、食いものにする・・・貴方は、退屈な人、愚か者になっては食いものにした。だから今この時、退屈でも愚かでもない誰かが、シーダー・ロウドゥで彼女とあちこち遊び回っている。」

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