自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年3月18日金曜日

The End of the Affair/Graham Greeme 成田悦子訳

壁伝いの角は、その場所に何と相応しいことかと思った。旧-式の炉格子の上に僕の足を載せながら、ヘンリを片隅にしっかりと閉じ込めた。

僕は僕のカフィを掻き雑ぜ、言った。「サラーはどう?」

 「かなり元気。」ヘンリはごまかして言った。彼は、彼のワインを、不安と、疑念を持って味わった。彼は忘れていなかった、と僕は思う、ヴィエナ・ステイクを。

 「未だ貴方は心配してるの?」僕は彼に尋ねた。

 彼は不幸せそうにその凝視を移した。「心配?」

 「貴方は心配している。貴方がそう僕に話した。」

 「僕は覚えていない。彼女はかなり上手くやってる。」彼は弱々し気に説明した。僕が彼女の健康に言及したのに。

 「貴方は前にあの私立探偵に相談したの?」

 「僕は貴方がそのことを忘れてくれたらと願った、僕は良くなかった。―分かってるでしょ、そこにはこの英国委員会の企画がある。僕は働き過ぎだ。」

 「僕は貴方に会うように進めたのを覚えている?」

 「僕たちは二人共少し働き過ぎに違いない。」

 彼は頭上の古い角目掛けて、急に立ち上がった。寄贈者の名前を読もうとして彼の目を見開きながら。彼は愚かにも言った。「貴方に、たくさん頭があるようだ。」僕は彼を容赦するつもりはなかった。僕は言った。「僕は2、3日後に彼に会いに行ったんだ。」

 彼は彼のグラスを置いて言った。「ベンドゥリクス、貴方は全く抜け目がない・・・」

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