自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年3月5日土曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 彼は僕を絵画の一部としても、認めようとさえしない、と僕は思うし、僕自身への注意を引こうとする凄まじい願望を感じる。彼の耳に大声で叫ぶために「お前は僕を無視できない、ここに僕はいる。喩え後々何が起ころうと、サラーはその時僕に思いを寄せているんだ。」

 サラーと僕は、嫉妬に関する長い口論をしょっちゅうやったものだ。僕は過去のことでさえ妬いた、それが上り坂に差し掛かると、そのことについて彼女は僕に率直に言った。全く意味をなさない情事(ヘンリがひどく痛ましく、引き起こし損ねたあの決定的な引き付けを何とかして見つけようとする無意識の願望を除いて)彼女は彼女の愛人に対して、彼女がヘンリに対するのと同じくらい誠実だったが、安心感を僕に与えようとして何かが(疑いなく、彼女は僕に対しても誠実であろうとするから)僕を怒らせた。そこにあったのは、彼女が僕の怒りを一笑にふそうとした時期だった、まるで、それが本気だったと簡単に信じるのを拒絶したかのように、まるで彼女自身の美しさを彼女が信じるのを拒むかのように、そして僕はと言えば、まるで怒りの最中にあろうとでもするかのようだった。何故なら、彼女は、僕の過去も僕の可能性のある未来をも、妬くのを拒絶したから。僕は、愛情が僕のものより少しでも別の形態を採り得たという事を信じるのを拒絶した。

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