自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年3月3日木曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「私は貴方に書く必要も、又話す必要性も持ち合わせない。私が話そうとする前に、何もかも知っている。それでも誰かが愛し、誰かが何時も使って来た変わることのない、使い古した手口を使う必要性を感じます。私は只愛し始めていると自覚しています。それなのに、もう私は全てを捨ててしまいたい。貴方ではない誰も彼も、怯えと習癖だけが、私を引き留めます。愛しい人・・・」そこにはもう何もない。それは私を厚かましく睨み上げ、そこで僕は、彼女が嘗て僕に宛てた覚書全てのどの目鼻立ちも、何故忘れてしまったのかと、思わざるを得ない。僕はそれを取って置こうと思ったのか、もしそれが彼女の愛情に対して、それ程完全にこれまで明かして来たのなら、僕のそれを取って置くことへの不安のために、彼女は何時もあの頃、彼女はそれを「針金の間に」置いたように、僕に手紙を書くのに神経を使った。しかしこの最後の恋は、針金の籠を飛び出した。それは視野の外のそれの間に置かれるのを拒んだ。そこには僕が覚えていた一つの婉曲語句「玉葱」があった。愛は、「玉葱」に、行為そのものでさえ「玉葱」になった。「もう私は全てを捨ててしまいたい。貴方ではない誰も彼も。」それに玉葱を僕は思った、嫌悪を伴った、玉葱を―それが僕の持ち時間で辿る径だった。

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