自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2023年7月12日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 それには痛みがぶり返してから、幾らか間があった、今も僕はじっと横になって僕の呼吸を持ち堪えていたーそれが僕には重要そのもののように思えた。おそらく僕は、耕作地の方へ這ってでも向かうべきかどうか、さほどはっきりとは分からなかった。ヴィエトゥは遠くを捜す余裕は持っていないだろう。別のパトゥロウルは今までに最初の戦車のクルーと連絡を取っているだろう。しかし僕はゲリラ隊員より痛みの方をずっと恐れたので、僕はじっと横になったままだった。そこにはパイルがどこかにいるという印象は全くなかった:彼は耕作地に着いていなければならなかった。その時僕は誰かがしくしく泣いているのを耳にした。それは塔の方向から届いた、或いは塔で何かがあった。それは男がすすり泣いているようではなかった:それは闇に脅え、尚も怖気づく子供のようだった。それは二人の少年の内の一人だと僕は推測したーおそらく彼の仲間が殺されてしまった。僕はヴィエトゥが彼の喉を切らないように祈った。誰も子供と一戦を交えるべきではない、やがて小さな縮れっ毛の少年は、魂に戻った。僕は僕の目を閉じたーその事は痛みを遠くへ追い遣るのを助けた。僕はほとんどこの闇と孤独と痛みの不在の中で眠られると感じた。

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