自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年5月31日火曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

しかし私は私の怒りと共に今、先に乗り込もうという願望は、微塵もなかった。他の多くの物事のように、怒りに向かう能力は、私の中で死に絶えた。私は、彼に会って、彼にヘンリのことを尋ねようとした。ヘンリは、最近おかしかった。外出して、モーリスとパブで飲む、そんなことは彼にはなかった。ヘンリは、家でとか、彼のクラブでしか飲まなかった。私は、彼がモーリスに打ち明けるといいと思った。もし彼が私のことを気に病んでいたら不思議。私たちが結婚した当初から、気に病む原因は、何処にも殆ど見当たらなかった。しかし私がモーリスと一緒だった時、彼と一緒だということを除いて、彼と一緒に居ようとする理由らしきものは、何処にも心当たりがなかったなかった。私は、ヘンリについて何事も探り出さなかった。今もその時も何時だって、彼は私を傷付けようとしながら、彼は、彼自身を実際傷付けていたから、彼は、成功し、私は、自らを傷付ける彼を見ることに耐えられない。

 私はあの昔の誓いを、モーリスと昼食を摂っている内に破ったのか?一年前、私はそう思おうとしたが、今私はそうは思わない。私は不安だったから、どんなこともそれが全てだったと私は知らなかったから、私は愛に信頼を持てなかったから、あの頃とても文学的だった。私たちはルールズで昼食を摂ったが、私はただ、彼と一緒にいるだけで、幸せだった。格子の上で、さよならを告げながらも私は、少しの間、不幸せだった。彼はもう一度、私にキスをする筈だと私は思い、私はそれを願った、ところがその時、咳の発作が私を襲い、手間取った。私には分かった、彼は遠ざかるにつれ、本当ではないようなことを皆、彼は背負い込んでしまい、それによって彼は傷付けられ、彼が傷付けられると私は傷付けられた。

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