自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年5月16日月曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

  昨夜、彼が寝ていた時、私は、ヘンリを見た。私が、法律が有罪の当事者だと考える何かである限り、私は彼を愛情を持って見守ることが出来た。彼が私の保護を必要とする子供だったかのように。今や、私は、彼らが無知と呼ぶ者だった。私は、彼によって延々と気持ちを正常に動かなくされた。彼は、家まで彼に電話をして来る秘書を持っていた。彼女は、言ってのける。「オウ、ミスィズ・マイルズ、H.M.は中に?」秘書は皆、そんな耐え難いイニシアルを使った。親しいだけではなく、馴れ馴れしい。H.M.、眠る彼を見ながら、私は思った。H.M.彼(か)の陛下と彼の陛下の配偶者。時々、彼の睡眠中、彼は微笑んだ。普通の、簡潔な、国民の奉仕者の笑顔、口にすれば限りなく、そう、実に滑稽。とはいうものの、今や、私たちは仕事と寝た方が良かったんじゃない?

 私は彼に一度言った。「貴方は、今まで秘書に対して関心を持ったことはなかった?」

 「関心?」

 「恋愛感情」

 「いや、勿論ない。何が、お前にそんなことを思わせるの?」

 「僕は、分からない。僕は全く考えられない。」

 「僕は誰か他の女を愛したことはない。」彼は言って夕刊を読み始めた。私は 余りにも魅力がなくて、どんな女も嘗て彼を欲しがったことがないのが私の夫だ、と不可解に思わざるを得なかった。私以外、勿論。私は求めずにはいられなかった、一筋に、一度は、それなのに私は何故かを忘れ、私が、選ぼうとしたものを知るには若過ぎた。それでは、余りにも不当だ。私がモーリスを愛した間、私はヘンリを愛した。そして今私は、彼らがいいと称するものだ。私は、誰かを全く愛さない、そして貴方を全ての中で、最も愛さない。

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