自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年5月11日水曜日

The End of the Affair/ Graham Greene 成田悦子訳

  私が、私の肩に挟み込んだ受話器を取ると、交換手は言った。「私共は、只今貴方の番号にかけています。」私は神に言った。もし彼が応答すれば、私は、明日戻ります。電話は、彼のベドゥの傍の何処に置いてあるかを、私は正確に知っていた。一度私はそれを私の睡眠中にぶつかって落とし、げんこつですっかり打撃を与えたことがある。女の声は、「もしもし」、するとすんでのところで電話を切ろうとした。私は、幸せになるには、モーリスを欠いていたが、私は、本当にそんなに素早く、彼に幸せを見つけて欲しかったの?論理が私の手助けをしてくれるまで、胃に少しばかり違和感を覚え、私は私の頭に私と言い争わせた―何故彼はしないのか?お前は彼を置き去りにした。お前は、彼に幸せになって欲しい。私は言った。「ベンドゥリクスに話せますか?」しかし何もかもフラトゥを出てしまっていた。おそらく彼は、今や私の約束を破ることを私に望もうとさえしない。おそらく彼は、誰か彼と一緒に居て、彼と食事して、彼と何処にでも一緒に行って、彼とそれが心地良く習慣的になるまで、来る夜も来る夜も共に眠り、彼に代わって彼の電話に答えようとする人を見つけてしまった。その時その声は、言った。「ベンドゥリクスさんは、ここにはいません。彼は二、三週間遠くへ出かけました。私は、フラトゥを借りました。」

 私は電話を切った。ともかく私は幸せだったのにその後、又惨めになった。私は、彼が何処にいるか、知らなかった。私たちは触れもしなかった。同じ不毛の地で、同じ水源を探しながらも、おそらく景色の外、何時も一人。私たちは一緒に居れば、そこは不毛の地になりようもないから。私は神に言った。私は貴方を信じ始めています。私が貴方を信じれば、私は貴方を遠ざけます。私は私の約束を破ろうとする自由意志を持っているでしょ。でも私はそれを破ることによって何かを得る能力がありません。貴方は私に電話をさせながら、その後、貴方は私の面前でドアを閉ざす。貴方は、私を罪に走らせながら、貴方は私の罪の果実を持ち去る。

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