自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

自分の写真
暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

https://naritaetuko.org

https://naritaetuko.org 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと

ブログ 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad

ブログ アーカイブ

2022年5月26日木曜日

The End of the Affair Graham Greene 成田悦子訳

そこで私は思った。私は蒸気になる為に、あの体を求めるのか(私のものをはい、いや彼のものを?)又、永遠そのものを貫いて存在することを、あの傷跡に私は求めた、と私は分かっている。しかし私の蒸気はあの傷跡を愛せるか? その時私は、私が憎んだ私の体が欲しくなって来た。しかしそれは、単にあの傷跡を愛せたからに過ぎない。私たちは、只私達の心だけで愛せるか?愛情は、何時もその身を広げる。そうそれで私たちは私達の感覚のない爪でさえ愛せる。私たちは、私達の衣服でさえ愛する。そうそれで袖は袖を感じられる。

 リチャドゥは正しい。私は思った、私たちが肉体の復活を考案したのは、私たちが私達自身のの体を必要とするから、直ぐに私は彼が正しかったと、又、これは、私たちが慰めに互いに話すお伽話だったと認めた。私はもはやその塑像を、少しも嫌だとは思わなかった。それは、ハンス・アンダスンの中の汚い色の絵に似ていた。それは、下手な詩に似ていた。しかし誰かが、それを書くことを必要として来た。非常に誇り高く、彼の愚かさを曝け出すよりむしろ彼はそれを隠した誰か。私は教会に歩いて上った。それらを次から次へ眺めながら。全ての内、最も酷いもの―私は彼女が誰か知らない―中年の男が祈っていた。彼は山高帽を彼の脇に置き、山高帽の中に、新聞に包んだセラリの茎があった。

 そして勿論、供物台の上のそこにも、一体あったーそんなによく知られた肉体、モーリスのものよりもっとくだけた、肉体のあらゆる部分を持った肉体として、前に私を感動させたことはなかった。私はヘンリと訪れたスペインの教会の一例を覚えていた。

159