1月19 地下鉄 2シリング4ペンス
瓶入りビア 3シリング
カクテイル 2シリング6ペンス
苦みのパイントゥ 1シリング6ペンス
彼は又僕が読むのを妨げた。「そのビアは私の良心にかけてほんの少量です、サー、私が不注意のためにグラスを駄目にしたからです。しかし、何か報告すべきことがあるとすれば、私は縁を少しだけでした。貴方もご存知のように、サー、期待外れの週が時にはありますが、それにしても今回は二日目に・・・」
勿論僕は彼だと思い当たった、彼のまごつかされた若い者を。僕は一月19の下を読んだ(僕は一月18に下らない動向の記録が一つだけあるのを、一目で勘付いてしまった。)「問題の当事者は、ピカディリ・サーカス行きバスで行きました。彼女は動揺しているようでした。彼女はカフェ・ロイアルへエア・ストゥリートゥを上へと進みました。するとそこに、紳士が彼女を待っていました。私と私の若い者は・・・」
彼は僕を一人にして置こうとしない。「貴方は気付かれるでしょう、サー、それは違う筆跡です。私は僕の若い者に、何とはなしに人目を憚(はばか)る性質の場合、決して報告書を書かせません。」
「貴方は彼に十分な注意を払っていますね。」と僕は言った。
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