自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年2月27日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 僕には、自分がどういうつもりなのか正直なところ分からなかった。―僕はヘンリの様子は、自責の念を目覚めさせるのに好都合だったが、彼女は自責の念の抹消の格好の方法を持っていた。僕たちの休息と違って、彼女は自責の念に付き纏われていなかった。彼女の見解で事が為された時、それは遂行され、自責の念は、その行為と共に消えた。もし彼がちょっとどころでなく業を煮やして、

僕たちを捕えたとしても、彼女はそれをヘンリの不当と思おうとした。カサリック教徒は、過去の死手から、懺悔で解放されるとずっと言われている―確かに 尊重して、お前は彼女を生来のカサリック教徒と呼んだ。しかしながら、彼女は僕がそうする程度に、殆ど神を信じなかった。或いはそう僕がその時思い込みはしたが、今は不可解だ。

 この僕の本が、きちんとした経過を辿ることに失敗しても、それは僕が未知の領域に迷い込んだからだ。僕は地図を持たない。僕は時に、僕がここで何か降ろそうとしているものが本物かどうか、疑わしい。僕はあの午後、彼女が問い質(ただ)されることもなく、僕に突然、「私は、私が貴方をそうする程、誰も何ものも嘗て愛したことはなかった。」と言った時、これ程までの完璧な信頼の感触を得た。半ば食べかけのサンドゥウイチを彼女の手に持って、そこで椅子に座りながら、彼女は自分自身を彼女が硬木の床の上で五分遡(さかのぼ)ってしてしまったのと同じくらい、完全に捨てていた。僕たちは、僕たちの大半は、そんなに完全に陳述するのを躊躇った―僕たちは思い出す、そして僕たちは予知し、やがて僕たちは疑う。彼女は、全く疑いを持たなかった。

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