自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年2月24日木曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「ヘンリが風邪を移されたの。彼は家にいるわ。」

 「もし貴女さえここに来れるなら・・・」

 「私は電話に出るために、家に居なきゃいけない。」

 「彼が風邪を移されたからってだけで?」

 昨夜、僕はヘンリに親しみと同情を感じた。それにもかかわらず、もう彼は敵になって、馬鹿にされ、憤慨され、密かに動きを止められた。

 「彼は完全に彼の声を失くしたの。」

 僕は彼の病気の不条理に、意地の悪い喜びを感じた。 

寡婦年金についてしわがれた声で無駄に囁く、声の出ない文官。僕は言った。「貴女に会うには何か方法はない?」

 「でも、勿論。」

 「通話中一瞬の沈黙があり、僕たちは切られたんだと僕は思った。僕は言った。「ヘロウ。ヘロウ。」しかし彼女はそれが全てだと思って、注意深く、落ち着いて、素早く、適当な答えを直ぐ僕に伝えられたら、と考えていた。「私は一時にヘンリにベッドゥでトゥレイを与えるつもりよ。私たちは私たちで、居間でサンドゥウィッチを食べたらいいわ。私は貴方がフィルムについて話したいようだと彼に伝えるわ―それとも貴方のあの小説を。」彼女は直ぐ電話を切り、信頼の感覚が断たれて僕は思い付いた、何回前から、丁度こんな風に、彼女は計画するようになったのか?彼女の家に行き、呼び鈴を鳴らした時、僕は、敵兵―或いはパーキスや彼の若い者が、数年後、彼女の行動を見張ろうとしているように、彼女の言葉を待ち構えている探偵のように、思えた。その時ドアが開き信頼は回復した。

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