自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

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2022年2月5日土曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 ルールズでのサラーとの昼食後一週間、僕はどんな仕事も全く手につかなかった。そこでそれは再び動く―僕は、僕は、僕は、まるでこれが僕の物語であるかのように、サラーや、ヘンリ、そして勿論、僕が未だ彼を知ることも、ましてや彼を信じることさえなく遠ざけている、第三者ではなく。

 僕は朝の内に仕事をしょうとして、しくじって来た。僕は、昼食と一緒に酒を飲み過ぎて、午後は無為にした。暗くなってから、僕は明りを消して窓辺に立ち、完全に暗い共有地の向こうに、明りの点いた北側の窓が見えた。それはそれは寒くて、もし僕が近くで体を丸めて、その時それが焦げようと、僕のガスの炎だけは僕を暖めた。僅かな雪の薄片が、南側のラムプの向こうで舞い、厚く湿った指で窓ガラスに触れた。僕はベルが鳴っているのに聞こえなかった。僕の女主人は、ドアをノックして言った。「貴方に会うためにパーキスさんて方が、」

文法に適った冠詞によって、このように僕の訪問者の社会的地位を仄めかしながら。僕はその名前を聞いたことがなかったが、彼を中に案内するよう彼女に話した。

 僕はその穏やかで申し訳なさそうな目、その天候次第で湿気る長い時代遅れの口髭を前に何処かで見たことがあった。 

僕の読書のラムプを僕が点けただけで、近‐視のように目を凝らしながら、彼はその方へ近寄った。

彼は言った。「ペンドゥリクスさん、サー?」

 「はい。」

 彼は言った。「名前は、パーキスです。」それが僕に何か意味でもあるかのように。彼は付け足した。「サヴィッジ氏の部下です、サー。」

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