自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年2月25日金曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

  誰かが誰かを求めたあの日々、そこにはどんな疑問もなかった―僕たちは欲望の只中に共にいた。ヘンリは彼の緑のウールのガウンを着て、二つの枕に寄りかかってきちんと座り、彼のトゥレイを抱えていた。そして部屋で下に、支えのためのシングル・クションを置いた硬材の床の上、それにドアは半開き、僕たちは愛を育んだ。その瞬間が来た時、ヘンリが頭上でそれを聞くのを懸念して、その未知の哀れで怒ったような自暴自棄の叫び声を削ぐために、彼女の口の上に、そっと僕の手を置かなければならなかった。

 思い巡らすと、僕はまさに彼女の頭脳を啄(ついば)むつもりだった。僕は彼女の側で床の上に蹲り、僕がこれを二度と見てはいけないかのように見守り、そうして見守った―一貯まりの酒に似た茶色い曖昧な色をした髪、彼女の額の汗、激しい呼吸、彼女はレイスを走って来たかのようで、今、若い陸上競技選手のように、勝利の過度の疲労で横になっていた。

 するとその時、階段が軋んだ。瞬間、僕たちは僕たちのどちらも動かなかった。サンドゥウイチはテイブルの上に食べずに積み重ねられ、グラスは満たされていなかった。彼女は小声で言った。「彼は階下に行ったわ。」彼女は椅子に座り、彼女の膝に皿を、彼女の側にグラスを置いた。

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