自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

自分の写真
暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

https://naritaetuko.org

https://naritaetuko.org 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと

ブログ 成田悦子翻訳小説.org Youth Joseph Conrad

ブログ アーカイブ

2011年6月19日日曜日

貴方と私の隔たり

西島三重子 夕闇のふたり

「仕合わせにする」と貴方は言った
仕合わせになるとは
誰かに付き添われることだと貴方は教えたかった
私は
「大丈夫、一人で」
貴方を見て言った

貴方はそれでも何度も「仕合わせにしたい」と言う
貴方は決めていた
私がまるで不仕合わせな女であるかのように

貴方の与える心算の仕合わせに含まれるのは
私の存在の確実性と
私との隔たりが距離的に心理的に問題ないという確信

激しい肉や情は洗濯物のように畳んで仕舞わなければならなかった私の容(かたち)
隔たりは縮むことのない貴方や私といった存在の不動の認知
私自身の存在でさえ確実とは言えなかった
ウィスキーを一本ストレートで開けると何時までも眠り続けることが出来た
ビルの屋上に立てば落ちる硝子に
海に向かって歩き続けると沈む舟に
贅沢な選択なら幾つも転がっていた
街角に生命そのものの仕組みに

仕合わせが貴方から私に誕生日の日にプレゼント出来るものであったなら
私が仕合わせという贈り物を仕合わせだと感じることが出来る女であったなら
仕合わせは貴方と私の間に定めのように有ったでしょう

22:19 2011/05/16月曜日