自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年9月16日金曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 今、もし成長した男がそういう事をする事が出来れば、ベンドゥリクスさん、貴方には私の幼気な子供が想像している事が理解出来ます。今朝、私が目覚めますと、彼の体温が99度で、彼は少しの痛みもなく、医者が来ると。そこには残された僅かな虚弱さもなかったものですから、私たちは、暫く待つ方がいいと彼は言いましたが、子供は一日中全く正常でした。只、来て痛みを拭い去ってしまったのは、それは、マイルズ婦人でした―胃の右側を、彼に触れながら、もし貴方が無作法を許して下されば―そして彼女は、彼の為に本に書き込んだ、と医者に打ち明けました。しかし医者は、彼は、この上なく安静を保たれなければいけない、本は彼を興奮させると言いますから、こんな状況の下では、私は家の中に本がない方が寧ろいいのです・・・」

 僕がその手紙を上に向けると、そこに追伸があった。「本の中のあちこちに何か書いてありますが、マイルズ婦人が少女だった頃で、それは何年も前だったという事は、誰でも見ると分かります、只、私はその事を、痛みが戻って来るかも知れないと不安に思うが故に、私の幼気な子供に説明出来ません。敬意を込めて、A.P。」私は見返しの方を向けて、そこに 他の本の中で以前見たのとちょうど同じ消せない鉛筆の形にならなかった走り書きがあり、その中に、子供だったサラー・バトゥラムが、彼女の座右の銘を書いていた。

 「私が病気になった時、私の母は、私にラングによるこの本を私に与え      ました。

 もし誰か丈夫な人がそんなものを盗めば、彼は、凄絶な轟音を喰らうで         しょう。

 けれども、もし貴方が病気で床に伏せているのなら、その代わりに

 貴方は、それを読む為に、手に取ることが出来ます。」

 僕は、食堂の中に僕と一緒にそれを戻した。「それは何だったの?」ヘンリが尋ねた。

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