自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年9月27日火曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

彼らは、それによって無条件で、陰謀の外側に留まる。しかし僕たちは、四方を押されてしまう。僕たちは、不在の執拗さを持つ。僕たちは、脱出出来ずに陰謀に縛られ、物憂げに神は僕たちに強いる、こちらでもあちらでも、彼の意図に従って、詩情もなく、自由意志もない人物、彼の重要性だけが、その何処かに、何らかの折にあり、僕たちが、多分彼らの自由意思にとって好機を手にした死者を提供しながら、その中で、生きている人物が動き、話すシーンを入れ込むのに役立つ。

 僕は、ドアが閉まり、ホールの中のヘンリの足音が聞こえた時、嬉しかった。止める事、それが謝罪だった。その人物は、今尚、朝まで無気力のままでもいい。その時は、ついにポンテフラクトゥ・アームズへ向かう時間だった。僕は、彼が上に呼び掛けるのを待った。(既に一か月の内に、何年も一緒に暮らして来た二人の独身者と同じように、僕たちの成り行き任せだった。)しかし彼は声を掛けず、僕は、彼が彼の書斎の中に入るのを耳にした。少しして、僕は、彼の後を

追った。僕は僕の酒を飲み損うところだった。

 僕が、最初、彼と一緒に戻って来た時、僕は、その時の事が思われた。彼は、そこに、緑色の円盤投擲の側に座っていた。

しかし、今、彼を見守りながら、僕は、羨望も喜びもどちらも感じなかった。

 「飲むか、ヘンリ?」

 「そう、そう。もちろん。僕は、只、僕の靴をかえようとしただけだ。」

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