自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2014年2月13日木曜日

THE LOVEBIRDS /The little bookroom1~7

At the end of the street stood the School.
On the right-hand street corner sat Old
Dinah the gypsy,who kept a pair of lovebirds in a cage.
And on the left-hand street corner sat Susan Brown,who sold bootlaces.
Susan thought she was about nine years old,but she never quite knew.
As Old Dinah’s age,it was too great to be remembered,and she had forgotten it long ago.

 通りの行き止まりに、その学校がありました。
右手の街路の隅に、如何(いか)にもジプシーと云わんばかりのディナーおばあさんが陣取り、
籠に、一番(ひとつが)いのラヴバードゥ(ボタンインコ)を、飼っていました。
又、左手の街路の片隅には、スーザン・ブラウンが、座って靴紐を売っています。
その子は、九(ここの)つくらいのつもりでしたが、自分では全く見当もつきません。
ディナーおばあさんの年齢に至っては、余りにも年を取り過ぎていましたから、気にもされません。
実際、彼女は、そんな事など疾(と)うに忘れていました。

 At half past twelve every morning,when school was over,the little boys and girls
run out through the gates on the way home,and Susan Brown would remember it was dinner time;
and she would begin to eat her bit of bread and dripping,and admire the little girls’hair-ribbons,
and the little boy’boots without holes in them.
Very often their bootlaces were broken and knotted together,for you know what bootlaces are,but
Susan Brown never really expected the little boys to come and give her their penny for a new pair.
Their mothers bought their bootlaces for them in a shop,and they wanted the penny for something else,
for a top ,or an ounce of bulls’-eyes,or a baloon.

 毎朝、12時半に学校が終わると、男の子も、女の子も、校門を抜け、我が家に向かって脇目も振らずに走ります。すると、スーザン・ブラウンは、
お昼ご飯の時間だわ、と思ったものです。
そこで、彼女は、一切れのパンと肉汁を口にし始め、女の子のリボンや、男の子の穴の開いていないブーツを、何とか褒めようとします。
彼等のブーツ紐は、よく千切れ、一つになってこぶしが出来ていました。何故かと云うと、ブーツの紐が幾らくらいか貴方には分かると思いますが、
スーザン・ブラウンは、新前の一足の靴を買いにやって来て、お金を彼女に支払う事を、その男の子達に、全く期待した事はありません。
彼等の母親は、店でその子達の為に、ブーツの紐を買いました。
すると彼らは、何か他の物、独楽(コマ)やら、僅(わず)かばかりの金的やら、風船やらが欲しくてお金が入り用でした。

And little girls with their pennies got beads,or peardrops,or a bunch of violets.
But almost every day at least one or two of the little girls and boys would stop in front of Old Dinah’s
lovebirds,and hold out their pennies and say,“I want a fortune,please.’
又、お金を手にした女の子達は、ビーズやら梨のドロップやら菫(すみれ)の花束を買いました。
それでも、殆ど毎日、女の子や男の子の内、少なくとも一人や二人は、ディナーおばあさんのラヴバードゥ(ぼたんいんこ)の前で足を留めたもので、
自分のお金を差し出し、「あのう、占ってほしいんです。」と言います。

14:19 2014/02/13木曜日