自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2023年11月15日水曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 「ヨーク!」彼は一回の踊り場から僕をじっと見上げた。

 「僕達は典型的植民地時代の人間だ、パイル、ところが僕達は少しだけ現実を学んだ、僕達は勝負をしないよう学んだ。この三番目の力ーそれは一冊の本から登場する、それが全て。テ将軍は数千人の男達を引き連れたただの山賊だ:彼は国民的民主主義者ではない。」

 それはまるで彼が見返しを落としたままそこに今誰がいるかを見るために郵便-受けから僕を睨んでいるかのようで、歓迎しない侵入者を締め出してしまった。彼の眼差しは風景の外にあった。「僕は貴方が何を言いたいのか分かりません、タマス。」

「ああした自転車爆弾。それらは好都合な冗談だ。喩え一人の男が足を失ったとしても。しかし、パイル、君はテのような男を信用してはだめだ。彼らはカミュニズムから東洋を救おうとしてはいない。僕達は彼等の類を知っている。」

 「僕達?」

 「典型的植民地主義者。」

 「僕は、貴方はどちらの立場も取っていないと思いました。」

 「僕はそうじゃない、パイル、しかしもし君の衣装箱の中の物を散らかし始めたらそれをジョウに委ねなさい。フオンを連れて母国へ帰れ。第三の力を忘れるな。」

 「もちろん僕は何時も貴方の忠告を尊重します、タマス。」彼は礼儀正しく言った。

 「じゃあ、僕は君に会うつもりだ。」

 「僕もそう思っています。」

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