Ⅵ
そうこうして僕は、共有地の北側に転居した。僕は一週間の家賃を無駄にした。ヘンリが直ぐに来て欲しいというものだから。僕は五パウンズ僕の本や衣服を運ぶヴァンの為に支払った。僕は、客間を持ち、ヘンリは、書斎としてがらくた―部屋を片付け、階上には、床の上、そこにバスがある。ヘンリは、彼の衣裳‐部屋に移り、彼らが冷たいトゥイン・ベドゥを共有した部屋は、訪れない客の為に残された。二、三日後、ヘンリは空っぽになる事のない家によって、何をどうするつもりなのか、僕は見ることにした。僕は、大英博物館でそれが閉まるまで仕事をし、その後、僕は戻って、ヘンリを待ち、普段は出掛けて、ポンテフラクトゥ・アームズで少し飲んだ。一度、ヘンリがボーンマウスの会議で、数日間不在だった時、僕は女の子を拾い、彼女を連れ帰った。それは、微塵もいい事はなかった。僕は、直ぐにそういう気がした、僕は、性的不能者で、彼女の気持ちを救う為に、他の誰かとこういう事をしない、と僕は、僕が愛した或る女に誓ったんだ、と彼女に打ち明けた。彼女は、非常に気持ちよく、それを理解した。売春婦は、感傷への大いなる畏敬の念を抱く。僕の心の中、そこにどんな復讐心もなかったこの時、僕があんなにも繰り返し楽しんだ何かを諦める事への悲しみを、僕は感じただけだった。
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