自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年6月26日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「私も。」僕がそれに不慣れな者であれば、僕はそれを聞き取りようもない程、彼女は酷く低く話したが、それは、パディントン・ホテルでの最初の愛の‐確認から、僕たちの結び付きの全てを貫いて響き渡ったサイン入りの調べのようだった。「私も」孤立、悲しみ、落胆、喜びと絶望、全てを分かち合おうとする要求故の。

 「お金は、乏しくなるだろう。」と僕は言った。「しかし、そんなに乏しいという程でもない。『a Life of Gneral Gordon』をやることを依頼され、その前金は、三か月間、不自由なく、僕たちの暮らしを維持するのに十分だ。その時までに、小説に手を付け、それに関する前金が入る。本は両方共、今年出るだろうから、それで、次の現金まで、僕たちはやって行ける。僕は、貴女と一緒にそこで仕事が出来る。貴女なら分かるでしょ、こうなればどんな時も、僕は乗り越えてみせるよ。僕は、延々と大衆的成功のままだろうし、貴女は、それを嫌がり、僕はそれを避けようとするだろうが、どうせ物を買い、浪費し、それも又、僕たちが一緒であれば、楽しからずやだろう。

 ふと、僕は彼女が眠っていると気付いた。彼女の高揚によって疲れ、彼女は、タクシで、バスで、公園の‐座席で、あれ程数ある機会のように、僕の肩で熟睡した。僕はじっと座り、彼女の為すがままにした。暗い教会のそこには、彼女を妨げるものは何もなかった。聖母マリアの周りに、蠟燭が揺れ、そこには他の誰もいなかった。彼女の重みがかかる僕の上腕の痛みが、ゆっくりと増してゆくことは、僕が今までに知った最高の喜びだった。

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