自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年6月12日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「はい、リチャドゥ、勿論、」私は言い、「そうでなければここにはいません。」

 「貴女は僕と結婚しますか?」彼は尋ね、私がもう一杯お茶を飲みたいかどうか、聞いているかのように、彼のプライドゥは、彼にそう尋ねさせた。

 「ヘンリは、反対するかも知れない。」私は言った、それを一笑に付そうとして。

 「何ごとも、貴女にヘンリの下を去らせはしないでしょ?」そして私は腹立たしく思った。喩え、私がモーリスの為に彼の下を去らなかったにしても、何故貴方の為に彼の下を去るよう期待されなければならないの?

 「私は結婚しています。」

 「そんなことは、僕にも貴女にも大した意味のあることではない。」

 「オウそうなの、それもそうね。」私は言った。私は何れ彼に話そうと思っていた。「私は、神を信じるわ、」私は言い、「そして安息そのものを。貴方は私に教えて来た。貴方とモーリスが。」

 「僕には分からない。」

 「貴女は何時も、牧師が貴女に信じないように教える、と言った。ところで、それじゃあ、どっちみち上手く行かない。」

 彼は彼の美しい手を見た―彼はその左側を自分の物とした。彼は、随分ゆっくりと「僕は、何を貴方が信じても気にしません。貴女は、僕が気にするその馬鹿げた手品の鞄を、丸ごと信じても構わないんだよ。僕は貴女を愛している、サラー。」

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