自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年6月15日水曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

私が貴方を愛する前と同じくらい有り余る程、モーリスを愛しましたか?それとも、私が何時も愛したのは、それは、実は貴方でしたか?私が彼に触れた時、私は貴方に触れましたか?私が先に彼に触れなかったら、私は貴方に触れることが出来ましたか?私は、ヘンリにも、誰にも触れもしなかったので、彼に触れました。そして彼は私を愛し、彼は、他のどんな女にもしなかったように、

私に触れました。彼が愛した、それは、私だったのか、それとも貴方?貴方が、好き嫌いをする物事を、私の中で、彼が嫌がりました。彼はそうとは知らず、何時も貴方の側にいました。貴方は、私たちの別離を望みましたが、彼も又それを望みました。彼は、彼の怒りと彼の嫉妬を抱えたまま、それに向かって動きました。彼は、私に有り余る程の愛情を注ぎ、ですから、私も、彼に有り余る程の愛情で答え、間もなく、貴方なしで、私たちが終わろうとする時、そこには何一つ残されていなかったのです。私たち二人の為に。私は一時(いっとき)有りもしない愛情を費やしながら、ここからあちらへ、この男からあれへとそれを遣り繰りしながら、命ある時を握り潰しました。それなのに、その最初の時でさえ、パディントン近くのホテルで、私たちは、私たちが持つ全てを、使い果たしました。お金持ちに貴方が諭すように、私たちに浪費することを勧めながら、貴方はそこにおられた。ですから、それは、或る日、この貴方の愛以外、私たちは、何一つ残っていなくても構わなかった。けれど、貴方は、私に大変よくして下さる。私が、痛みをと請う時、貴方は安らぎを授け、彼にもそれを上げて下さい。彼に私の安らぎを上げて下さい―彼は、それをもっと必要としています。

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