自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年1月9日日曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 彼女は何時も、僕を「貴方」と呼んでいた。「そちらは貴方?」と電話で、「貴方に出来る?」「貴方はそのつもり?」「貴方はするの?」僕が想像しさえすれば、馬鹿みたいに、一時(いっとき)に、ほんの僅かの間、世界に唯一の人「貴方」がいて、それは僕だった。

 「君に会えて嬉しい。」僕は言ったーこれは皮肉からなる一場面だった。「歩いて出かけたの?」

 「はい。」

 「酷い夜だね。」僕は咎めるように言った。

するとヘンリが、明らかに心配して付け足した。「お前はずぶ濡れだ、サラー。お前は、その内、冷えてお前の疫病神を掴むよ。」その通俗的知識による決まり文句は、時々、凶運の通告書のように、会話を通して降りかかる。しかし、喩え僕たちが、彼は真実を口にすると分かっていても、僕は、僕たちのどちらかが、彼女のために多少なりとも心からの不安を感じたところで、僕たちの神経、疑念、憎悪に穴を開けるかどうか疑わしい。

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