自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年1月4日火曜日

The End of the Affair/Graham Greene  成田悦子訳

  僕は言った。「それは人が笑っていいようなことではない。喩え思うことは、取り留がなくても・・・」

 彼は待ち望んでいたかのように、僕に尋ねた。  「そりゃあ、取り留めはない。貴方は僕が馬鹿だと思いもするでしょ・・・?」

 ちょっと前なら、僕は進んで笑いもしただろう。そう今でさえ、僕が只々嘘を吐くしかない時、以前の様々な妬みが甦った。夫と妻は、人が妻を憎めば、人は夫も憎まずにはいられない、それ程までに切っても切れない骨肉なのか?彼の質問は、彼が騙すには、どんなに気楽だったかを、僕に気付かせた。余りにも安易だから、窃盗罪を共謀するホテルのベッドゥルームに、ばらの覚書を置き忘れる男を好む、彼の妻の不貞に、彼は僕を、凡そ密通者のように思い、僕は嘗て、僕の恋人に良くして来たその資格故に、彼を憎んだ。

 彼のジャキットゥの袖が、ガスの前で蒸気を上げているのに、彼は繰り返した。尚も僕から目を反らしながら、「勿論、貴方が僕を愚か者だと思たって、僕は気にせずに話す。」

 その時、悪魔が話した。「ああいや、僕は貴方が愚か者だとは思わない、ヘンリ。」

 「貴方は、そんなことは・・・出来る、と本当に思っているということ?」

 「勿論、そりゃあ出来ます、サラーは人間だ。」

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