自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2022年1月6日木曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

おかしい、僕は思った、お前はヘンリを凡そ想像力に富んだ男、と決めて掛かってたんじゃないのと。僕の優越はぐらつかされ、焦らそうとするお馴染みの欲求が、僕の中で目を覚ましたのを感じた。僕は言った。「何故僕を行かせないの、ヘンリ?」

 「貴方を?」僕は、もし僕があまり遠くへ行ったら、喩えヘンリだって、疑い始めるかも知れない、と一瞬疑わしく思った。

 「そう。」僕は危険を冒して言った。もしヘンリが過去を少しでも学んだら、今、それが、何故重要なのか?それは彼にとって、よりいいだろうし、おそらく、彼の妻をもっと上手にカントゥロウルするよう彼に教える。「僕には嫉妬深い愛人を装うことなど、何でもない。」僕は続けた。「嫉妬深い愛人たちは、嫉妬深い夫たちより、敬意に値し、嘲笑に値しない。彼らは文学の重しということで、支持されている。愛人を裏切れば、悲劇になり、喜劇になることはない。トゥロイラスを考えてみるといい。僕がサヴィッジ氏と面談した時、僕は、僕の自尊心は失くさないだろう。へンリの袖が渇き切ったのに、彼は未だ火の方へ、それを向けたままだったので、今や、布が焦げ始めていた。彼は言った。「貴方は本当に、僕のためにそんなことをしてくれるの、ベンドゥリクス?」すると彼の目に涙が滲んだ。彼はこの友情の絶大な印に、期待することも、値することも全くなかったかのように。

  「勿論、ぼくはするよ。貴方の袖が焦げている、ヘンリ。」

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