自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2015年6月24日水曜日

The Wedding of Mrs Fox Second Story/Grimm Brothers7

When old Mr Fox was dead, the wolf came as a suitor, and knocked at the door, and the cat who was servant to Mrs Fox, opened it for him. The wolf greeted her, and said:
老フォックス氏が死ぬと、その狼は、求婚者としてやって来て、ドアをノックしました。そして、フォックス夫人の召使いだった猫は、
彼の為にそれを開けました。その狼は、彼女に挨拶して、言いました。

’Good day, Mrs Cat of Kehrewit,
How comes it that alone you sit?
What are you making good?’
「今日わ、ケ―レヴィットゥのキャットゥ夫人。
どうして、貴方は、一人で座っているのですか?
何か美味しいものを作っているのですか?」

The cat replied:
猫は、応じました。
’In milk I’m breaking bread so sweet,
Will you be my guest, and eat?’

「ミルクの中に、私はパンを干切って入れているんです。とても美味しいの。
私のお客様になって、食べますか?」

’No, thank you, Mrs Cat,’ answered the wolf. ’Is Mrs Fox not at home?’
「いいえ、ありがとう、キャットゥ夫人。」狼は、答えました。「フォックス夫人は、家にいらっしゃいませんか?」

The cat said:
猫は、言いました。

’She sits upstairs in her room,
Bewailing her sorrowful doom,
Bewailing her trouble so sore,
For old Mr Fox is no more.’
「彼女は、二階の彼女の部屋にじっと座っています。
憂いを帯びた運命を、嘆き悲しんで
実に辛い彼女の苦雜を、嘆き悲しんで
老フォックス氏はもういないのですから。」

The wolf answered:
狼は答えました。

’If she’s in want of a husband now,
Then will it please her to step below?’
The cat runs quickly up the stair,
And lets her tail fly here and there,
Until she comes to the parlour door.
With her five gold rings at the door she knocks:
’Are you within, good Mistress Fox?
If you’re in want of a husband now,
Then will it please you to step below?
「今、もし彼女が夫を必要としているのなら、
その時は、階下に降りるよう、彼女にそれを伝えて下さいますか?」
猫は、急いで階段を駆け上り、居間のドアに達するまで、
あちこち彼女の尻尾を翻らせます。
五つの金の指輪でドアを、彼女はノックします。
「中にいらっしゃいます?御立派なフォックス奥様。」
「今、もし貴方が夫を必要としているのなら、
そこで甲し上げますが、階下に降りて戴けますか?」

Mrs Fox asked: ’Has the gentleman red stockings on, and has he a pointed mouth?’ ’No,’ answered the cat. ’Then he won’t do for me.’
フォックス夫人は、尋ねました。「その紳士は、赤い脚をしていますか、それに、彼は、尖った口をしていますか?」「いえ。」猫は答えました。「それなら、彼は、私の役に立つ事はありません。

When the wolf was gone, came a dog, a stag, a hare, a bear, a lion, and all the beasts of the forest, one after the other. But one of the good qualities which old Mr Fox had possessed, was always lacking, and the cat had continually to send the suitors away. At length came a young fox. Then Mrs Fox said: ’Has the gentleman red stockings on, and has a little pointed mouth?’ ’Yes,’ said the cat, ’he has.’ ’Then let him come upstairs,’ said Mrs Fox, and ordered the servant to prepare the wedding feast.
狼がいなくなると、犬や雄鹿や野兎や熊やライオンや森の動物が皆、次から次へとやって来ました。しかし、老フォックス氏が持っていた立派な取柄の一つが、何時も欠けていました。従って、猫は、しょっ中客を送り返しました。終に青年狐が、やって来ました。フォックス夫人は、言いました。「その紳士は、赤い脚をしていますか、それに、彼は、小さな尖った口をしていますか?」「はい。」猫は言いました。「そうです。」「それなら、彼を二階に通して。」フォックス夫人は、言いました。そして、結婚式の御馳走を準備するよう、召使いに命じました。

2015/06/24 19:09水曜日