自己紹介 成田悦子毎日少しずつ主に英文学の過去の小説を紹介しています。私の遣り方は原文をそのまま生かし、イギリス人、イギリスという国そのものの文字を通した姿を過去に遡って見せ、貴方同様私が学ぶ

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暑いし, リチウム電池入りロボ県内, Japan
GooNTTレゾナントは私のブログを4つ非表示にし、「詩を全部削除しろ」と詩人である私に言っています。

Gooは猥褻サイトの記事は問題がないと言います。私の住所・氏名・電話番号まで書き込んで「きちがい、前科三犯」と書くサイトの規約違反を指摘しても、「貴方は一体どうしたいのですか?」と言います。削除して欲しいに決まっています。そんなことも分からないのに、「鳥居正宏」という偽名の社民党員の要請で四つのブログを非表示にしています。私は「鳥居正宏」の中傷記事を書いたことは一度も無く、中傷されたコメントを載せたことが一度あっただけです。しかしそのコメントは、社民党と自公政権が不正に侵入して直ぐに削除して非表示の要請があった時にはありませんでした。あれから20数年Gooも消えます。私が消えていないことはいい兆し。正義は私の下にある。当面翻訳中心の生活です。

成田悦子翻訳小説.orgで翻訳中 「Youth 」Joseph Conrad

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2014年3月30日日曜日

THE LADY’S ROOM7

 Lady once lived in a room,that was as white as snow.
Everything in it was white; it had white wall and ceiling,white silk curtains,a soft white sheepskin carpet,and a little ivory bed with a white linen coverlet.
The lady thoughts it is the most beautiful room in the world,and lived in it as happy as the day was long.
 
  昔、或る公爵夫人が、雪のように白い部屋で暮らしていました。
そこに有る物は、何に限らず純白でした。白い壁に天井、白い絹のカーテン、くすんだ白色のカーペット、白いリネンの上掛けで覆われた、慎(つつ)ましい象牙色のベッドが有りました。
 公爵夫人は、この世で一番美しい部屋だわとつくづく思いました。そうしてそこで、この一日が永遠に続くかのように心安らかに暮らしました。
  
  But one morning she looked out of the window and heard the birds singing in the garden,and all at once she sighed a big sigh.   
 ‘Oh,dear!’sighed the lady.  
 ‘What’s the matter with you,Lady ?’said a tyny voice at the window,and there,sitting on the sill,was a fairy no bigger than your finger,and on her feet she wore two little shoes as green as grass in April.
 ‘Oh,Fairy!’cried the lady.

 ところが或る朝、彼女が、窓の外を見ていると、庭で小鳥が囀(さえず)っているのが聞こえて来ました。と急に、彼女は、大きな溜息をつきました。
 「いや、もう。」公爵夫人は、溜息雑(ま)じりに呟(つぶや)きました。
 「公爵夫人、どうなさいました?」と、窓からとても小さな声がしました。するとそこには、敷居に腰掛けた、貴方の指に比べ、決して大きくはない、足に四月の若草にも似た緑色の小さな対(つい)の靴を履(は)いた妖精がいました。

 
 ‘Oh,Fairy!’cried the lady.
 「まあ、妖精!」公爵夫人は、声を上げました。
 
 


15:12 2014/03/30日曜日