https://naritaetuko.jp成田悦子の翻訳テキストとちょっとしたこと
夕日が私の通(かよ)った道に沈んだ
夥(おびただ)しい言葉の息遣い
その背骨が遠ざかるのを見ていた
追い込まれ転がり込む赤裸々な嘲笑
鼠色の貨物列車が身体を通る
鉛筆が閉じた唇の内側で燃え尽き
それじゃあと
傷んだ紙の姿
直角に曲げる事のできない肘関節
土踏まずの蒼い痣
廊下を100周した
並んだ番号が景色だった
何処にも陽は昇らなかったし
夕日が私の通(かよ)った道に沈んだ
悔いはどっちつかずで
呑むみ込むばかりのヒトであったワタシ
嗄(しゃが)れ声の面倒が
ありったけの同意を求めたがり群れを成す
掴んで離さない確信的致死傷界隈の図柄