2008年8月21日木曜日
夕日が私の通(かよ)った道に沈んだ
2008年8月2日土曜日
感情の剰余
世渡りには時の配分と微調整
ねじはせっかちに巻く
ベッドをぐるりと囲む放りっ放しの目覚まし時計
手に負えないものを引きずり込んでは添い寝する
朝の光は散乱を映し
語り下手な私は
爪先立ちでくるくる回って見せる
船底に這いつくばって床を磨く
否定が組み込まれた背骨は切なく捩れて
饒舌な唇を放心して見つめたのは昨日の昼過ぎ
窓際に並んでゆく牛乳パックに
角ばった瞬間の詰まった怒りや涙の枯骨が
どんな風に訪れ葬られて行くのか
深い所にいて
私は眠っていたのか
絶望や希望が海を想わせたのは
まだ春で
乳白色の悔いがやたらこびり付いた
洗面器の中
一人だけの気配を慈しむほか
季節を遣り過ごす手立てもない
縮尺された地球儀の点ほどの居場所も得られない
この当て所ない漂泊
機械のような男の抱擁も
友のひたすらな手も
小窓から差し込む光が暴く幾つもの汚点を見つめた後では
ただ疲労が纏わりつくだけ
見つめれば空気が破れ手のつけようもなく溢れ出す
鬱積した感情の剰余
ねじはせっかちに巻く
ベッドをぐるりと囲む放りっ放しの目覚まし時計
手に負えないものを引きずり込んでは添い寝する
朝の光は散乱を映し
語り下手な私は
爪先立ちでくるくる回って見せる
船底に這いつくばって床を磨く
否定が組み込まれた背骨は切なく捩れて
饒舌な唇を放心して見つめたのは昨日の昼過ぎ
窓際に並んでゆく牛乳パックに
角ばった瞬間の詰まった怒りや涙の枯骨が
どんな風に訪れ葬られて行くのか
深い所にいて
私は眠っていたのか
絶望や希望が海を想わせたのは
まだ春で
乳白色の悔いがやたらこびり付いた
洗面器の中
一人だけの気配を慈しむほか
季節を遣り過ごす手立てもない
縮尺された地球儀の点ほどの居場所も得られない
この当て所ない漂泊
機械のような男の抱擁も
友のひたすらな手も
小窓から差し込む光が暴く幾つもの汚点を見つめた後では
ただ疲労が纏わりつくだけ
見つめれば空気が破れ手のつけようもなく溢れ出す
鬱積した感情の剰余
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