「貴方まで、信仰を変えるんじゃないでしょ、ヘンリ?」
「もちろん変えない。彼らには、僕たちが持つ程度の、彼らの見解に対する真剣さはある。」
そうこうして彼は夕食に遣って来た。醜い、目の落ちくぼんだ、トルケマダのような鼻の、彼は、僕からサラーを守ったその男だった。一週間で忘れられて当然の、ばかげた誓いに閉じ込め、彼は、彼女を支えて来た。彼女が雨の中歩いて、避難所を探したのも、その代わりに「彼女の死を受け止める事になった」のも、そりゃあ、彼の教会に向かっていたからだ。ありのままの礼儀正しさでさえ示すのは、僕にとってそれは難しく、ヘンリは、夕食の重荷を肩に背負うことにした。神父クロムプトンは、何時もは、外で食事をしなかった。彼の意向を保つ為にそれを懸命に探す事、これは義務だという印象を、人は持った。彼は、非常に限られた些細な話をし、彼の答えは、木のように道を横切って倒れ掛かった。
「貴方は、ここら辺に多くの貧困者を抱えている、と僕は思いますが?」
ヘンリは言った、かなり疲れて、一面のチーズに。彼は随分いろんな事に挑戦した―本や映画の影響、最近のフランス訪問、第三次戦争の可能性。
「それは、問題ではありません。」神父クロムプトンは返事をした。
ヘンリは一生懸命務めた。「不道徳?」彼は、僕たちがこんな言葉では、避けて通れないいささか捨て鉢な調子で尋ねた。
「それは、嘗て問題であった例がありません。」神父クロムプトンが言った。
「僕は思いました、多分―共有地―誰でも気付きます、夜・・・」
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