2022年1月10日月曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 Ⅱ

何日経ったのか、僕には言いようもない。以前の不安が甦り、あの陰鬱な精神状態で、自分では、その日々を目が見えない人が明るさの変化に気付けない以上に、もう語れない。僕の行動の針路を僕が決めたのは、七日目か二十一日目だったか?僕には今も、三年経った後、共有地の縁(へり)伝いに、池の辺(ほとり)か、十八‐世紀の教会のポウチカウの下の離れた所から、ドアが開き、サラーがその爆破されず、よく‐磨かれた階段を降りて来るという万が一の可能性に賭けて、彼らの家を観察している不審者の曖昧な記憶がある。正しい時刻は、一切打たなかった。雨の日々が終わると、夜は霜が降りて晴れはしたが、壊れた‎フエザー‐ハウスには、男も女もどちらも現れることはなく、僕は二度と、暗くなってから、共有地を横切るヘンリを見たことはない。おそらく彼は、僕に話してしまったことを気に病んだ。彼は非常に在り来りの男だったから。僕は冷笑しつつ、付属物を書き、それに未だ、もし僕が自らを試すとすれば、僕は只、誰もがそれらの藁葺きや石の中、随分平和そうに見えて、休憩を思い起こさせる車が通る大通りから見る村々のような、在り来り向け賞賛と信任だけを探す。

 僕はあの曖昧な日々か週ごとだったか、サラーの夢を随分見たのを覚えている。時々僕は痛みの感覚で、時には満足して起きようとする。もし一人の女が、一日中誰かの思いの中にいるにしても、夜、彼女の夢をどうしても見てしまうとは限らない。

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