たそがれ:歌詞翻訳成田悦子
たそがれはひたむきに、たそがれは晴れ晴れと、たそがれはひたすら美しく
わたしには昨日はない。わたしには振り返る祭りがない。
たそがれはただ美しくさえあればいい。
2008年10月8日水曜日
海に行こう
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海に行って ないな わたしの部屋から 貴方の歌が消える わたしの部屋の中の 貴方が消える わたしの部屋の中の貴方は消えて 私の部屋の窓辺から伸ばした手が 鳥のように 羽を広げるように 幾つも 野を超え海をめざす 貴方が 四角い箱の中にいた 貴方が 心配をしてくれるだけの 貴方では...
2008年10月6日月曜日
背の悲曲
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素焼きの植木鉢にあたる可視光線の角度や強度は変わらない 開けようとしたサッシュの止まった位置 私の中の竦(すく)み 算段したわけでもない戸惑いがこの日の蔭と日向をつくる 枯れていく季節の楽観的なひだまりに遊ぶ不運 私はここにいて あなたは埒外(らちがい)にいて ラスクは硬くて 私...
2008年9月25日木曜日
悲しみは
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悲しみは 折りたたんだ洗濯物の そのたわいもない折り目にさえ 潜んでいて クレセンドとデクレセンド リフレインして 希望の光は ブラインドの隙間を ブーメランのよう 行きつ戻りつ 飛ぶ鳥でさえ遮って デクレセンドばかり リフレインして 消えてゆく 夢を描いては 雨がそぼ降...
2008年9月5日金曜日
空色の空間
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空色に変わって行く さまよってなんかいちゃ駄目だよって わたしのいい人が教えてくれた いい人はわたしの中に住んでいて わたしの細胞のひとつなんだけど たとえばこどものころ外は嵐で 空き缶が転がる音や 昼間遊んだ砂場のおままごと道具が てんでばらばらに散らばった風景 にみょうちくり...
2008年8月21日木曜日
あなたに
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刃物を突きつけるみたいに 追い詰め 訂正と修正を求められる幼い日に あなたの暗い空から いくつの星が 滲んで 零れ落ちたでしょう 晒すたびに 太陽からもらい受ける手の甲の黒点 背筋を伸ばして 街を美しく歩いても 帰るのは この庭この家この部屋この机 小さな私 窓の外 屋根で切り取...
夕日が私の通(かよ)った道に沈んだ
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夥(おびただ)しい言葉の息遣い その背骨が遠ざかるのを見ていた 追い込まれ転がり込む赤裸々な嘲笑 鼠色の貨物列車が身体を通る 鉛筆が閉じた唇の内側で燃え尽き それじゃあと 傷んだ紙の姿 直角に曲げる事のできない肘関節 土踏まずの蒼い痣 廊下を100周した 並んだ番号が景色だった ...
2008年8月2日土曜日
感情の剰余
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世渡りには時の配分と微調整 ねじはせっかちに巻く ベッドをぐるりと囲む放りっ放しの目覚まし時計 手に負えないものを引きずり込んでは添い寝する 朝の光は散乱を映し 語り下手な私は 爪先立ちでくるくる回って見せる 船底に這いつくばって床を磨く 否定が組み込まれた背骨は切なく捩れて 饒...
2008年8月1日金曜日
恋の歌は聴かない
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蛇口を開けると水が流れ しばし流れ 蛇口を閉めると水が止まる 行為があって 躊躇いと確信を反芻し 結末があって 夢は夜見る 夢は朝も見る 白昼夢も 覚めない夢はない 言い切れるほど薄情にはなれない 恋の歌は聞かない 恋の終わりの歌を聞く 始める事も...
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