2023年11月3日金曜日

The Quiet American Graham Greene 成田悦子訳

 Ⅴ

カプタン(キャプテン)・トゥラウインは、阿片窟でその夜、僕の主人になると言い張った、しかし彼は自ら吸引しようとはしない。彼はその匂いを好んだ、彼は言った、一彼は一日の終わりの落ち着きの感覚を嗜んだ。しかし彼の職業では気晴らしがもうそれ以上になる事はなかった。そこには吸引した将校達もいたが、彼らは陸軍の人々だったー彼は彼の睡眠を取らなければならなかった。僕達は学校の寮のような小部屋の騒動の中の小さな騒動の中で横になり、中国人経営者が僕のパイプを用意した。僕はフオンが僕の許を去って以来、吸っていなかった。戸口の向こうに長く美しい足を持った混血児が見掛け倒しの女性誌を読みながら彼女の煙をぐるぐる巻いて横になっていた、そして彼女の隣の小部屋には二人の中年の中国人が商売をしていた、お茶をちびちび飲みながら、彼らのパイプは脇に置いてあった。

 僕は言った、「あの通い船ー今夕ーそれが何か不都合な事でもしたの?」

 トゥラウインは言った、「誰が知ってる?その川のそれらの手の届く範囲内で、我々は目に見えるものなら何でも完全に撃つよう命令される。」

 「僕は僕の最初のパイプを吸った。僕は僕が家で吸って来たパイプの全てについって考えようともしなかった。トゥラウインは言った、「今日の事、それは僕自身と同じように、誰かにとっても最悪ではない。村の上で彼らは我々を撃ち落とした。我々の危険は彼らのものと同様に危険だった。僕が憎むのはナパーム爆弾投下だ。3000フィートゥからやすやすと。」彼は絶望的な身振りをした。

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