「ヨーク!」彼は一回の踊り場から僕をじっと見上げた。
「僕達は典型的植民地時代の人間だ、パイル、ところが僕達は少しだけ現実を学んだ、僕達は勝負をしないよう学んだ。この三番目の力ーそれは一冊の本から登場する、それが全て。テ将軍は数千人の男達を引き連れたただの山賊だ:彼は国民的民主主義者ではない。」
それはまるで彼が見返しを落としたままそこに今誰がいるかを見るために郵便-受けから僕を睨んでいるかのようで、歓迎しない侵入者を締め出してしまった。彼の眼差しは風景の外にあった。「僕は貴方が何を言いたいのか分かりません、タマス。」
「ああした自転車爆弾。それらは好都合な冗談だ。喩え一人の男が足を失ったとしても。しかし、パイル、君はテのような男を信用してはだめだ。彼らはカミュニズムから東洋を救おうとしてはいない。僕達は彼等の類を知っている。」
「僕達?」
「典型的植民地主義者。」
「僕は、貴方はどちらの立場も取っていないと思いました。」
「僕はそうじゃない、パイル、しかしもし君の衣装箱の中の物を散らかし始めたらそれをジョウに委ねなさい。フオンを連れて母国へ帰れ。第三の力を忘れるな。」
「もちろん僕は何時も貴方の忠告を尊重します、タマス。」彼は礼儀正しく言った。
「じゃあ、僕は君に会うつもりだ。」
「僕もそう思っています。」
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