おそらく彼らは少しならある、僕は買えるといい。僕が周りを見てもそれらしい物は見えなかった。狭く丸い部屋の中、そこにはステン・ガンのための弾薬のボクス、小さい木製ベドゥ、そして釘にぶら下がった二つの荷物以外何一つなかった。残飯の入った二つの鍋と木の何本かの箸は、彼らが大した食欲もなく食べていたことを示した。
「次の要塞まで僕達が乗るのに足りるだけでいいんだが?」僕は尋ねた。
壁に凭れて座っている男達の一人ーライフルを持った1人が彼の首を振った。
「もし君達ができなければ僕達はここに夜泊まるしかないだろう。」
「それは禁止されています。」
「誰に?」
「あんたは民間人だ。」
「誰も路上のそこいらに出して、僕を座らせ、僕の喉を切らせるつもりではない。」
「あんたはフランス人?」
一人の男だけが口を利いた。もう一人は彼の頭を横に向けたまま座っていた、壁の裂け目を覗きながら。彼は何も見えなかった、空という葉書の他には:彼は耳を研ぎ澄ましているようで、僕も耳を研ぎ澄まそうとした。
150