2
Ⅰ
カンティネンタルの側の四角い広場にパイルが姿を現したその朝、僕はうんざりする程の僕のアメリカ人の記者仲間に会っていた、尊大で、騒々しい、少年のようで中年の、フランス人に対する饐(す)えた臭いのする機知に富む冗談の真っ盛り、この戦争を戦っているのは、誰か、何時全てが語られるのかと。周期的に交戦が整然と終えられ、死傷者がその現場から取り除かれた後、彼らはハノイに招集される、離れた所へほぼ4時間の飛行、最高指揮官によって声を掛けられ、バーテンダがインドウ―チャイナで最も上手いと彼らが自慢するプレス・カムプに一晩泊められ、3000フィートゥ(重機関銃の射程距離の限界)の高度で最近の戦地の上を飛ばされ、それから無事に騒々しく送り返される、学校の催しのように、サイゴンのカンチネンタルホテルまで。
25