PART ONE
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夕食の後、僕は、カティナトゥ街を見渡す僕の部屋で、パイルを座って待っていた。彼は言った、「僕は、遅くても10時までには貴方と合流するつもりです、」そして真夜中が打った時、僕はそれ以上じっとしていられなくて、通りに下りた。黒いズボンの大勢の老婦人が、踊り場にしゃがんでいた。時は二月、ベドゥの中では彼女達にしても暑過ぎるよなあ。一人の輪タク運転手が、河畔の方へゆっくりとペダルを踏んで行き過ぎ、彼らが新しい米機を陸揚げした所で、ラムプが燃えているのが僕には見えた。長い通りの何処にも、そこら辺にパイルの痕跡は、まるでなかった。
成り行きからすると、僕は自らに話し掛けた、彼は何か訳があって、米公使館で手間取っているのかも知れない、それにしても確かにそういう場合、彼はレスタラントゥに電話を掛けるだろうー彼は、僅かな礼儀正しさでさえ極めて細心の注意を払った。
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