2022年6月25日土曜日

The End of the Affair/Graham Greene 成田悦子訳

 「何が貴方にあったの、モーリス?貴方は、この前の昼食の時のようじゃないわ。」

 「僕は、心を痛めた。貴女が僕を愛していると気付かなかった。」

 「どうして私がそうなんだと思うの?」彼女は尋ねたのに、彼女は、僕の手を彼女の膝の上で弄んだ。僕は次に、パ―キスさんが、どうやって彼女の日記を盗んだか、彼女に打ち明けた―僕は、もはや、僕たちの間にどんな嘘も、望まなかった。

 「それは、していいことじゃなかったわ。」彼女は言った。

 「良くないわ。」彼女は再び咳き込み、それから疲れて、彼女は彼女の肩を僕に傾けた。

 「僕の愛しい人、」僕は言い、「もう、何もかも終わりだよ。待つこと、を言っているんだよ。僕たちは一緒に遠くへ行くんだ。」

 「いいえ、」彼女は言った。僕は、僕の腕を彼女に回し、彼女の胸に触れた。「これが、僕たちがもう一度始める場所だよ、」僕は言った。僕は酷い恋人だった、サラー。そうしたのは、それは不安だった。僕は貴女を信用していなかった。僕には、貴方が十分わかっていなかった。しかし今は、僕は安心している。」

 彼女は何も言わなかったが、彼女は尚も、僕に凭れていた。それは、承諾に似ていた。僕は言った。「どんなにそれがある方がいいか、僕は貴女に言いたい。家に戻って、二、三日ベドゥに横になるといい―そんな風邪をひいていたのでは、貴女は旅行もしたくない。僕は毎日電話をして、貴女がどんな具合か見よう。貴女が十分よくなれば、僕は真っ先に駆け付け、貴女が荷造りをするのを手伝おう。僕たちは、ここに居てはいけない。僕にはドーセトゥにいとこがいて、彼は僕たちが使える空いたカティジを持っている。僕たちは、そこに二、三週滞在し、休息しよう。僕は、僕の本を聞き終えられるだろう。僕たちは、その後弁護士に面会出来る。僕たちは休息を必要としている、僕たち二人共。僕は疲れ、貴方なしでいることの断罪に僕は病んでいる、サラー。」

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